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女神と俺

「って事でここはどこ?」


蓮鬼は今夜の森の中にいた。

正確には森の中にある、少し開けた場所。

蓮鬼が辺りを見回していると、


(ここは、王国と帝国の間にある「樹海」という森ですね)


「うわっ!びっくりしたー‼︎女神さんも来てたの?あれ?姿が見当たらない…」


(ああ、それはそうですよ。私、あなたの心の中に宿らせてもらってますから、今。)


「え?つまり、俺が何か考えたら全て分かるわけ?」


(いえ、それはやろうと思えば出来ますが、やはりプライバシーは大切なのでやりません)


(よかったー。何かの拍子に変な事でも考えたら全部筒抜けとか…まじ恥ずかしいじゃん!)


(今、変な事考えてましたか?)


「いやいや〜そんな事ないよ〜」


(そうですか?

あっ、自己紹介してませんでしたね。

私の名前はセラフィス。恋と豊穣と戦いの女神です!これから、宜しくお願いします!)


「え、あ、はい。こちらこそ、お願うします。一様、転生した中本蓮鬼です。お願いします」


(はい!お願いします!

それじゃー自己紹介も済んだことだし、何さますか?)


「そうですね…俺今人狼になる事って出来るんですか?」


(ああ、それはまだ出来ません)


「え?どうしてでしか?」


(どうやらこの世界の人狼は全て受肉が必要なみたいなんです)


「受肉ですか?」


(はい。人狼族はみな生まれた時は皆人間の子供なのですが、だいたい10歳を過ぎたあたりから受肉されるらしいです。

ちなみに受肉とは、狼王がいる狼の世界の狼がこっちの世界の人狼族と契約を交わす事らしいです)


「契約?」


(そうです。契約をする事によって、その狼の力を貸してもらうわけです。

つまり、力を貸してもらう事で人狼として変化するらしいのです。だから、契約する狼によって強さが変わるとか。

蓮鬼様はまだ狼とはあっておりませんよね?)


「そうですね…てか、今来たばかりだから、そんな事見た事も聞いた事もありませんでした」


(そうですよね。まぁ、何かあれば私からも言ういますし、蓮鬼も何かあれば言うって下さいね)


「分かりました。ついでに狼の王、狼王とはどんな名前何ですか?」


(フェンリル)


「え?フェンリル?あの、フェンリルですか?」


(はい、一説では、今から600年前にフェンリルがこの世界に降臨した時は世界が滅亡する一歩手前まで行くほどヤバイ存在だったらしいですよ?まぁ三英雄の1人が元の世界に戻したらしいですよ?)


「へー、フェンリルか…受肉してくれないかな〜」


(蓮鬼様、それはフラグですよ?)


そう言うと笑うセラフィス。

その時、蓮鬼はなぜかどこかであった事のあるような気がした。


「セラフィス…俺前世であった事あるっけ〜?」


(いえ、ありませんよ?気のせいでは?)


「そうか…それより、何で俺を転生させようとしたんだ?」


(それはですね…)


などとそのあとも1時間程話をしたセラフィスと蓮鬼だった。


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