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少女

ブック登録ありがとうございます!

これからも投稿しますので引き続き登録お願いします!

やっと新しい土地に行きました^o^

(貿易国家メザリア


毎年数千の船が行き来するこの国には数万人の人々と各都市の食べ物。

そして、様々な種族が国境を越え笑いあう多種族国家としても有名である。

そんな国に続く陸からの道は3本ある。

1つは

ザンフォーレ王国から続く一本道。

この道は整備が行き届いており、よく貴族や商人なんかが使う道である。

通称ノウブルロード


2つ目はビザンツ帝国に続く、魔法による整備がされ、全ての道にレンガが敷き詰められた道が続いている。3本の道の中で一番安全な道である。

通称セーフティーロード


3つ目は各都市に続いている市民が特に使う道である。が、あまり治安が良くなく街頭などがあまりついてないため盗賊などがよく現れるのだ。

通称メイヤーロード


そして、蓮鬼達が転移したのはこの3つ目の

メイヤーロードだった。


と言う事です。

普通盗賊はよるに出てくるものなんですが、それがこんな昼間に出てきてしかも盗賊達のど真ん中にいるなんて…蓮鬼様の強運は本当に強いですね。)


(セラフィス。説明どうもありがとう。

とても、分かりやすい説明だったよ。

最後のは〜聞かなかった事にしてあげよう)


(ありがとうございます!)


(それにしても…本当に次から次に何かが起こるな……俺は旅がしたいだけなのに…

まぁ、話を聞いてみるか…)


「あの〜すいません。何かようですか?」


蓮鬼がそう言うと頭に1人だけターバンを巻いた男が答えた。


「お前に用はねぇ。あるのはそこの女だ」


(なっ!蓮鬼様‼︎あの者!私の姿が見えています!)

(はいはい)


蓮鬼はセラフィスの話を軽く流すとターバン男の問いに答えた。


「女?私たちの中に女はいませんが?」


「「「「お前の後ろだよ!」」」」


盗賊達から一斉に突っ込まれた。


「後ろ?」


そう言うって蓮鬼は後ろを向くと、そこには水色の目と髪を持ち、袴姿の女の子が倒れていた。


ーーー


蓮鬼はただただその女の子をみる事しか出来なかった。女の子もこっちを見ていたから。

2人の目があう。

蓮鬼はすぐにそらす。


(危なかった!何か今吸い込まれそうになった…‼︎)


蓮鬼はすぐに盗賊に向き直ると


「なぜこの女の子を欲しがるのですか?」


「何故って高く売れるんだよ!その女は!

そもそも、俺たちは依頼でこの女を捕まえに来たんだよ!その邪魔をするなら容赦はしないぜ?」


そう言うと盗賊達は一斉に剣を抜いた。

蓮鬼はため息を吐くと


(こいつらはもうちょっと穏便に話を進めるって事を知らないのか?)


その時、突然背中に柔らかい物が当たった。


「っ!」


すぐに後ろを向くと先程見た水色の潤んだ瞳が蓮鬼の顔を見上げていた。

そして、蓮鬼は確かに見たのだった。

女の子とも少女とも言える彼女の口がかすかに動いた事を。


「助けて…」


声は出ていなかったが確かに蓮鬼には助けてと見えたのだった。

その時蓮鬼は、この少女を助けて上げようと心に誓ったのだった。その後の行動は早かった。


「3人とも!変化‼︎」

「「「おう!」」」


蓮鬼がそう言うと閃光と共に1匹の巨大な地獄の番犬が現れた。


「うぉぉぉお‼︎じっ地獄の番犬だ!」


「おめぇら‼︎全員ぶっ殺せ!」


「だが、地獄の番犬が‼︎」


「そんな物、さっさと…ぎぁぁぁぁぁあ‼︎」


「頭‼︎」

ここ、そゆやろ

頭にターバンを巻いた男は地獄の番犬の後ろ足で蹴られ遠くに飛んで行った。

かしらがいなくなりあたふたしている盗賊達を軽くジークがあしらっている所を蓮鬼は確認すると地獄の番犬に伏せをさせ、その背中に乗ると少女をみる。少女は腰が抜けたのか座り混んでこちらに目を向けていた。

蓮鬼は少女に手を向けると


「1つ質問だ。お前は俺に助けて欲しいか?」


「はい…」


「声が小さい!」


肩を一瞬だけびくりと震わせ今にも泣きそうな顔だが目だけはしっかりと蓮鬼を見ていた。そして、


「あなたに助けてもらいたいです!」


あまりの大声に蓮鬼もビックリしたがすぐに笑顔を作ると


「いい返事だ!さぁ、手を!」


「はい!」


少女は蓮鬼の手を掴む。

蓮鬼は少女を自分の方に抱き寄せると


「しっかり掴まって、行くよ!」


「はい!」


「アレクさん!お願いします!」


「ワオォォォォォン‼︎」


「ジーク‼︎飛べ‼︎」


「分かった」


そう言うとジークは魔法により本当に飛んで行った。


(あのバカ!飛び乗れって意味だよ!)


「アレクさん!ついて行って」


「ワァン‼︎」


地獄の番犬がひと鳴きすると地獄の番犬は一気に盗賊達を後ろに置いて行った。


風が耳を撫でる中蓮鬼は少女に質問をした。


「君!名前は?」


蓮鬼は風に負けないくらい大きな声を出して聞いた。すると少女はちいさな(風がすごすぎて小さくなった)声で


「第8代天叢雲剣乃姫です」

(あまのむらくものひめ)

「……なんて?」


とまぁ、またも大変なことが起きる予感がする蓮鬼だった。



今回もありがとうございました!

皆様のおかげで点数も上がりまだ低いのにウハウハです(^∇^)

まだしていない人も出来ればお願いします‼︎

次回は明日出すので是非読んでみて下さい!

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