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桜と新しい仲間

誤字があるかも知れませんがスルーして下さい。

これは…木の匂いか…それと……花の匂い…桜か?

懐かしいな昔は父さんとよく桜の木の下で花見をしたな…昔は…


「う…ん……ここは?」

(そうか、あれは夢だったのか)


蓮鬼はベットから上半身だけ起きると周りを見る。


(ふっ、3人とも…しっかり寝てるな。

普通こう言う場合は抱きついてくるところだろう?)


そう考えていると蓮鬼は入り口に目をやった。

そこには、壁にもたれこっちを見てくるジークの姿があった。ジークが口を開く。


「やっと起きたか…蓮鬼よ…」

「ジークさん…えっ今名前を…」

「人の名前を覚える事は当たり前の事だ。

しかも、戦った相手の名前すら知らないとは失礼だろ?」

「そうですね。ジークさん」

「ジークでいい……目が覚めたならついて来い。オリスの奴が待っている」


そう言うと出て行こうとするジークに蓮鬼は声をかける。


「あの、質問いいですか?」

「……手短にしろ」

「ありがとうございます。どうして、俺は死んでないでしょうか?」

「俺がお前に幻影を見せたからだ」

「いつから、いつからですか?」

「俺が力を取り戻して貴様にポインティッド・ノヴァを食らわせた瞬間からだ。

さぁ、行くぞ」

「そんな時から……負けました。完敗です…」

「当たり前だ。俺を誰だと思っている…

さぁ、行くぞ」

「はい。」


そう言うとジークは外の廊下を歩いていった。蓮鬼は3人を起こさない様にゆっくりと起き、立ち上がると


「3人ともありがとう」


そう言うとジークの後を追っていった。




やがて、1つのドアの前でジークが立ち止まった。


「入れ」


そう言うとジークは扉を開けた。

蓮鬼はその中に入っていく。

余りの眩しさに一旦目を閉じる。


(そろそろ慣れてきたか?)


そう言うと蓮鬼は目を開けると唖然とした。

部屋の中に外があるのだ。

蓮鬼の目の前には桜並木が広がっていた。


「さぁ、進め」

「ここは?」

「わしが造った空間じゃよ…」

「!、オリスさん!いつから⁈」

「さっきじゃよ。まぁ、歩きながら話をしよう」


そう言うといきなり現れたオリスとジークは歩き出した。すぐに蓮鬼も歩き出す。


「とても、綺麗なところですね」

「そうじゃろ!ここは昔行った東の国にあった場所なんじゃ。今はあるかわからんがの…」


「東の国…東の国はどんな所なんですか?」


「ん?お主は東の国から来たのではないのか?」


「はい。実は転生したんです…」


「なんじゃと‼︎お主!転生者なのか!

なんて事だ…と言う事はこの100年以内に戦いは必ず起きると言う事か…」


「戦い?えっ、転生者が来たなら戦いが起きるんですか?」


「うむ……お主には話さなければならないな。

今から話す事は誰にも言うなよ?」


「はい」

(え〜何か大変な事を聞かないといけない気がするんだけど…どうしてこうなったんだ?

俺は楽しく、楽に世界を旅したいと思っただけなのに…)


「それじゃー話すぞ?

この世界は数百年に一度だけ魔物達と戦いが起きる。

それは本当に大きな戦いでな…人類には今は英雄がいるから居なくなって来たが昔は「勇者」がいたのじゃ。

その勇者は、皆凄まじい力を持っていてのぅ

それは皆強かったのじゃ。

わしの方が強かったがの。

それで、わしは思ったのじゃ、どうして勇者は強いのかと…

そこで、わしは聞いたのじゃお主らは何者かと…そしたら皆声を揃えて言うのじゃ

「転生者」だと…」

「えっ…」

「わしも耳を疑ったよ…勇者全員が転生者だと聞いた時はな…

だか、ある時から勇者は現れなくなったのじゃ、そのかわりに英雄が現れた。」

「英雄…英雄は転生者ではないのでしか?」

「うむ、転生者ではないのぅ。

今の英雄王ペルセウスにも聞いたが違うと答えた、だか、今わしの目の前には転生者がおる……この300年間現れなかった転生者が…

それが、何を示しているのかは、わしには分からん、が1つだけ言うえる事がある……

それは…」


「それは…?」


「お主が生きている内に大きな戦いが起きる。そして、お前はその戦いの切り札、あるいは鍵になるだろう」


「俺が戦いの切り札?鍵?一体何を…」


「まぁ、その時になれば分かる…

次はお主が答える番じゃ…

お主…人間か?」


蓮鬼の心臓が跳ねる。

(こいつら、まさか、)


「返答によってはここでお前を…殺す」

「そう言う事じゃ」


蓮鬼はつばを飲み込む

(こいつらは、俺を試しているのか…

どっちを言う!真実を言うか、嘘を言うか!)

長い沈黙の中、蓮鬼は意を決して


「人狼です…俺は人間ではなく、人狼です!」


「そうか……合格だ…。」

ジークが答える。


「えっ…合格?」


「簡単に言う。もし俺が友になりたいと言うったらお前は何と答える」


「えっ、あ、え〜…

何て答えるか?うーん…何て答えるかな?」


そう言ってジークの方を見ると明らかに沈んでいるジークの姿があった。


「えっ、どうしたんですかジークさん?」


その時オリスが答えた。


「あぁ、ジークは心が信じられないくらい打たれ弱いんだ…」


「…え?竜王ですよね?」


「誰しも弱点はある…ジークの場合はそれが心だっただけだ…

それで…どう答えるつもりじゃ?」


「まぁ、一緒に旅できるなら光栄ですね」


その言葉を聞いた瞬間、顔を上げるジーク。


「それは友になることを認めるととっていいをだな?」


「え、あ、はい。」


すると蓮鬼の手を片手で握ると


「これからよろしく!蓮鬼」


(口調変わりすぎだろ?まっいっか、いつか倒そうと思っていた相手がまさか、仲間になるなんてな…)


「は、はい!こちらこそよろしくお願いします!」


その後も、桜並木を歩きながら色々と話した3人だった。



だいぶ無理やり感ありますが竜王を仲間にしました!

そろそろ森も抜けようと思います。

そして、今回も読んでいただきありがとうございました(≧∇≦)

次は今日か明日出すのでお願いします‼︎

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