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蓮鬼の本気

長くなっちゃいました( ̄▽ ̄)

(さて…どごまで見せる。貴様の実力‼︎)


ジークはこの駆け引きを楽しんでいた。自分の覇気に惑わされず、ましてや自分の名を聞いて戦いたいと申し込んでくる始末…

これほど、面白い奴は今から800年前に1人だけいた事をジークは思い出していた。

今は友と呼んでいる若かりし時のオリスの姿を

(奴も歳をとったな…)


「俺の名はオリス‼︎邪竜を倒しにきたものだ!」

「邪竜?ふざけるなよ?俺は炎竜王ジーク・フリート‼︎貴様ら人間にやられるような存在ではない!」

「じゃーやってみるか?」

「何?我と戦いたいと言うのか?」

「ああ、楽しそうだからな!」

「ふっははははは‼︎おもしろい、さぁ!かかってこい‼︎」

「行くぞ!」


昔の事を思い出しながら目の前にいる男に目をみはる。


(やはり、昔のオリスには勝てんか……まぁさっさと終わらせるとする…)


そこまで考えた時、突如目の前から信じられないほどの殺気がジークめがけ飛んできた。

ジークはそれをいち早く察知し自信に届く前に殺気を出して止めた。


(ほう…我の殺気と渡り合うか、前言撤回。

意外に面白いかもしれんな…)


次の瞬間蓮鬼が動いた。

走りながら蓮鬼は左に持っていた「三日月」を3度振る。それにより、多数斬撃の効果が発動し、ジーク目がけて約20を超える斬撃が飛んできた。


(ふっ、3度の振りで21枚もの斬撃を生み出すか!面白い……だが、それがお主の本気なら少し期待外れだったな)


そう心の中で言う言うとジークは無造作に最初に来た斬撃を切り裂いた。

そして、ジークは自分の失敗に今気づいた。


斬撃の後ろにもう1つ、全く同じ斬撃がある事に気付いたのだ。


(なっ!もう1つだと⁈)


ジークは慌ててもう1つの斬撃を切り裂くと今迫って来ている斬撃を見ながら


(これ全部にもう1つの斬撃が隠れているのか…想像以上だな…)


そう言うとジークは片っ端から斬撃を切り裂いていく。その数42。

全てを切り裂いた後ジークは上を向く。

そこには、「鬼丸」に魔力を込める蓮鬼の姿があった。


(ふむ…なるほどな…全魔力を刀身に宿し触れた瞬間一気に俺に放出するつもりか……

シンプルだが一番自分の攻撃力を出せる技だな)


そう言うとジークは防御の構えをした。

蓮鬼はそれを見ると


「喰らえ…雷鋼流、構え」


蓮鬼がそう言うとジークを中心に8人の蓮鬼が刀を構えたまま現れた。


「何だと?」

「攻撃」


次の瞬間、困惑するジークめがけ8人の蓮鬼が一斉にジークめがけ攻撃を仕掛けた。


(クソ!どうなっている…全員から奴と同じ魔力を感じる!一体どうやって…いや、今は避ける事に集中しよう…)


そう言うとジークは8人の蓮鬼の攻撃を全てよけつつ、上にいる本当の蓮鬼に警戒しながら頭の中で蓮鬼がどんな攻撃をしてくるか考えていた。

蓮鬼はその瞬間を狙っていた。

この数回のやり合いの中でジークが戦闘中に考える癖がある事を見抜き、わざと分身体を作り、戦わせ隙をつくったのだ。

ちなみに、分身体は蓮鬼の魔力で作られ、操作しているのはセラフィスである。


(さて…セラフィス。)

(はい。蓮鬼様、準備の方は整いましたか?)

(ああ、これで決める。戻って来い)

(はい!)


なぜか嬉しそうに返事をしながら戻ってくるセラフィスに内心、苦笑いをする蓮鬼だった。




セラフィスがいなくなった事により分身体が崩壊する。その様子を見ながら


(やはり、時間制限があるのか?いや、もしかしたら自分の指示で消したり作ったり出来るのか?いや…まさかな…

おっと、悪い癖が出たな…さっきのが消えたって事は魔力が溜まったと言う事だな。

さぁ、いつでも、かかって……)


そう言うって空を見上げたジークは目を見開いた。


蓮鬼がいない。


次の瞬間、


「雷鋼流・一の奥儀……雷鳴轟きー‼︎!」


ジークは瞬時に後ろを向くが間に合わなかった。

蓮鬼の全魔力+セラフィスの精神力。


それが乗った刀がジークの背中に直撃。

次の瞬間、まるでイカズチが落ちたかのような衝撃をジークは全身に感じ、数秒後次にジークを襲ったのは久しぶりに感じる浮遊感だった。



蓮鬼の攻撃をもろに受けたジークは真っ直ぐ数百メートル程飛ぶと剣を地面に突き立て止まった。

凄まじい土けむりと轟音が鳴り響く中、蓮鬼は再び魔力を刀に込め、次は防御の構えを取っていた。

蓮鬼が防御の構えをとった理由。

それはまだ終わってないから。

そう、今から蓮鬼は世界最強の一撃を受けるのだ。

そのために、自身の約半分の魔力を残したのだった。


とっ、その時。蓮鬼に悪寒が走った。

さっきのジークが現れた時の何十倍も大きな覇気。殺気。恐怖。が襲った。


「さて……今度は、俺の番だな?」


土けむりの中から剣を一振りすると土けむりが全て吹き飛んだ。

そこから現れたのは笑顔を浮かべるジークだった。

この時蓮鬼は

(俺…死んだかも、はは。

怒らせてはいけない相手を怒らせてしまった…)

そんな時、ジークが耳を疑う言葉を発した。


「我‼︎炎竜王ジーク・フリートは、この世界に再び‼︎翼を広げる事をここに誓う‼︎‼︎」


次の瞬間、ジークの真上に巨大な赤色の魔力球が現れた。


今回はジーク目線で書いてみました!

アドバイスあればどんどんお願いします‼︎

ちなみにジークは癖が出る時は必ず戦い中でも、

一瞬目が上を向きます!

今回もありがとうございます。

次で戦闘は終わるのですいませんがこの流れに飽きた人も次までは頑張って貰えたら嬉しいです(≧∇≦)

次回は多分明日出します!ぜひ呼んで下さい。

そして、登録お願いします‼︎


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