最強の力比べ
今回は結構短いです!
「ジーク・フリート…」
「だから、そうじゃと言うっておろう。
さあ、中に入…」
「頼む!ジーク・フリートさん‼︎どうか俺と一戦お願いします‼︎」
「……何故だ」
「何故?簡単ですよ、闘ってみたかっただけですよ」
(ついでに竜王の力がどれ位か確かめておきたいってのもあるんだけどね〜)
「ふ、ふふ、ふははは」
「?」
「お主。面白い事を言うな。我が竜王の名を聞いて戦いを挑むとは…いいだろう。我が名に誓ってその戦い受け入れよう」
「あっありがとうございます‼︎」
「ハァ、何故こうなるんじゃ?」
「あっ兄貴!危険すぎる!」
「そうです!蓮鬼様‼︎どうか後考えを!」
「蓮兄‼︎あれはやばい!蓮兄より強い覇気を感じた」
「部外者は黙っておれ、今は私とこの者が話しておる。犬の分際で話に入ってきたら我が炎で焼き尽くすぞ?」
殺気を向けられ黙る3人。それを見て笑うジーク。
(地獄の番犬を犬と呼べるのはあんただけだよ!てか、絶対にこいつアレク達の反応を見て楽しんでやがるな)
そんな事を蓮鬼は考えながらジークの話を聞いていた。この時、オリスは目を閉じ、何かを考えるようにドアにもたれていた。
「…とまあ、いろいろあって私は本気を出せんのだ。お主も闘うなら我が本気と闘ってみたいだろ?」
「確かに…でも回復には時間がかかるんですよね?」
「うむ。そこでお主。何か案はないか?」
「案ですか?うーん…」
とその時、突然オリスが目を開け1つの案を出してきた
「互いに今の本気の一撃だけで比べればよいしゃないか。
そしたら時間も短時間で終わるし、ジークも体力の消耗をおさえれるだろう…」
「ふむ…なるほどな……悪くない。
お主はどう思う?」
「俺も悪くはないと思います」
「なら…決まりだな」
そう言うとオリスとアレク達3人をドアの前に並ばせ、蓮鬼とジークは並んで歩いていった
数分後蓮鬼とジークは30メートル程開けて立っていた。
蓮鬼は腰につけている愛刀「鬼丸」と「三日月」を両手に持つと
(セラフィス、三日月に多数斬撃をつけてくれ)
(よろしいのですか?)
(ああ、どうせ俺の本気の攻撃も通じないだろう)
(分かりました。では三日月宗近に多数斬撃を寄付します)
(ああ、ありがとう)
(いえ、そんな事より気をつけて下さいね?死んだら許しませんよ?)
(もう死ぬのはこりごりだよ…
それじゃーやりますか!)
ジークは先ほどの赤い剣を構えたまま蓮鬼めがけ殺気を出していた。
それに応じ蓮鬼はこの世界に来て初めて本気の殺気と本気の攻撃をしようと決めた。
殺気同士がぶつかった瞬間、
「うお!なっなんだあれは⁈」
「あれは、強力な覇気や殺気などがぶつかった時にごく稀に起こる現象じゃ」
「流石兄貴……まさか竜王と渡り会うなんて…」
(ふむ…あやつ一体何者じゃ?あの殺気…クロと同じくらいの強さがあるぞ。
まさか、クロの生まれ変わりとでも言うのか?うーむ…可能性はあるな……この戦いが終わったら聞いてみるかのぅ)
「さて、勝敗はどっちに転ぶかのう」
ぎゃーぎゃーと横で騒ぐ3人を無視しながらオリスは静かに一言だけ言った。
今回もありがとうございました。
クロとは三英雄の1人です!
次回は多分明日か明後日に出しますのでぜひ呼んで見て下さい‼︎
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