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竜王現る!

意外に長いです!

本当に思った以上に長くしちゃいました‼︎

(蓮鬼)「本当にあのオリス・ベラ・サグナンなのですか!」

「そうだと言ったであろう。さあさあ、君もあの3人と同じ様に憧れの目で見なさい!」


まるで今にも「ふふん!」と言うってきそうな程、腰に手を当て偉そうな態度をとるオリス。

「……」

「ふふん!」

「……」

「ふ、ふふん!」

「……」


「ふ、ふ、ってなんじゃ!その目は‼︎わしを誰だか教えただろ!あの三英雄の1人のオリス・ベラ・サグナンだぞ⁈なのにお主はまるで『信じられなーい』みたいな目でみよって‼︎」

「いや、だって証拠がないじゃないですか」

「むむ、確かにな」

「それにもしかしたら静かに暮らしたい老人。って事もあり得るじゃないですか」

「いやいや、お主、わざわざ危険を冒してまでこんな所に来るバカがおるわけなかろう」

「いや、可能性はゼロではありませんよ?」

「ハァ、お主と喋っていたら疲れてきたは…」


そう言うとオリスは伸びをした。


「ん〜〜…『ボキ‼︎』」

「「「「え?」」」」

「あいた‼︎いでで、いたたたたた‼︎こっ腰が!

わしの腰が…‼︎たった助けてくれ〜!」


4人は顔を見合わすとクスリと笑いあう。


「笑ってないでいいから頼む!助けてくれ〜」

「ハァ、しょうがないですね。あなたと居たら疲れますね。」

「ひっ皮肉は後でいいから頼む〜」

「分かりました。ちょっと待って下さい。」


そう言うと蓮鬼はセラフィスと話し合い簡単なタンカを作った。

(この時点でみんなには、天地万物が自身の能力だと言うっています。旅の途中で)


「よし。キラさん、これをオリスさんの下に引くから手伝ってくれ」

「え!私ですか?分かりました。よっ、と……それで次はどうすれば?」

「じゃー持ち上げてオリスさんを運ぼう」

「?こんな木と布で大丈夫なのですか?」

「大丈夫、大丈夫、さっ、行くよ?」

「「ぜーの!」」


オリスを蓮鬼とキラは持ち上げると家の中に入って行った。

あまりの事態に呆然とするアレクとメラだった。




「そこを右じゃ」

オリスに誘導されながら運ぶ蓮鬼とキラはリビングえと来ていた。


「そこに下ろしてくれ。慎重なな!慎重に頼むぞー!」

「わかってますよ。」

「それじゃーキラさん行くよ?せーの!」


オリスをタンカごとソファーの上に置くと蓮鬼とキラは一気にタンカを引き抜いた。一瞬呻き声を上げるが何とか痛みを和らげたオリスは寝てしまった。


「やれやれ…さっきまでの元気はどこに行ったのやら……こう言う所はやはり老人なのだな」

「そうですね。さっきまでは威厳に満ちた態度でしたが、やはりこう言う所は人間なんだと実感します」

「そうだな」

(えっ威厳?いやいや、あれが威厳に満ちた態度⁈俺には七光りのただの老人にしか見えなかったが……。

セラフィス!さっきのは威厳に満ちた態度だと思うか⁈!)

(はい蓮鬼様。実力などは関係なしに威厳に満ち満ちていたと思います)

(なっセラフィスまで!と言う事は俺の美的センスなんかがずれているのか?それとも、この世界の人々がずれているのか⁈ああ〜‼︎どっちなんだー!)


「おーい!兄貴ー!どこにいるんだー?」

「キラ兄どこだー?」


家のどこかからアレクとキラの蓮鬼達を探す声が聞こえてきた。


「蓮鬼様、私が行ってきます。蓮鬼様はオリス様の方をお願いします」

「えっ、あ、うん。わかった。任せたよ」

「はい」


そう言うとキラはアレクとメラを迎えに出て行った。


「ふう…それにしても…この爺さんは本当に三英雄の1人なのか?未だに信じられないな…俺は」


と、そのとき。突如、蓮鬼の周り。いや、部屋全体に炎の玉が出来た。一定間隔ではあるが少しでも触れれば周りの炎の玉も誘爆して行くだろうと蓮鬼は考え、ただ一点を睨んでいた。

この炎の玉を作った張本人を。


「これで、信じてもらえたかのう?」

「起きていたのか。ご老人。」

「ホッホッホ…長年の癖でな…寝ている時もつい頭の何処かであたりを警戒してしまってのう。お主が信じれんと言うから……

信じさせてやろうと思ってな…」

「……」


老人は目を閉じたまま話し出そうとした時キラ達の足音が聞こえてきた。と同時に炎の玉は消え、老人が一言。


「また後でな…」


と言うって眠りについた。と、その時ドアを開けあたりを見ながら3人が入ってきた。


「どうですか?まだ、寝ておられますか?」

「そうだね、まだ寝ているよ」

「いや〜本当にでかい家だな!」

「そうだね!兄じゃ!」


騒ぐ2人に蓮鬼とキラはため息をつくとソファーの近くにあった椅子に蓮鬼は座った。


(さて、これからどうしたことかな…)


それから30分程だろうか突如静かにしていた3人が立ち上がり青い顔を浮かべていた。

どうしたんだろう?と声をかけようとした瞬間、


(蓮鬼様!何者かが急速接近中‼︎)

(何?)

(この反応は⁈蓮鬼様!竜です!竜がこっちに真っ直ぐと向かって来ております‼︎)

(竜だと‼︎)


それを聞くと蓮鬼はすぐに立ち上がり走り出した。その後を3人がついてくる。全員が外に出て数秒後…


「来るぞ!」


自分が言うたのかはたまた3人のうちの誰かが言うったのかそれとも全員が言うったのかそんなことも分からない程今、全員は追い詰められていた。

せして、空より赤色の線を残しながら蓮鬼達より50メートル程離れた所に爆音と同時に着地した。蓮鬼達を衝撃波が襲う。

土煙が止みそこに現れたのは、

適当に切られた赤色の髪は逆立ち、全てのものに怨みがあるとでも言ういそうなほど鋭い目。真紅マントにもう一枚左肩に金色の竜を象った黒色のマントを羽織り、中は煌びやかに光る真紅の鎧に身を包んだ約170㎝程の1人の男だった。見た目は30代程だが顔からはそれが嘘であると分かるほど還暦があった。

凄まじい殺気。それが蓮鬼達に降り注ぐ。あまりの殺気に耐えられなくなったアレク、キラ、メラは真の姿になった。

そこには約4メートル程の地獄の番犬が現れた。地獄の番犬は髪を逆立て背中から顔まで震えさせると

「ウガアァァァァァァァ‼︎‼︎」

と叫び真紅の男に向かって突進していった。

蓮鬼は大声で止めたが間に合わなかった。

凄まじいスピードで一気に距離を縮める地獄の番犬。

男は静かにどこからか一本のグレードソードを取り出すと構えた。そして、


「燃えよ剣。我が名に応じて目の前の者を焼き尽くせ!」


男はグレードソードを地獄の番犬めがけ突きつけると


「(ポインティッドファイヤー)」


剣の先に炎の球体が出来ると、いきなり赤色のビームのような物が一直線に地獄の番犬に向かって飛んできた。その大きさは地獄の番犬を簡単に飲み込める程だった。

いきなりの事に今のままでは食らうと思い左右に人間に化けて攻撃を回避した。

だが、人間に化け左右に避けた瞬間3人の目の前に男が現れ、一斉に切り裂いたのだった。あまりの事態に一撃を喰らった3人は

倒れた。3人の男が消えると最初の攻撃をした男が蓮鬼に問いかけてきた。


「我が友に手は出してないな?」


静かに、だが鋭い殺気を蓮鬼に向けてくる男。

一瞬、何と答えたらいいか迷ったが男の目を見た瞬間、蓮鬼は素直にありのままを伝える事にした。


「あのご老人なら私たちの目の前でギックリ腰になられたので家のソファーで寝かせている」


そう答えた瞬間蓮鬼の目の前に突然男が現れた。そして


「そうか。友が世話になったか。礼を言う。」


そう言うと蓮鬼の手を取り握手をした。


「それではこれで失礼する」


そう言うと蓮鬼の手を離しその横を通り過ぎていく。

だが内心蓮鬼の中にはモヤモヤがあった。

この1週間仲良くなり、一緒に旅をし、食べ、笑い仲間と呼ぶる3人のヘルハウンド。その3人の仲間がやられたのに俺はただ何もせずにぬくぬく仲間がやられるのを見ていただけ…

クソだな…俺。

そう言うった瞬間、体は勝手に動いていた。

男に向かって蓮鬼は振り向きながら刀を向けていた。だが、驚いた事に男も蓮鬼に向かってグレードソードを向けていた。

蓮鬼と男の目線が合う。


「貴様は俺の殺気を受けても動じず、

(めっちゃ動じてたー!そもそも、怖くて動けなかったー‼︎)

友も助けてくれた。

(確かに助けたけど、助けるまで正直心の中で結構な事言うってました‼︎)

だから助けてやろうと思ったのだがな」

(それはどうも!)

「確かに最初は嬉しかったさ……だがな俺の仲間に手を出したんだ、お前は。だから1発くらいかまさないと俺の気持ちが収まらないんだよ!」

「なるほどな…了解した。では闘うか?」

「ああ、やってやるよ」


互いに睨み合い攻撃を出そうとした瞬間、


「そこまで‼︎」


ドアから先ほどの老人が杖にもたれながら現れた。


「そこまでだ、ジーク‼︎お前が剣を向けている相手は私の友人だ!我が友に剣を向ける事は許さん‼︎」

「……了解だ」


そう言うと男は剣を収めた。それにならい蓮鬼も刀を鞘に戻す。

2人が武器を直すのを見るとさっきとはうって変わって笑顔を作ると


「さぁ、ジークよ。我が友を迎えに入れようぞ!」

「そうだな。さっきは済まなかった、さあ中に入ってくれ」


さっきとはうって変わって殺気はなくなり少しだけ微笑みながら迎えてくれた。

蓮鬼は3人の元に行くと一様の応急処置として回復が早くなる包帯を巻くと、3人から礼を言うわれつつ男とオリスが待っているドアの前で蓮鬼は止まった。


「1つ質問していいか?」

蓮鬼が問いかけると老人が答えた。

「なんじゃ?」

「そっちの方の名前をまだ聞いてないので教えてもらっても?」

「ふむ…いいかの?言うっても」

「俺は構わん。別に減るもんでもないし、正直こいつらなら口は硬そうだしな」

「ふむ…お主がそう言うなら……ジーク・フリートだ」

「「「……え?」」」

「だから…こやつの名前はジーク・フリートだと言うっておろう」


全員が顔を見合わせると


「「「「えーーーー‼︎‼︎」」」」


まとめ方無理やりですが許して下さい。

今回も読んで頂きありがとうございました‼︎

次は明日か明後日に出します!

ぜひ読んで見て下さい‼︎

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