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桜と老人

仲間ができた。名前はアレク、キラ、メラの3人。

アレクは料理が上手くて、キラは火属性の魔法がとても凄い。そして、メラはいつも叱られては俺に助けを求めてくる。まぁ助けてあげるけどね。

とまあ、この3人と後セラフィスと一緒にこの1週間旅をした。まずこの樹海と呼ばれている森を抜ける事は結構難しいらしい。そこで、やる事はまだまだあるが急ぐ事もないので、樹海を楽しく旅して少しずつ進んで行きいずれ出ようと言う結論に至った。

これが1週間前の話。

そこからは、本当に楽しかった。

朝起きるとまずアレク特製のベーコンとスクランブルエッグ。さらに、冥界にあると言う果実カリオス(紫色の禍々しい色の果実)を焼いたカリオス焼きと言う食べ物を食べる。

これが意外に癖になってしまい、作り方まで教えてもらった。

次に朝の訓練として5キロ走る事と型の練習、毎日1000回の素振りをし、その後に今度はキラ先生とメラと一緒に魔法の練習。

筋がいいとキラ先生にほめられた。

その後に今度はお待ちかね昼ご飯を食べ昼寝をすると今度は周りの景色を楽しみながらゆっくり進んで行く。

せこいとは思うが今まで通ってきた道は全てセラフィスに覚えてもらっている為、まず迷う事はない。

そして、夜ご飯を食べ、3人の今までの旅の話や料理の話なんかを聞いて寝る。

そんな充実した生活を1週間。

そして、今。蓮鬼達は足を止めていた。

いつものように昼ご飯を食べ。歩き出して約1時間。突如、蓮鬼達の目の前に草原が現れたのだ。

草原は緩やかな丘になっており、丘の頂上には満開のピンクの花を咲かせた巨大な木が立っており、その横には木で出来た二階建の家が建っていた。


(セラフィス……あんなの地図に載ってたか?)

(いいえ。蓮鬼様、地図にも今までの歴史にもこの様な場所は載っておりません。)

(なるほど……じゃーここは未開拓の土地ってわけだな。)

(そうなりますね)


そう話をすると蓮鬼はヘルハウンドの3人を連れて進んでいった。

蓮鬼は丘の頂上に着くとピンクの花を咲かす巨木に目を奪われた。


「桜の…花…」

「兄貴、知ってるのか?この木の名前を」

「ん、ああ、うん。昔いた所にあってな。

桜って言うんだ。しかし…こんなに立派な桜の木は見た事がないな」

「確かに、こんなに立派な木は見た事がないな。もしこれが10年、100年、1,000年生きてきたって言うわれても信じてしまう程だな。」

「確かにな……綺麗だ」


全員が木に見とれていると突然知らない声が聞こえて来た。


「そうじゃのー……その木はすでに800歳くらいかのー」


その声が聞こえた瞬間、蓮鬼と3人は一気に声が聞こえた方向から跳びのき距離をとると全員攻撃体制に入った。

蓮鬼は声が聞こえた方向をよく見る。

そこには、80代程の老人が先に宝玉がついた杖を持ってドアの前に立っていた。


「ほほう〜、速さはもうし分ないの〜。

特にその腰に刀を下げておるお主。凄いの〜わしの目でもギリギリ捉えれるかどうかと言うとこじゃったぞ」

「刀を知っているのですか?」


蓮鬼は、いつでも刀を抜ける様に頭の中で警戒しつつ刀から手を離し、老人に話かけた。


「ふむ……隙がないな…いい目だ……。

ああ、知っているとも、わしも昔東の国に行った事があっての、その時に教えてもらったのじゃ」

「なるほど…失礼ですが、歳と名前を聞いても?」

「ああ言うってなかったの〜、

わしの名前はオリス・ベラ・サグナン。

歳は769歳じゃ、よろしくの〜」

「「「オリス・ベラ・サグナン‼︎!⁇?」」」


老人が名乗った瞬間、アレク、キラ、メラが一斉に声を揃えて名を叫んだ。


「何を騒いでいるんだ?みんな」

「あっ兄貴、この方は…」

(蓮鬼様。この方は800年前にいた3人の英雄が1人あのオリス・ベラ・サグナンですよ)


「……えーーー‼︎‼︎」


今回は結構少なくなったので次は少し多めに詰め込みます!

今回もありがとうございます‼︎

これからも、こまめに書くのでよろしくお願いします( ̄▽ ̄)

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