薔薇園のお屋敷
…私の名前はルカナ
今日は薔薇園の水やり当番で来た…
あたりは霧だらけで全く先が見えそうにない、何故こんな時に水やり当番になってしまったのだろうと後悔した、
とりあえず霧が晴れるまで待とうかと思ったが少しも晴れそうにない…さらに霧の色は濃くなるばかりなので私は薔薇にさっさと水をあげて帰る、帰ろうとした瞬間…
……あかない…?
ガチャガチャ)
あかない…?どうして?その間に霧は濃く真っ白になっていく、
薔薇園の辺りは大きな柵で覆われているから出られるわけもない、他の方法でも無理そうだ、…そういえば薔薇園の中に少し大きな屋敷があるのを思い出しそこで霧が晴れるのを待とうと考えつく、
屋敷は霧と混じって不気味に見える、
ギィイイイ
ドアも古く、使われてなかったようだ
部屋は豪華な屋敷だが誰もいなく不気味でしかない、ホラーゲームのようで少し震える、
とりあえず進んで見ることにした、
ガチャ
何処からか音がする
トントントン
まさかと思うがそんなわけがない
幽霊がいるわけなんてない…私はそう思い少し空いたドアを覗き込むと…
黒い大きな影が何かを切っているでいるようだ…ここはどうやら調理場らしい
私はその切っているものを見ようと体制をずらして見た その黒い影はぎょろりとした目玉が一つ 手が何本も生えている
口が裂けている化け物でどうやら肉を切って…まさか…人肉?…
誰かいるのか…?
ドアを一瞬で閉じた…私は馬鹿で
きずかれてしまったようだ…
誰かいるの?
ギィイイイ
とドアが空いて…化け物がこちらをみる
ひ…ぃい…
私は驚きのあまり腰が抜けた
あぁ…何年ぶりのお客さんかな…?
化け物は私をチラチラみる
なんで、も…するからぁ…食べないでっ!
ビクビクと怯えるしかできない…
まるで袋の中のネズミ
大丈夫…俺は人間を食わねぇ…俺も人間だったしな、まあ、話は厨房でするぜ、
奴らにバレる前にな…
ギィイイイ ガチャ
私は化け物に手を引っ張られるまま
引きずられて行った
行きなり脅かしてすまない、まあこれでも飲んで落ち着いてくれ
ホットココアを差し出された
落ち着いて無かったせいか毒物かも知れないがそのまますぅっと飲む
美味しい…
少し心があったまった気がする
君…ここに迷い込んだんだろう?
ここには俺ににてるが中身は化け物で
人間を食うやつがいるから
寄与つけろよ…?俺は人間の心を失わなかっただけ、良かったがみんな壊れちまってさぁ…俺はな昔ここのコックだったんだ、
化け物はそういった
…食われる?…
震えが収まらなくなった
そうだ…だからしなないようにするんだぞ…ここがバレれば俺も喰われるだろう…ここ以外の部屋には化け物がいるからな…出歩くのも危ない…ここがなんで潰れないかって…?ここを気に入った大金持ち達が払ってるんだよ、
コックはそう話した
瞬間
ガチャガチャ
コンコン ノックが聞こえて来た