この後
〈以下、カフェにいる二人の女性の会話〉
「ねぇ、聞いた? あの変態殺人事件。犯人、なんとかっていうサディストの障害があったらしいよ」
「虐待……人格障害だっけ? テレビで見た。ほんと怖いよね……」
「犯人は女でね、家庭の事情で家族に会えなかったんだって。でもある日、前の実家に侵入して、両親を殺して……それだけじゃなく、軽い精神障害があった弟を一週間も虐待したんだって。あれ小説の中だけでいいよね?」
「そんなこと言ったら現実になっちゃいそう!」
「はは……で、どうやって捕まったの?」
「死んだ弟をバラバラにして肉片を持って街を歩いてたらしくて、後ろの人が様子がおかしいって気づいて声をかけたんだって。そしたら急に倒れて、お腹を押さえながら“ごめんなさい”って……」
「その後?」
「人が集まってきて、通報されて、そのまま警察に連れて行かれたって」
「なんで謝ったんだろう?」
「さぁ……弟を殺した罪悪感とかじゃない? 弟、お腹を刺されて死んだらしいし……」
「ひぇぇ……怖いし、グロすぎ……」
「ほんとよね。絶対私の身には起きませんように……」
「私も」
——————終わり——————
短編小説を読んでいただきありがとうございます。
この作品は短編小説です。
路面電車で通学中の空き時間に書きました。
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