4話
投稿が遅れてすみません
「…もう、…いなくなった?」
「しっっ、聞こえるかもしれないでしょ‼」
「どうしたのですか?勇者マーク、聖女ヴィーネ。」
「「ッッ」」
「あなた方の出番はもう少し後です。…ですが、くれぐれも気を抜かないように。
もし…失敗した場合にはあなた方には”消えて”いただくので気を付けて。」
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私はタロウ様の”幼馴染”として設定された。
毎日作られた気持ちが流れ込み作られた行動をし、作られた言葉を紡いだ。
それは到底耐えられるものではなく、タロウ様や天使を心底憎んでいた。
そして、ある日…私が”消される”日。
元々私はタロウ様の”幼い日に亡くした幼馴染”だったから覚悟はできていたはずだった。
けれど…私を殺すためだけのモンスター…それを前にして私は恐怖でいっぱいだった。
そして私は”消された”
どうして私は”幼馴染”なんかに選ばれてしまったんだろうと思った。
視覚もある聴覚もある感覚もまだあるけれどどこか世界から浮いている感じがして
そこににタロウ様は来てくれた
とても驚いた、絶対にありえないことだったからだ。
女神が台本にない行動を許容するとは思えない。
そもそも消された存在に接触できるなんて意味不明だ。
”消された存在”は世界から消え誰からも感知されなくなる。
けれどタロウ様は来てくれた。
私がどうしてとつぶやくと
最初はタロウ様も戸惑ったような感じだった
しかし私がどうして”消された存在”に接触できるのか聞くと、
タロウ様は”消された存在”や台本について知らなかったらしく私がわかる範囲で説明した。
そうするとタロウ様は少し考えてた。
「実は…」
タロウ様がそう話そうとした時近くで物音がした。
天使だった。
私は大慌てでタロウ様に私がいないふりをするよう頼んだ。
天使や台本について話した後ということもあって
すぐに行動に移してくれたおかげで天使を欺くことができた。
その後はタロウ様の家で一緒に暮らすことになった
タロウ様関わることによって私は”消された存在”ながら
存在感を保っていられるようになった。
リリーという名前はタロウ様が付けてくれた
解放という意味のリリースからとったそうだ
こうして私の新たな自分だけの輝かしい人生が始まった。
次も読んでくださるとありがたいです。




