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お風呂から上がると、有紗が帰ってきてた。
「おかえり、姉さん」
「えっ?しょうくん?なんで私に普通に話けてるの?ていうかタオルしか巻いてないし。あっ腹筋かっこよしゅぎる。脳内保存しなきゃ。あっ鼻血が、まずい、ここで意識を失うわけには」
あいさつしただけなのに姉が早口で何かを言ってぶっ倒れた件。
えっ?まじでどうゆうことや、、、。
なんで急に、、、、、、。
ていうか寒っ。
服着なきゃ。
♦ ♦ ♦
翔斗が入浴中、、、
「さて、母さん?全部吐いてもらうよ?」
「うぅ、麻衣ちゃん目が怖いよぅ」
「しょうがないでしょ?帰ってきたら弟の性格が激変してて、そんでもってママといちゃいちゃしてるんだから。こっちからしたら卒倒ものよ。」
「そうよね。しょうちゃんは家族みんなのものだものね。独り占めしようとしたら嫉妬するのもあたりまえよね。」
「ち、違っ。私はただ翔斗が心配だっただけで!嫉妬なんか、、、」
「うふふ、いいのよ。隠さなくて。麻衣ちゃんがしょうちゃんのこと大好きだって知ってるから。」
「うぅ、、、」
「でも、私にも何が起こってるのかわからないのが本当なのよね。しょうちゃんが目を覚まして病院に向かったら、入院前までのしょうちゃんとは別人みたいに優しくなった翔ちゃんがいたの。まるで、幼いころのしょうちゃんが戻ってきたみたいに。」
「なるほど、、、」
「だから、私は自分が抑えられなくてついしょうちゃんにわがまま言っちゃった♡」
「つい、じゃないわよ!つい、じゃ。」
「てへぺろ(*'ω'*)」
「まあ、事情はわかったわ。とにかく今の状態の翔斗の破壊力は私たちには危険すぎるわ。姉さんが会う前にどうにかしないと。」
この時、私はなんでこんなフラグめいた事を言ってしまったのだろう。
その後幸せそうに鼻血を出して倒れる姉さんを見たときにそう後悔してしまったが、もう遅い。
長くできたかな?
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