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しばらく、泣いていた僕だったが、医者の先生や看護婦に見られていることを思い出し、急に恥ずかしくなる。
「あの、結城さん?大丈夫でしたら診察に移りたいのですが?」
「あ、はい!すみません、お見苦しいところを。」
「いえいえ、男の人の泣き顔はそそr(いえなんでもありません」
大丈夫かな、この人。
今だいぶやばいこと言いかけてなかったか?
「それでは診察を始めます。お母さまは一度離れてくれますか?」
「む~、もうちょっとしょうちゃんのぬくもりを感じてたかったなぁ」
「まあ、そう言わずに、仕方ないでしょ?」
「は~い」
どうやら僕のママは精神年齢が低いみたいです。
「それでは、聴診器から行いますね。」
「はい」
返事をして、上着をまくる。
美人ばかりのこの空間で、上半身だけだが裸になるのはすこし、いやかなり恥ずかしい。
「えっ?」「へっ?」「ちょっと!しょうちゃん!?」
3人の声が重なる。
え?何かおかしいことしたかな、、、
「聴診器、ですよね?」
「はい、そうですが、上着をまくっていただく必要はありませんよ。」
え?
「男性の方への配慮として、服の上から聞くことができるものがあります。」
そうなの?
じゃあ、急に上着脱ぎだした僕って、、、
いや、深くは考えないようにしよう。
そしてその後、しっかりと服を着なおして診察を終えた。
これからは、気を付けよう。
そう思った出来事だった。
短すぎるくらい短いですね。
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