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看護婦さんが部屋を出て行ってからしばらくすると、二人の女性が部屋に入ってきた。
一人は医者らしい服装。
もう一人は大人っぽい私服だ。
どちらも美人で、スタイルもいい。
私服の女性が駆け寄ってくる。
「じょうち゛ゃ~ん!よか゛った゛ぁ!」
そう言って抱き着いてくる。
「しょうちゃんが、ハグを嫌がらない!ここが天国なのね(ボソボソ」
暖かくて、いい匂いがする。
何か言っている気もするがとても心地よい。
だが、聞かなければならないことがある。
「す、すみません。どちら様ですか?」
「嘘っでしょ?しょうちゃん、ママのこと忘れちゃったの?」
ママ!?
嘘だろ、俺の母親はもっと年老いてたはず、、、
たしか、、、
いや?この人が俺の母親だった、、、
記憶が混乱する。
二人の記憶が混ざったような。
記憶が塗り替えられるような、そんな感じ。
「しょうちゃん?悲しいの?」
気が付けば、頬を涙が伝っていた。
ママはやさしく僕を抱いてくれた。
その日、俺は僕に転生した。
短くてすいません。
なお、書き溜めはないので心配してください。
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