それでもあなたを
「俺達別れよう。」
一週間前彼にそう告げられた。突然のことで衝撃も大きく、その時の記憶が定かではない。今でもまだ夢かなと思えてしまう。
「君が一番だよ」
「いつでも行くね」
「ずっと一緒だよ」
そんな言葉がずっと頭の中で鳴り響いている。知っていた、私が一番じゃないことも、ほかにそう言っている子が何人もいることも。だけど幸せな2人の時間、それだけあればいい、偽りでも構わない、そう思っていた。しかしその時間ですらも終わりを告げた。あなたは知らないんだろう。私がどれだけあなたを愛していたのかなんて。興味すらないんだろう。
「そうだ、忘れてしまおう。そして別の人を好きになろう。」
そんなことを思い、前を向こうとするもどうしても彼の顔が思い出が浮かんできてしまう。あの人は私に色々なことを教えてくれた。だけどあなたの忘れ方だけは教えてくれなかった。あなた以外に好きになれる相手などいるはずがない。
「ねえ、また私のことを好きになることってあるのかな?」
そう独り言を言った。分かってるよ、無理だって。叶わないって。
それでも君のことが忘れられない。君はすぐに忘れてしまうのかもね。私を傷つけて、不幸にして、平然と幸せな日々を送るあなたは最低だよ。でも、それでも…
「それでも私は…あなたを愛してる」