表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

39/54

家臣団

感想と評価、ブックマークをお願いします。面白くなければ★一個。まあまあなら★三個、面白かったら五個お願いします。入れていただけるとモチベーションが上がります

「本当にここは400年後の世界なのですな」

ドラッケンは中年になったセイント王から話を聞いて、やっと認めた。


「ああ。勇者たちのおかげで平和が保たれておる」

「彼らが偽勇者ではなく二代目勇者だったとは。失礼を詫びねばなりません」


顔を赤くする船長だったが、次に不機嫌になる。


「しかし、祖国がそのような状態になっておるとは。いかに平和な世が続いたとはいえ、勇者の一族を追放するとは何を考えている。誰がこの平和に導いたと思っておるのだ!恩知らずどもめ」


グローリー王国に怒りを募らせるドラッケンだった。


「どうする?セイレーン号の所属はグローリー王国じゃ。かの国に卿らの子孫もおろう。祖国に戻るか?」


セイント王に聞かれたドラッケンは、ゆっくり首を振った。


「我らの忠誠は常に勇者にあり。また子孫といっても400年もたっておれば、我らの事を受け入れぬでしょう。我らは二代目勇者様に従い、セントバーナード王国に亡命したいと思います」


それを聞いて、セイント王は満足の笑みを漏らした。


「よかろう。卿らを歓迎する」


こうして、彼らはセントバーナード王国に受け入れられたのだった。




王子やライトからの報告を受けて、御前会議が開かれる。


「彼らは勇者にしたがった『光の騎士団』じゃの。六魔鬼の一人、ナバラジャが勇者に倒された後、その体を封印するために向かった先で行方不明になったと聞く。まさかオラムス鉱山の地下にいたとは」


セイント王が感慨深げに語る。


「勇名を誇った伝説の騎士団が我が国に参加するとは」

「しかも太古に失われた風のオーブと飛行船が手に入るとは、これで我が国もますます発展できる」


喜ぶ大臣たちだったが、一人だけ青い顔をしている者がいる。


「財務大臣、何か懸念があるのか?」

「その……勇者殿にたいする報酬ですが……あまり国庫に余裕がありませぬ。いかがいたしましょう」


財務大臣は泣きそうな目をしている。あまりにも短期間に大手柄をあげられたので、払う財貨がないのだった。


「ううむ……あの神殿で見つかった黄金を金貨にして渡すというのは?あれだけ大量にあれば、充分に払えると思うのだが」

「それしかないでしょうな。ただし、全部勇者に渡すというのは問題になります。彼自身にとっても、使い切れない黄金は身を亡ぼす元になりましょう」


財務大臣の進言を受けて、王は裁可をくだす。


「よろしい。黄金はシャイン家・王家・そしてヒラガ家の三分割とする。そして風のオーブは王子への報酬として国家の所有物とし、勇者殿には子爵への昇爵とセイレーン号、そして騎士団を与えよう。さらにヒラガ家には、飛行船を解析してその技術を研究することを許可する」


その言葉に、軍務大臣は慌ててしまった。


「陛下、騎士団はともかく、飛行船を与えてしまうのはいささか危ういのでは?あれは使いようによっては一機でも国をも亡ぼせます」


その懸念に、王は笑って手を振った。


「問題ない。今の時代風のオーブを制御できるのは王家の一族だけじゃ。その魔力の補充なしには飛行船は数回の航行で動かせなくなる。。幸い、エレキテル殿のおかげでオーブを使えばその代わりとなる魔石を量産できることがわかったし、源たる風のオーブを握っておれば、反逆される恐れもない。我が国は飛行船の技術を得て、世界に乗り出すのじゃ」


こうして、『光の騎士団』はライトの家臣になるのだった。


感想と評価、ブックマークをお願いします。面白くなければ★一個。まあまあなら★三個、面白かったら五個お願いします。入れていただけるとモチベーションが上がります

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
[気になる点] ・何故ドラッケンを不敬罪で処刑しないのか 紋章見せた上でクーデルをこき使ったという事は 彼が王族ゆかりの者である可能性を承知の上でことでしょう? ならグローリー王国所属扱いなら他国へ…
2020/10/31 09:55 那婿 万代
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ