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『意味が不明な場合の考察論』⒅

『意味が不明な場合の考察論』⒅



意味が不明なことを、意味が通るように変容させることで、社会に触れることがある。

また、観念上の言語の行方は、本質的に意味読解を可能にする。

恐らくは、人間に与えられた最初の命題は、言葉という存在の意味不明だっただろう。



しかし、人間の叡智は、言葉を発達させ、文字にまで発展させた。

これは、意味が不明であるということの、意味の始まりであろうと思う。

何れにせよ、言葉は、確かに、上空に現出したのであって、言葉の雨が海を作った。



それでもやはり、我々人間は、言葉と密接が故、言葉のことを思考せねばなるまい。

日常の言葉、小説の言葉、それらと向かい合わなければならないのだ。

そういう意味では、未だに意味不明な領域があったほうが、居心地が良いとも言えると思っている。

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