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バザーは誘惑の森だった

大変お待たせしました。今回だいぶ短いです。。。

次の更新はもっと長くなるようにします。


また、ブクマ2000件を超えました!ありがとうございます!これからもAWOをよろしくお願いします!

 とっても賑やかなバザーは、様々な人種で溢れかえっていた。

パンジーも私もついついポカンとしてしまい、後ろから来る人にぶつかられて正気を取り戻した。

階段のところでは青果店や八百屋、魚も肉も売っていて、まさに食品の宝庫だった。

しかし、階段の一番最初には空の箱を売っている店があり、他のお店の箱でも買取しているのかと思い通り過ぎようとすると、パンジーに呼び止められた。


「マスター、お待ちください。こちらでこの箱を買うべきです!」

「え?この空箱を?」

「そうです。メニューのインベントリをご覧ください。」

「メニューのインベントリね。」


【インベントリ】

87/100

・テントセット小(1/1)

・楽譜紙(100/100)

・インビジブルインク(1/100)

・レターセット(10/100)

・金隠れインク 緑(1/100)

・ガラスペン パンジー(1/100)

・ランタン(1/100)

・簡易料理用包丁(1/100)

・まな板(小)(1/100)

・コンパクトクッカー(1/100)

・ケトル(1/100)

・シュラフ(1/100)

・折りたたみテーブル(小)(1/100)


「先ほど買い物したものは、ウエストポーチに入れたものと、インベントリに入れたものがあると思います。インベントリは初期の段階で100枠あり、同じものであれば100個まで1枠の中に入れられます。しかし食材など、種類が多すぎるものは、個別に入れるとインベントリを圧迫してしまいますので、それぞれ『収納箱』と呼ばれるものがあります。収納箱は野菜、魚、肉、調味料など大分類で保存ができ、1種類につき50まで入れることができます。大きさによって入れられる種類が変わりますので、必要に応じて購入しておくのをお勧めします。」

「インベントリの整理整頓に良さそうね!料理はそこそこに楽しめればいいし、街にいる間はなるべくその街の郷土料理とか食べたいし…」

「では、野菜を『中』のサイズを購入するのはいかがでしょうか?中は30種類の食材が入れられます。肉や魚は『小』のサイズで10種類です。調味料は、香辛料を手広く扱うなら中、必要最低限なら小で十分かと思います。穀物関係を購入する予定があるなら小で十分ですが、たくさん買う予定がなければ、インベントリに直接で大丈夫だと思います。」


 パンジーから色々収納箱の有用性を教えてもらい、中の箱を野菜、調味料で1箱、小を肉、魚用で1箱購入した。金額は小500F,中1500Fトータル4000Fになった。

色々な店を冷やかしながら、欲しい食材を選んでいく。面白いのは所々で食材の名前が、現実のものとは違っている部分。レタスはチシャス、トマトはポモポ、ナスはナッグ、キュウリはなぜかカッパだ。

肉や魚は購入よりも倒して手に入れる方法があるらしいので、出費を減らすために購入を控え、調味料を購入しにいった。


「いらっしゃいませ、香辛料のムサカです!」

「こんにちわ、一通り揃えたいのだけどオススメはある?」

「はい!それでしたら基礎調味料セットと基礎ハーブセット、基礎香辛料セットがおすすめです。基礎調味料セットには砂糖、塩、酢の3種類が30回分、基礎ハーブセットはセージ、タイム、レモングラス、バジル、ローズマリー、クミン、コリアンダーの7種類が30回分、基礎香辛料セットにはオレガノ、胡椒、唐辛子、山椒、シナモン、生姜、ターメリック、ナツメグ、ニンニク、ローリエの10種類が30回分入っています。それぞれ、500Fです。」

「なかなか良いわね!ブレンド済みのものとかはあるかしら?」

「ありがとうございます!ブレンド済みですと、ガラムマサラ、七味唐辛子、柚子胡椒、カレー粉があります。」

「そちらはおいくら?」

「ガラムマサラは2500F、七味唐辛子は1500F、柚子胡椒は2000F、カレー粉は3500Fです」

「あ、予算オーバーだわ!基礎セット3種類にするわ。」

「ありがとうございます!1500Fです。」


 調味料を買い終え、隣で油をごま油、オリーブオイル、菜種油の3種類を購入1瓶づつ購入し、ついに!私は素寒貧になった。正直、調子をこいていたとしか言えない。パンジーと一緒に、大いに慌ててこの状況に対する打開策を立てた。


「マスター、このままではとってもやばいと思います!とりあえず一度準備をやめて、金策をしましょう!」

「金策には賛成だけどどうするの?」

「まずは冒険者ギルドに行きましょう。冒険者ギルドへの登録は無料です。」

「まずは登録ね。」

「登録しましたら、お手伝いクエストを何件か消化しましょう。」

「お手伝いクエスト?」

「そうです。内容はピンキリですが、早めに終われるお手伝いを数受けて、金策をはかります!」

「早く終わるものって大体安いんじゃないの?」

「安いものもあれば高いものもあります。そこはその時の質によります、けれど人気のないクエストになるので、選び放題ですし、クエストに時間かかるものは数日単位にも及ぶため、早く終われるもので金策しましょう。」

「OK、ではそうしましょう!」


こうして無一文な私は金策に走ることになった。

ちなみに鮭はシャッケデスという名です。

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