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日々  作者: 笹十三
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窒息しそうな愛

君だけの愛はいらない。君の愛は恋情だから。私が欲しいのは、恋じゃなくて愛。みんなに愛されていたいのだ。それは欲張りだろうか。でも、誰かが自分を否定しているかもしれないって恐怖から逃れられない私は、否定の無い、私への愛に満たされた安らぎが欲しいのだ。

愛が人を創ると言うのなら、私は人じゃないのかもね。


愛は欲しいよ。けれど、君の愛が欲しいわけじゃない。


誰の愛だっていいんだ。


愛に恋してる。君に恋してるわけじゃない。


私の愛は空気みたいなもの。ふれられないし、見えもしない。


私の愛は名札みたいなもの。私以外には必要とされないし、いらないもの。


私の名前のついた、私だけの愛。


そんな愛を、あなたにあげても仕方ないでしょ。


私の愛の言葉は、知らない国の言葉みたい。そんなの、君は必要ないでしょ。


私の愛は、君に届かないし、君だけの愛を私は必要としない。


愛なんて、ないのかな。


私が持ってないだけかもしれない。


愛はみんなもってるさ。


だから、愛のない私はいらないのかな。


それでも私は生きてるよ。


愛なんて無くったって生きられるよ。

愛のない君、悲しみが君の愛だよ。


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