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めざせ豪華客船!!  作者: たむたむ
第三章 胡椒貿易とダークエルフの島
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17話 めざすは最高のプリンとパレルモ旅行の計画 

 日課のキスで目をパッチリ覚まし。朝食を食べて出かける準備をする。新しい船を確認したいけど、ジラソーレに返事をするのと食料の買い出しもしないと。さっさと全部終わらせて思う存分新しい船を楽しもう。


「今からジラソーレに会いに行くのは早いよね? 先に食料の買い出しに行こうか」


「確かに早いですが、ジラソーレの方達が依頼に出てしまったらどうしますか?」


「あっ、確かに、でも忙しいなら話も詰められないし、宿に寄って10時頃訪ねる事と、依頼があるのなら、帰って来る日時を女将さんに知らせるように、頼んでおこうか」


「「はい」」


 宿に向かい中に入る「あっ、女将さん、おはようございます。ジラソーレの皆さんに言付けを頼みたいのですが、お願い出来ますか?」


「おはようございます、ワタルさん、構いませんよ」


「では、今日の10時頃訪ねる事と、依頼で居ないのであれば、帰って来る日時を女将さんに知らせておいて欲しいとお伝えください」


「はい、分かりました」


「ありがとうございます、ではまた10時頃に来ますね」


「はい、お待ちしております」


「さて買い物だね。作りたい物があるから卵とミルクと砂糖が欲しいな。ミルクが何処に売ってるか知ってる?」


「私は分からないわね」 


「ミルクですか? 私も見たことありません、チーズの原料ですよね?」


「チーズがあるんですか?」


「ええ、ありますよ、保存食で干し肉と一緒に売ってますよ」


 ええ、見逃してたの? でも食堂とかで出た事ないよね? でもチーズがあるのは嬉しい。


「食堂とかでも見た事ないよ? なんで?」


「クセが強いですし値段も高めです。保存食をわざわざ食堂では使いませんから、見る事は無いと思いますよ」


「そうなんだ、チーズとミルクは手に入れたいね。カミーユさんに手に入れられないか聞きに行こう」


「「はい」」


 商業ギルドでカミーユさんを見つけ話しかける、「おはようございますカミーユさん」


「おはようございます、ワタルさん、今日はどうされました?」


「ミルクが欲しくてですね、何処に行けば手に入るか分かりませんか?」


「ミルクですか……それなら魔導船で1時間程、川をさかのぼって一つ目のシエーナ村がチーズを作っています。そこまで行けば手に入るかもしれません」


「ありがとうございます、行ってみますね」


「ワタルさん、ミルクを何に使われるのですか?」


「ちょっと作ってみたい物がありまして、成功したらお見せしますね」


「分かりました、楽しみにしていますね」


「頑張って完成させます。上手に出来てたら褒めてくださいね」


「ふふふ、私は厳しいですよ? 頑張ってくださいね」


「はい」


 おー成り行きでカミーユさんに褒めてもらう約束をしちゃった、最高のプリンを作らないとな。


 商業ギルドから出て、卵と砂糖を購入する。


「イネス、フェリシア、新しい船の確認は明日にしようか。チーズとミルクは欲しいから今日は村に行くとして10時まで少し時間があるから、どこかでお茶でもしようか」


「焦らされるのね。新しい船を早く見たいわ」


「私も見たいです、ご主人様」


『りむもみる』


「僕も早く見たいんだけど。新しい船は、最初は明るい所でじっくり時間を掛けて楽しみたいから、今日だと時間が足りないんだよね。明日じっくり楽しもう」


「「はい」」


 僕も早く新しい船を楽しみたいんだけど、じっくり楽しむ為に今日は我慢だ。


 時間を潰して海猫の宿屋に向かう、「女将さんジラソーレの皆さんは?」


「ああ、ワタルさん、お部屋でお待ちですよ、呼んで来ますね」


「ありがとうございます」


「こんにちは、ワタルさんお部屋にどうぞ」


「こんにちは、アレシアさん、ありがとうございます」


 おうふ、この前よりも殺気が凄いな。宿に泊まっている人って全員ジラソーレのファンなのか?


「それで、ワタルさん、今日はどうされました?」一通りの挨拶を済ませるとアレシアさんが尋ねて来た。


「ああ、秘密を守ってくださるのであれば、パレルモまでご一緒しましょうと思いまして」


「本当ですか!!!」


「ええ、本当ですよクラレッタさん」


「必ず守りますのでお願いします」


「クラレッタさん落ち着いてください、他の皆さんの意見も聞かないと駄目ですよ」


「えっ、ああ、そうでした、ごめんなさい」


 シュンとしたイヌミミ巨乳美人……可愛い。


「ふふふ、クラレッタはずっと大聖堂に行きたがってたもの、しょうがないわよ」


「ワタルさん、ワタルさんの秘密は悪い事ではないですよね?」


「ええ、大丈夫ですよアレシアさん。僕の秘密は犯罪に関する事ではありませんから」


「そうですか、でしたら私は秘密を守ります。皆はどうかしら?」


 アレシアさんの問いかけに他のメンバー全員も秘密を守る事を誓ってくれた。


「それでワタルさん、乗船料金はどの位なのかしら?」


「乗船料金ですか? えーっと、考えてなかったです。仕事として考えてなかったので、別に必要ありませんよ。お金を受け取ってしまうと航海の間がお仕事になりますから、逆に辛いですね」


 全く考えてなかったな、どちらかと言うと僕がお金を払いたいぐらいだからな。


「しかし、そういうわけにもいかないわ」


「そうですか? うーん、では、港町に着いてから、首都まで3日掛かりますので、その間の護衛でどうでしょうか? Aランクの冒険者の護衛なら釣り合うのでは?」


「そうかしら? それなら全行程を護衛するわよ?」


「それでは、商売に行く時も護衛をお願いします。それ以外は観光ですので、自由に楽しみましょう」


「分かったわ、よろしくねワタルさん」


「はい、こちらこそよろしくお願いします」


「それでワタルさん、何時頃出発予定なのかしら?」


「僕は明日の夜以降ならいつでも大丈夫ですから、ジラソーレの皆さんに合わせますよ」


「そう、私達も島に行くつもりだったけど、それは取り下げるわ。私達も準備もあるから明後日以降がいいかしら? みんなは大丈夫?」


 誰も異存は無いようだ、ああ、食料は此方で準備する事を伝えておこう。


「あっ、食料は此方で準備しますので大丈夫ですよ」


「パレルモまで結構時間が掛かるはずよ、そこまでお世話になれないわ」


「あー、そうですね気を遣わせてしまいますね。秘密の一つに食料の保存方法があるんですよ。保存食は必要ないので、時間を合わせて一緒に買いに行きましょうか」


「そうなの? じゃあ、一緒に買いに行きましょう。いつ頃がいいかしら?」


「うーん、明日は用事があるので明後日でどうですか?」


 新しい船を楽しむ為なんだけど、ジラソーレを案内する前にしっかり施設を確認しておかないと駄目だからね。しょうがないよね。


「ええ、分かったわ。何時頃がいいかしら?」


「そうですね、今日と同じ位でいいですか?」


「ええ、準備しておくわね。お手数だけどよろしくね」


「問題ありませんよ」


 あっ、真面目な話が終わったとたんにリムが連れて行かれた……リムの魅力にドロテアさんもマリーナさんもメロメロだね。


「ねえ、ねえ、ワタルさん」


「ん? ああ、カーラさん、なんでしょうか?」


「保存食がいらないなら、毎日美味しいご飯が食べられるの?」


 キラキラして目で聞いてくる、うわーかわいいなー期待には応えないとね。


「ええ、船で料理が出来ますから、毎日美味しいご飯が食べれますよ」


「うれしい」


「うふふ、カーラは保存食が苦手なの。ワタルさんの料理も好きだから喜ばせてあげてね」


「そうなんですか」


「イルマもワタルさんの料理、好きでしょ?」


「うふふ、ええ、好きよ」


 イルマさん、その言い方なんかエロいです。ご馳走様です。


「ありがとうございます。今日行く村で材料が手に入ったら、とっておきを作りますので期待しててくださいね」


「楽しみ、何を作ってくれるの?」


「秘密です、頑張りますので期待して待っていてください。上手に出来たら褒めてくださいね」


「分かった、沢山褒めるから頑張ってね」


 おお、カミーユさんの時と同じパターンで行けた。沢山褒めてもらうためにも最高のプリンを作り上げないと。


「はい、まかせてください」


「あ、あの、ワタルさん、すみませんでした」


「えっ? クラレッタさん、どうしたんですか?」


「あの、私大聖堂に行きたくて、我慢できなくて、その、ワタルさんにご無理を言ってしまい本当にすみませんでした」


「ああ、無理なんて事、全然無いですよ。元々パレルモに行く予定でしたし、ジラソーレの皆さんとご一緒できるのは嬉しい事ですから。クラレッタさんには感謝の気持ちでいっぱいですよ」


「ありがとうございます」


「いえいえ、念願の大聖堂に行くんです。思いっきり楽しみましょうね」


「はい」


 僕、今いい事言ったよね。美少女ゲームなら好感度アップだよね。


(ご主人様、笑顔が危ないですよ……)

 

(イネス……そんなに危ない?)


(ええ、とても)


(ありがとうございます、気を付けます)


 イネスが小声で教えてくれた所によると、僕の笑顔が危ないらしい。気を付けないと……特に今からジャグジーの為の第一歩だ。慎重に行動しないと。


「それでですね、皆さん、船の一つの施設を使うのに、作っておいた方が良い服があるんですが、どうしますか? 1着5銀貨掛かるんですが」


「服? どんな施設の為の服なの?」


「うーん、見て驚いて欲しいので、詳しくは言いませんが、お風呂関係ですね」


「まあ、ずるいわね。お風呂関係なんて言われたら、作らない訳にいかないわよね。みんなはどう?」


 他の皆も乗り気だ。なんか心が痛むな、お風呂関係は嘘じゃないんだけど、僕が一緒に入る可能性を上げる為の服だし、怒られないかな?


「ワタルさん、何処で作れば良いのかしら?」


「この後時間があるのならご案内しますけど、どうしますか?」


「そうね、今日の予定は何も無いからお願いするわ」


「分かりました。さっそく行きますか?」


「ええ、みんな行くわよ」


 リムを頭に乗せて、服屋に向かう。ジラソーレと一緒に宿を出る時の、男達の視線が怖かった。もう海猫の宿屋に泊まる事はないだろうな。


 服屋について中に入る。


「いらっしゃいませ。あら、まだご注文の品は出来ていないのですが」


「いえ、昨日注文した服を、こちらの方達にもお願いしたいのですが」


「まあ、ジラソーレの方達ですよね、光栄です」


 店員さんがキャピキャピしてる……凄いなジラソーレ。


 採寸をしながら楽しそうに会話をしている……微笑ましく見守っていただけなのに追い出された。


「ご主人様。女性の採寸をニコニコ見学しているのは、さすがに問題かと」


「……ああ、確かに……」


 うん、女性の採寸をニコニコ見学。言葉にしただけで、デリカシーの無さがハンパじゃないな。採寸が終わったら謝ろう。


 採寸が終わり中に入れて貰えたので、謝る。笑って許してくれたけど気を付けないと。


「変わった服ね。人数が多いけど明後日までには何とかしてくれるそうなの、出発までには間に合うわ」 


「それは良かったです。では、そろそろ失礼します。明後日の10時頃、宿に行きますね」


「分かったわ。よろしくお願いします」


 ジラソーレと別れて、シエーナ村に出発だ。チーズとミルクを手に入れるぞ。

誤字脱字、文面におかしな所があればアドバイスを頂ければ大変助かります。

読んで頂いてありがとうございます。

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[一言] 商会立ち上げて専属契約すればいいのに…。
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