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めざせ豪華客船!!  作者: たむたむ
第二章 モーターボートで荒稼ぎ!!
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17話 奴隷商館とフェリシアさん

 イネスさんと奴隷契約をして浮かれているとドゥッチオさんが話しかけて来た。


「フェリシアはどう致しますか?」


 フェリシア? そうかもう1人会う予定だったな、お願いしないと。


「ええ、よろしくお願いします」


「あら、私を買った後にもう1人、しかもフェリシアなんて欲張りね」


「あはは、1人でずっと護衛なんて出来ませんからね、最低でもあと1人は必要ですね」


「確かにそうね」


 話していると、鞄の中からリムが出て来た。肩までのぼりプルプルしながら伝えて来た。


『……ごはん……』


「そっかお腹がすいたんだね。ごめんね待たせて、もう少し待ってね」


「ドゥッチオさん昼食の後からでも構いませんか?」


「はい、問題ありません。よろしければこちらで昼食をご用意いたしますがいかがですか?」


「あっ、そうですねイネスさんの服の問題もありますし。5人分お願いしてもいいですか? あとイネスさんの服も何かあれば売って頂けませんか?」


「かしこまりました、こちらの部屋でお待ちください」


「リム、ご飯をもうすぐ運んで来てくれるから、もう少し待っててね」


『……うん……』


「ご主人様、その子はご主人様の従魔なの?」


「はい、紹介をしてませんでしたね。この子はリム、ホーリースライムで僕の従魔です」


「リムこの人はイネスさんと言って、今日から仲間になったからね」


『……なかま……』


「ご主人様はリムちゃんと会話ができるのね」


「はい、1人で話しているように見えるかもしれませんが、リムと話してるんですよ」


「わかったわ、リムちゃんよろしくね」


『……なかま……』


 リムは意味が分かってるのかな? まあいいか、可愛いからね。


「すべすべで気持ちいいのね」


「リムの手触りは最高ですよ」


 イネスさんにリムの可愛さを伝えていると、昼食が運ばれて来た。


「お食事と服を用意いたしました」


「ありがとうございます、お幾らですか?」


「こちらはサービスになります」


「えっ? 良いんですか? こんなに良い服なのに」


「はい、問題ありません」


「ありがとうございます」


「ディーノさんとエンリコさんを呼んで来ますから、イネスさんは着替えてください」


「分かったわ」


 外に出てディーノさんとエンリコさんを呼びに行く。


「ディーノさん、エンリコさん、お待たせして申し訳ありません。食事を用意してもらったのでこちらにお願いします」


 ディーノさんとエンリコさんを連れて部屋に戻る。そうだ、イネスさんも紹介しないとな。


「ディーノさん、エンリコさんこちらがイネスさんです。上手く行けばあと1人仲間が増えると思いますのでよろしくお願いします」


「イネスよ、よろしくね」


「「よろしく」」


「さあ、食事にしましょう、いただきます」


「「「いただきます」」」


「リム、美味しいかい?」


『……おいしい……』


 リムは朝食の時みたいに色々なお皿を行ったり来たりしている、可愛い。


 昼食が終わってイネスさんと護衛の2人はこの部屋で待っていてもらって、リムだけ連れてもう1人に会いに行く。


 商売の神様の結界が張られた部屋に入ると直ぐ後にフェリシアさんが入って来た。


「ダークエルフのフェリシアです。よろしくお願いします」


「はい、ワタルと言います、よろしくお願いします」


 うわー美人だな、輝くような銀髪に褐色の肌、ドロテアさんより少し濃い褐色だな。Fカップで胸のポッチが薄い布の服の御蔭で輪郭がわかる……違う、今は契約できるように頑張らないと。


「ワタル様、私が奴隷商館に提出した条件は、最低限の食事と性行為の承認です」


「ずいぶん少ないのですね。もっとよい条件が出せると思うのですが」


「はい、最低限の条件であれば、もしオークションに出る事になっても高く売れると思うのでそうしました」


 イネスさんとはずいぶん感じが違うな。真面目と言うか余裕がないと言うのか? 話をよく聞いてみよう。


「フェリシアさんはどうして奴隷になったのか聞いてもいいですか?」


「はい、私は森の中にあるダークエルフの村長の娘です。ある日、私達の村は亜人狩りの部隊に襲われました。必死に抵抗してなんとか撃退はしたのですが、大勢の村人が亡くなり食料も失いました。ですので食料や薬を買うために身売りしました」


 おうふ、思った以上に重たい内容だった。しかし亜人狩り? この国は人種差別はほとんど無いって聞いてたけど、どうしてだろう?


「フェリシアさん、この国は人種差別が少ないと聞いていたのですが、間違ってました?」


「いえ、この国は過ごしやすい国で人種差別もほとんどありません。私達の村を襲ったのは、人族至上主義の国家のどれかだと思います。私達を襲い商売の神様の奴隷契約ではなく、魔法陣で強制的に奴隷にして連れて行くのです」


「他国の人間がそんな事を……この国の王様は何か対策はうってないのですか?」


「いえ、国境線の警備を厳重にしたり、人数を増やしたりしてくださってるのですが、広い国ですので全てに手が回らないのです。それに自分で言うのもなんですが、私達は見目が良い種族ですので高額で取引されるのか、この国に居ても亜人狩りや盗賊に襲われるのです」


「そんな事が有るんですか」


「はい、それで難しい条件なのは分かるのですが、私達に安住の地を見つけて欲しいのと、村の人数が減ってしまったのでどこかで暮らしているダークエルフを見つけて勧誘したいのです。かなえて下さるのなら私の全てを捧げます、お願い出来ませんか?」


 うーん、物凄い銀髪巨乳美女に全てを捧げますって言われたら、テンション上がるはずなんだけど、なんか悲壮感が漂っていてテンションあげれないよね。


 実際この問題は船召喚で何とかならない事も無いんだけど、奴隷契約の条件が2人とも船召喚で何とかなりそうな所に御都合主義をかんじるんだよな、創造神様がなんかテコ入れしてたりしてないかな?


「そうですよね、難しいのは分かっているんです、無理を言って申し訳ありません。私の全てを捧げても釣り合わない事は分かっているんです」


 悩んでる間に話が先に進んでる、テコ入れが有ろうが無かろうが乗っかるしかないならやるか。


「あーちょっと待ってください、考えてただけですので、あのですね絶対とは言えないですが何とかなる方法はありますよ」


「本当ですか? 教えてください、お願いします」


「僕のスキルを見てください、この船召喚のユニークスキルは、沈まない、壊れない、侵入されない船を召喚出来るんです。


 僕は貿易で陸地に居る時の護衛を求めています。フェリシアさんが僕を守れる力が有るのなら、貿易をしながらですが人が住める無人島を探して移住のお手伝いをしますよ。


 ただし、無人島が無かった場合や、見つけられない可能性も有ります。移住可能な無人島が見つかれば、海には大型の魔物が沢山いるので、見つけた無人島に人が来る可能性は少ないと思います。運が必要な探索になりますが、僕が出来るのはこの位ですね」


「ほんとうに沈まない船が出せるんですか? 自由に海を渡れるのなら、それなら誰もいない人が住める島が見つかるかもしれません」


「食料の問題もありますから、自由に何時まででもは無理ですが、ユニークスキルの事について商売の神様に誓ってもいいですよ」


「ありがとうございます、あの、よろしくお願いします」


「はい、まずはステータスを見せて頂けますか? そのあとで条件の折り合いを付けましょう」


「分かりました、ステータス」


 名前  フェリシア

 年齢  62

 種族  ダークエルフ

 職業  奴隷 

 レベル 92


 体力  920

 魔力  1840

 力   92

 知力  268

 器用  178

 運   18


 スキル 雷属性魔法レベル3

     結界術レベル3

     弓術レベル3 

     短剣術レベル2

     気配察知レベル2

     身体強化レベル2


 齢が62、ダークエルフだから普通なのか? 遠距離タイプだよね、でも、雷属性魔法と結界魔法、特に結界魔法が陸地での安全に役に立つのなら、是非とも仲間になってもらいたいな。


「フェリシアさんこの結界魔法ってどんな魔法ですか?」


「結界魔法は対象に結界を張り攻撃を防ぐ魔法です。私の実力ならある程度強い一撃までなら、剣でも魔法でも確実に1度は防ぎます」


「結界魔法はかけられたまま動き回れますか?」


「はい、危険を自動で判断して結界が防ぎますので、普段は何もない状態と変わりません」


 完璧だよね、是非とも仲間になって欲しいな。


 あっ、忘れてた、リムにも一応聞いておかないと。昼食を食べて眠くなったのか、鞄の中で寝ていたリムを起こしてフェリシアさんを見せる。


「リム、このお姉さんの事、どう思う?」


『……? ……』


 よく分かってないな、でも嫌がってないなら大丈夫だろう。


「フェリシアさん僕は是非とも契約して欲しいと思っています。条件をお願い出来ますか?」


「はい、安住の地を探索する事、島が見つかったら移住のお手伝いをする事、島が見つかったあと別の場所でダークエルフを見つけた時も移住に協力する事です。


 あとは、その、私の心も体も全て捧げますが、その、最後までするのは、島が見つかって移住が完了した後でもいいですか? それまでも精一杯ご奉仕致しますので」


 精一杯ご奉仕? すごく嬉しいです。でも最後までいけないのも2度目だね、本当に創造神様に何かされてないか教会に行って確かめておこう。


「分かりました。その条件で奴隷契約をお願いします」


 外に出て、ドゥッチオさんに条件に折り合いがついたことを伝えると、また目を丸くして驚いていた。ドゥッチオさんにギルドカードから30金貨引き落としてもらい、契約の間に向かう。


 契約の間の魔法陣の上に乗り誓いと条件を宣言する。


「スキルについてウソはないと商売の神様に誓います、奴隷契約の条件は、ダークエルフの安住の地を探索する事、島が見つかったら移住のお手伝いをする事。


 島が見つかったあと別の場所でダークエルフを見つけた時も移住に協力する事、島が見つかって移住が完了したら、心も体も全て捧げてもらう事、最後までHするのは移住が完了した後、それまでは精一杯ご奉仕して貰う事を対価に奴隷契約を結びます」


 フェリシアさんの首輪に血を付けると魔法陣が光り輝き、僕とフェリシアさんに吸い込まれていった。


「ふー無事成功だよね? この緊張感は苦手だな」


「ご主人様、契約が守られる限り精一杯頑張りますので。よろしくお願いします」


「こちらこそよろしくお願いします」


「ドゥッチオさん度々申し訳ありませんがフェリシアさんの服をお願い出来ますか?」


「かしこまりました、少々お待ちください」


 服を持ってきてもらい、フェリシアさんに着替えてもらい皆が待っている部屋に向かう。


 部屋に入りそれぞれの挨拶をすませる。宿に戻って部屋を取り直してから、必要な物をまとめて買い出しにいくか。


 海猫の宿屋に戻り、部屋を4人部屋に変えて貰って護衛の2人も隣に移ってもらう。


「今後の予定を話しておきますね。イネスさんとフェリシアさんの必要な物の買い出し。着替えや身の回りに使うものと武器、防具ですね」


「僕はあと10日ほど島に行く仕事がありますので、その間にイネスさんとフェリシアさんはディーノさんとエンリコさんから護衛の仕方を学んでください」


「私は冒険者の時に何度か護衛依頼を受けたことがあるわよ?」


「ディーノさんとエンリコさんは商業ギルドが紹介してくれた護衛のプロです。学ぶことが沢山あると思いますよ」


「分かったわ」


「それでは、イネスさんとフェリシアさんは、必要な物を考えてメモしてくださいね」


「「はい」」


 まずは武器屋に向かい、イネスさんに剣と小杖を、フェリシアさんに短剣と弓と小杖を購入した。防具屋ではイネスさんが軽鎧、フェリシアさんが魔獣の革の鎧を購入した。


 大きな杖を使わないのか聞いてみたら、大きな杖は儀式魔法で大きな魔法陣を描く為のもので、小杖は戦闘時の魔法陣で使うそうだ。武器と防具を手に入れたので服屋と道具屋に向かう。


 長かった、この世界でも女性の買い物は長いんだね。2人とも楽しそうだからまあ良かったのかな? 僕や護衛のディーノさん、エンリコさんは遠くでそっと見守っていた。


 残高 3金貨 11銀貨 10銅貨 ギルド口座 4白金貨 23金貨 80銀貨

誤字脱字、文面におかしな所があればアドバイスを頂ければ大変助かります。

読んで頂いてありがとうございます。

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― 新着の感想 ―
なんで女性の奴隷が出るだけでゲス扱いかね、理由は述べられてるだろ・・・・・・
なろうはエロ直結ストーリーが人気だから、こういうストーリーもありだと思いますが、苦手な人もいるので急なゲスエロ展開はやめて欲しい。 エロ直結主人公なら、最初からそういう描写をして欲しい。 女性だけの冒…
[一言] 「安住の地」って… 豪華客船を召喚して何処かにずっと係留し、そこに住めぱいいんじゃないの? 設備は整ってるし、不審者は入れないし…
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