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No.02 Sie wer erinnern nicht daran

こうして家に帰った私は夜になり眠る

「あ!!弘人君!」

「…どうして僕の名前を知っているんだい?」

「え…だってお昼会ったじゃない、それにご馳走になったし…」

「……人違いじゃないかな??だって僕は今日、自転車がパンクしていてしょうがなく歩いて図書館に行って…うん、やっぱり君みたいな人には会ってないよ。」

「え…?いや…でも、ほらそのブレスレット!私とおそろいの…!!それなくしてたじゃん!?」

「いや、これはなくすはずがない!だっていつも手につけているんだ、無くすはずがない。それになぜ君は僕と同じものを?これはあの時…-----」


弘人君の言葉が頭に入ってこない…。現実であったのだから今度は覚えている…そう思っていた私には痛い仕打ちだった…。

そんな…夢の中のことだから忘れているとしか思っていなかった…また明日、現実の弘人君に会って…

それで私のことを覚えているか訪ねて…?できるかな…だってもし現実の弘人君も私を忘れていたとしたらそれは辛すぎる…。


「あ・・いいや、また…ね…。」

「--、-------」


弘人がなにか言っている、でもそれは私の頭には入ってこず、朝の光の方が私の眼に入ってきた…


「弘人君に会わなきゃ!!…会って話を聞かなきゃ…」

私のこと忘れていないよね!!って…?ふふっ…いきなりそんなこと聞いてもし覚えてなかったらどうするの?

もう一人の私の声が聞こえる…、それでも聞きたい!!ちゃんと会って話を聞きたい!!


そう心の中で思うと、私は立ち上がって仕度を始めた。

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