93:歌う宇宙船とマチコさん
ジャンル:宇宙〔SF〕
作者:長埜 恵
あらすじ
“歌う宇宙船”の修理工である僕は、四年に一度、人工星の管理人にして唯一の住人であるマチコさんの元を訪れる。
宇宙の片隅で交わされた、なんでもない一日の物語。
キーワード
近未来 ほのぼの 宇宙 切ない 星 修理工 優しい
掲載日
2020年 03月01日 16時41分
文字数
2,885文字
URL
https://ncode.syosetu.com/n3283gb/
感想
普段はホラーやブロマンスを書かれていることの多い作者さんであるが、これはちょっと毛色の違う作品。
人工星の管理用人型ロボットの一体と、それらの修理工である人間との交流を描いた話である。
3000字弱の短編なので、シーンの描写も少ないが、SF好きなら、空は満天の瞬かぬ星々、地は月面のような命無き地面にシェルターが1つぽつんとある。
そこで待つ人型ロボットという情景がありありと浮かぶであろう。
このレトロフューチャー的なロボットを題材にしたような話はとても好きである。それもガリガリと考察入れたSF長編というより、掌編の小説や読み切りのマンガみたいな。
以前紹介したたびーさんの『フルサトRadio』もその典型である。
キーワードにある通りの、優しく、切ないSFをぜひ。
ξ゜⊿゜)ξ ノ ⌒◇ <えいっ、ころころ。
童話RTA!?




