87:私の名はマルカ
ジャンル:異世界〔恋愛〕
作者:めがねぐま
あらすじ
私の名はマルカ・レイナード。
半年前からレイナード伯爵家の長女である。
本当の娘でもない私を引き取ったのは何のため?母様を馬鹿にするなんて伯爵許すまじ。
後悔させてやりましょう。そのためなら恋人のフリだってします。
キーワード
身分差 ざまぁ 貴族 殿下 恋人のフリ 恋愛してるフリ ハッピーエンド
掲載日
2019年 09月26日 02時00分
文字数
13,199文字
URL
https://ncode.syosetu.com/n8209ft/
感想
ちょうどわたしが異世界恋愛の中編、『メリリース・ロビンソンの憂鬱な日々』を上げる前だ。日間異世界恋愛のトップに君臨していた作品がこれである。
ちょうど異世界恋愛の今の流行りはどういうモノかランキング上位に目を通していたんだよね。
この話、セッティングは異世界恋愛テンプレというか悪役令嬢もののテンプレど真ん中をセッティングとして使ってますという感じなんだが、実のところ主人公は恋愛していない。
タグにもあるが恋愛してるフリなのだ。
わたしは自分で恋愛モノとか書けんなあと思っていたのだが、この作品が恋愛要素薄くても読者をキャッチできているなというのを見た。それはわたしが『メリリース』を異世界恋愛のジャンルで書く自信をつけたのであった。
恋愛要素が弱めでも異世界恋愛のジャンルでウケる要素とは何か。これはわたしの読者からも言われた言葉ではあるが、『自立した女性像』であろう。
芯があり、能力がある。感情的で無く、凛としている。そんな主人公だ。
なおかつ、女性的なしなやかさ、感性を持つキャラクター、男性読者にも女性読者にも受け入れられる強いキャラクターであろう。
そしてこの作品、最後の1文が強い。この紹介エッセイでも〆が巧いな、〆のシーンが印象的だなと言う作品はいくつもある。
だが、文章単位で〆を憶えているかというとそうでもない。
ぜひラストまで読んで頂きたい作品だ。
次は17日でー。
ξ゜⊿゜)ξ ノ ⌒◇ <えいっ、ころころ。
冬至の話だと……まる半年ズレですね!




