85:絶対に仏教由来語を使ってはいけない異世界
ジャンル:コメディー〔文芸〕
作者:LOVE坂 ひむな
あらすじ
絶対に仏教由来語を使ってはいけない異世界では、絶対に仏教由来語を使ってはいけない。
キーワード
異世界転移 異世界 召喚 仏教 ガキ使
掲載日
2020年 02月10日 14時10分
文字数
3,976文字
URL
https://ncode.syosetu.com/n3406ga/
感想
わたしはバラエティ番組やお笑いをほとんど見ないのだが、別に殊更嫌っているという訳ではない。
ガキ使を普段見ている訳でも無いが、年末の「笑ってはいけないシリーズ」はそこそこ見ているし楽しませていただいている。
この作品はそれを見ていること前提の作品ではある。
元ネタ同様、仏教由来の用語を口にすると尻を叩かれる異世界転移作品である。……意味が分からないが既に面白い。
ところで異世界で話されてるのは何語だという問題がある。
作品はむろん地球の言語、ここでは日本語で書かれるわけだが、彼らが日本語を話している訳ではないし、地球の文化が大々的に伝わっている訳でも無い。
つまり、「ふとんがふっとんだ」というダジャレが成立するのは日本語だからであり、異世界でそのダジャレで笑うのはおかしい。敵に包囲されたときに「四面楚歌か」と言うのは「楚」の国が無い異世界で言うのはおかしい。「あみだくじで決めよう」と言うのは「阿弥陀如来」のいない異世界で言うのはおかしい。
そんな意見である。
なるほど、言われてみれば自然なような気はする。
では仏教用語を一切使わず異世界転移してみると良い!
キミはこの作品の主人公のような目に遭うであろう。
とても笑え、なおかつそう言うことを言うクレーマーへの巧い皮肉になっている作品である。
次は7日。
ξ゜⊿゜)ξ ノ ⌒◇ <えいっ、ころころ。
ディストピア回転寿司。




