64:父の遺した『機関人形』
ジャンル:空想科学〔SF〕
作者:笹 塔五郎
あらすじ
十九世紀――ロンドンにて。
街の中心部には『塔』があり、それが巨大な蒸気機関として駆動している。
それを整備するのが自律行動する『機関人形』という存在であり、人々にとっては当たり前であった。
そんな街で暮らす少女――アイラ・コリンズは、父が遺した『機関人形』を目覚めさせる研究を行っていた。
いつも変わらず、彼女が目覚めぬ日々を送る――そんなアイラの日常は、突如として崩壊した。
※カクヨムにも投稿しております。
キーワード
R15 残酷な描写あり 女主人公 機械 人形 スチームパンク風 微百合
掲載日
2020年 01月30日 06時00分
文字数
6,793文字
URL
https://ncode.syosetu.com/n7662fz/
感想
ちょっと前にわたしがスチームパンク風の短編を上げたんだけどね。『悪役令嬢ドロシア・ファーレンハイトの華麗な転身』ってやつ。日間異世界恋愛3位が最高位だったかな。
そのほんの数日前に日間SF空想科学1位にいた作品がこれ。
つまりスチームパンク流行ってるってことだよ!(嘘)
みんなで書こうぜ!
わたしの作品とこの作品は全く似ていない。わたしのはスチームパンクを婚約破棄と冒険活劇で味付けをしていて、この作品はロボットと百合で味付けしている。
……また百合だよ!
さておき、異なる味付けの作品でありながら、冒頭の100文字くらいかな。笑っちゃうんだよね。ちょっと抜き出してみようか。
悪役令嬢ドロシア・ファーレンハイトの華麗な転身
大時計塔から空気の抜けるような音、金属の歯車が噛み合い擦れるような音を立て、少しして巨大な鐘が打ち鳴らされた。
正午だ。
霧の帝都に正午を告げる鐘が重苦しく響く。
時計塔から噴出した蒸気はすぐに街を覆う白い霧の一部となる。
父の遺した『機関人形』
十九世紀――ロンドン。
街の中心部には、一つの『塔』が存在している。空気の抜けるような音。金属の擦れるような音。溢れ出る『蒸気』が白い靄を作り出し、中心に近づけば近づくほど、霧に覆われているようになる。
どうだろうか。
わたしの舞台はオリジナルの異世界なのでロンドンでは無いんだけどさ、全く同じ内容を書いてるの笑う。
スチームパンク好きがテンション上がる書き出しってのを全く同じように認識してるよね。
これだけでわたしは彼と握手したい気持でいっぱいである。
ああ、もちろん続きも面白いよ。
ぜひどちらも読んで、スチームパンクにハマり、面白い作品を書いてくれるとわたしが喜ぶ。よろしく!
次は12日でー。
ξ゜⊿゜)ξ ノ ⌒◇ <えいっ、ころころ。
出オチモアイさん!




