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4:ROBOT HEART 【1】

 いやー、紹介した話がジャンル別日間ランキングとかに見かけるとうれしいですの!

 今日紹介するのはランキング入らないですけどね!

ジャンル:ノンジャンル〔ノンジャンル〕


作者:Cat Bell


あらすじ

I am looking for the heart.

I am a robot.

Because there is no heart.


キーワード

*キーワードが設定されていません


掲載日

2013年 06月02日 19時00分


文字数

2,219文字


URL

https://ncode.syosetu.com/n9160bq/


注:この作品は背景色とイラストありきの作品なので、そこを非表示にしている場合は戻してから読むこと。みてみんが最近重い時間帯あるので、そちらにもご注意を。



感想


 この作品は総合評価16,887ptと短編では頂点に近いポイントの作品だ。でも古くてもう読者から忘れられている、あるいは知らないという意味ではこの紹介もスコップと言えるのだろうか?


 圧倒的な作品ですよ。開けた瞬間に衝撃を受けるだろう。

 その雰囲気とイラストに。


 イラストは神。わたしは絵の技巧に詳しくはないしそれについて語る術は無いが、話の雰囲気に合致していることと、極めて心を揺り動かされるイラストであるのは間違いない。

 もしこの絵葉書のセットがあれば購入すると断言できる。


 文章、テーマとしては古典的といっても良い、良く言えば王道、あえて悪し様に言えばありきたりの作品だ。

 だが問おう。既視感のある作品では感動出来ないのか?

 そんなことは無いよな。もしそうだとしたら、なろうにテンプレなんて溢れやしない。


 ストーリーとしてはあらすじにある通り、心のないロボットが心を探しに旅立つというものであり、オズの魔法使いに登場するブリキの木こりをメインに据えたモノと言うことともできるだろう。


 この作品の主要な登場人物、旅の供としてドロシーの隣にブリキの木こりがいたように、ロボットの隣に少女がいる。

 少女が……かわいいっ……!(慟哭)


 文体はあえて『~た。』という過去形を連ねることなどで拙さや、絵本・童話らしい文体を演出している。それが良い。


 なぜロボットに心がないのか、なぜロボットは心を求めたのか、なぜ少女はロボットの旅に同行したのか、そして少女はなぜ作中の行動を取ったのか、この続きはどうなるのか……心とは、何なのか。

 全ては一切作中で語られない。それらは文から削ぎ落とされ、解答は読者に委ねられている。

 そして、そこに想いを馳せたくなる。つまり文学として最高という事だ。



続きまして、第5回は!


ξ゜⊿゜)ξ ノ ⌒◇ <えいっ、ころころ。


あー、今年なろう登録10周年を迎えられた多作な友人のものですね。短編を沢山書かれているのです。

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ξ゜⊿゜)ξ <筆者のメイン小説をよろしくですの!
i521206
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