54:スフィンクス嬢は戯れに問う
ジャンル:空想科学〔SF〕
作者:ばちこ
あらすじ
私がかのスフィンクス嬢と出会ったのは、誰も訪れない遺跡内でのことだった。彼女は私の身体ほどもある両前足をきちんとそろえ、常に微笑しているかに見える、猫のような口をぴしっと閉じ、いつかの誰かを待っていた。
キーワード
未来 男主人公 ファンタジー スフィンクス 星 不老不死
掲載日
2019年 09月15日 22時06分
文字数
7,294文字
URL
https://ncode.syosetu.com/n3087ft/
感想
わたしがSF好き、それも宇宙というより、空想科学ジャンルが好きというのはこのエッセイや『なまこ×どりる』の読者には明らかであろう。『なまこ×どりる』もSF警察に追い出されてハイファンタジーに置いてはいるが、あれも設定上はポストアポカリプス、文明の後退した世界を舞台とした作品なのである。
さて、今回の作品。ちょっとネタバレにはなってしまうが、正統派ポストアポカリプスものである。
舞台となる『イーノフ・タマル遺跡』なんてめっちゃ好みのネーミングであるね。
砂漠の中の忘れられた遺跡という、ポストアポカリプスものを象徴するような舞台。
科学の傲慢とか、無意味となった存在といったSFとして頻出のテーマ。
これらを使いつつ、真ん中にスフィンクスと持ってくるあたり素晴らしいセンスと思う。
確かに砂漠の遺跡には似合っているがね。
そして作品の真のテーマは、人類の最も普遍的なテーマなんじゃないかな。
つまりなにがいいたいかって?
そりゃあスフィンクス嬢がカワイイってことだよ!
はい、次回更新は22日にー。
ξ゜⊿゜)ξ ノ ⌒◇ <えいっ、ころころ。
おっと2周目の方ですね!
2周目は大体前の方の方からチョイスしてますよ。これはスピンオフ短編のやつですねー。泣ける。