114:塔の上の悪役令嬢
ジャンル
ノンジャンル〔ノンジャンル〕
作者
相川イナホ
あらすじ
断罪され投獄されていた悪役令嬢は一人寂しく最後をむかえた。
彼女が亡くなってからの話
キーワード
R15 残酷な描写あり ファンタジー 恋愛 悲劇 異世界 霊
掲載日
2016年 02月04日 09時55分
最終投稿日
2016年 02月09日 00時32分
文字数
23,805文字
URL
https://ncode.syosetu.com/n7107dc/
感想
私がつい最近完結させた連載作品、『死霊の姫君ヤロスラヴァは思う。ただ、わたくしを見てほしいだけなのにと。』は主人公が死霊術師、ネクロマンサーの作品であり、幽霊がたくさん登場する。
これを書きながら思っていたのである。
なろうで昔、主人公が幽霊のエモい作品あったけどなんだったけかな……と。
なろうを読み始めた頃はユーザ登録をしていなかったので、ブックマークや評価とかしてないわけだ。ええ、タイトルも覚えてない作品を探してきた。それがこれである。
2016年の作品であり、ジャンルが今はなきノンジャンルなのが懐かしい。
主人公は投獄されて獄死した悪役令嬢なのだが恋愛要素はないので、今であればジャンルはヒューマンドラマか純文学あたりのイメージだろうか。
世界観全体としてはヒロインとか悪役令嬢とか婚約破棄ネタを使っている。いわゆるテンプレ的なセッティングである。
だが、この作品は何と独創的なことか!
エンタメ的に主人公が幸福になるような作品ではない。そもそも主人公は冒頭から死んでいるし。だが、この作品は、特にこのエンディングは読者の心の深いところを刺してくる。
古い作品だがぜひ読んで欲しい。




