104:俺の名は、チャッキー・ノリスだ
ジャンル
ローファンタジー〔ファンタジー〕
作者
赤井"CRUX"錠之介
あらすじ
マフィアの殺し屋だった俺は、幹部の裏切りにより逮捕され、死刑にされた。ところが、あの世で神様みたいなジジイに会う。奴は俺に、とんでもないことをしやがったんだ。
キーワード
ハードボイルド ヒーロー シリアス ダーク 西洋 現代 パロディー
掲載日
2020年 06月15日 00時35分
最終投稿日
2020年 06月16日 00時06分
文字数
15,797文字
URL
https://ncode.syosetu.com/n7087gh/
感想
最近、私も『インテリマフィアなオルゾさんの華麗で面倒な日常。』というマフィアものの短編を書いたが、これもマフィアの(厳密には元マフィアの)主人公が登場する作品である。
ネタバレは避けるが、あらすじと各話のタイトルを読めば想像つく通り、マフィアの殺し屋が死んで人形の中に魂が転生する話である。
殺人鬼が人形に入ると言うと、ホラー映画『チャイルド・プレイ』の殺人人形チャッキーがまず浮かぶ。確かにそのパロディ要素もあろう。
だが、この作品にはもう一つのパロディ要素、チャック・ノリスがある。
こちらは作中に説明があるが、実在の人物であるチャック・ノリスという俳優である。
彼の武勇伝、あるいは彼を誇張して称えるジョークはチャック・ノリス・ファクトと呼ばれ、世界中で人気がある(ちなみにWikipediaのチャック・ノリス、及びチャック・ノリス・ファクトのページは明らかに文章量が多くて面白い)。
殺人人形という悪役のキャラクターが悪役でありつつもヒーローであるという要素が入ったことにより、新たな魅力を得ている作品である。
クソ野郎で泥臭いが、クールでハードボイルド。
エンディングも泣ける素晴らしい作品だ。
さて、連続投稿ラストの105回は……。
ξ゜⊿゜)ξ ノ ⌒◇ <えいっ、ころころ。
岩手の猫。にゃー。




