夢オチ
小学生の夢「仮面ライダーになる!」
中学生「サッカー選手!」
高校生「彼女が欲しい!」
そして現在。
「世界滅亡しろ!」男は叫んだ。
俺は生きていくにつれネガティブになってきてるきがする。小学生の頃に比べたら心が汚れてるなどという言葉を心で囁いていた。
只今絶賛大学1年生。名前は田中大雅。タナカタイガだ。最近は色々うまく行かなすぎて現実から逃げ腰気味だ。願望は減り行き、生活リズムは崩れ、精神は致命傷このままではまずいと思いつつも行動を起こさない。心の中で会議を開き満場一致で自分は無能だと決定してから俺は現実が嫌いになっていった。
特に過去に戻りたい願望がありすぎてこまっている。
過去に戻れば成功できるとか。失敗したら(10分前に戻りたい!)とか。
でそんなことを思っていると現在と過去と未来について自分の中で考え出すものだ。皆さんも違うだろうか?と自分一人の部屋のベットの上で独り言のように心でつぶやいていた。
色々考えて疲れたので寝ようと目をつぶった。
目を瞑ると恐ろしいくらいの化け物の残像が目の裏を徘徊していた。しかしいつものことなので目を閉じたまま眠りが深くなるのを待った。
ジェットコースターが坂の頂上付近。屋内ジェットコースター。
安全バーが外れた、瞬間後ろを向いた。その女性は美人だった。黒髪ロング目は二重でぱっちりだ。心の中のおれは「可愛いな」と状況を理解しているのかと言いたくなる場面だが言葉が出た。それくらいに美人だったのだろう。俺は彼女を抱いて「大丈夫だから」と俺はいい安全バー無しのジェットコースターを堪能することになった。
恐怖はない。それが意味するものは何か。
ジェットコースターは円を描いて走った。
彼女を抱く腕が強くなるとともに俺は宙を舞った。
背中から落ちるように、、目を閉じる、瞬間。あたりは明るくそこは駅だった。目の前のカップルがエスカレーターを注目していた。ただそれだけなのに俺は早歩きでエスカレーターへ向かう。エスカレーターでしつこいナンパをされている女性がいた。彼女は「彼氏がいるので」といっている中、おれは心でイライラしていた。
体が動いた。彼女に近寄る男に対し俺はその男の方を力強く掴んだ。「やめてくれますかね?」と今にも叫び出しそうな声で男に行った。「え、こいつが彼氏?まじか?」とニヤニヤ俺の方が優っていますよ感ありげに彼女に行った。彼女は前を向いたままだ。俺はエスカレーターで登りきったと同時に、彼女の手を握り前へ力強く歩き出す。そして男たちから距離を置いたところで彼女言った。「早かったね」彼女は笑顔だった。それはジェットコースターの時の女性だった。
短髪で茶髪になっているが顔は同じだ。おれは彼女の腕に抱きついた。彼女はまんざらでもない顔ではあったが嫌そうな仕草でおれを振り払った。「俺たち恋人同士じゃん!もっと恋人らしくしようよ!」その言葉が最後となる。
意識が覚醒した。
「夢か。まさかの夢オチかよ!それにしても可愛いかったなぁ!!」と怒りながら、思い出すその女性を時間が1秒経つごとに女性の記憶が薄れていく。意識がしっかり覚醒した頃には顔が思い出せなくなっていた。
それにしても可愛いかった。
夢は不思議だ。現実と区別がたまにつかなくなるし、現実と行動の仕方が違う、夢を見ていると自分が自分に似たNPCを3人称で見ていて気づいたら1人称になっているような感じがある気がする。 そして何と言っても夢の登場人物の髪型とかは覚えてるのに顔だけ全員靄がかかったように思い出せなくなる。そして未だに夢に続きがあったことがない。「続きがあるなら見てみたいものだな」と心からの感想を述べたのは謎の夢を見て起きた俺だった。