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冒険者さんは静かな場所を好みます  作者: 如月 那乃華
第1章.初めての事ばかり
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5.食料問題

旅に出たあとの話です。


お腹すいた!どこかに、食べ物は……あっ!あれは!!美味しそうな苺、真っ赤な真っ赤な苺!


「いっただーき……ぐむっ!」

「…嬢ちゃん。死にたいのか?それ、サボテン」


え?サボテン!?

あー…苺がサボテンに……真っ赤な真っ赤な苺が、黄緑の黄緑のサボテンに…。


「よーくーもー……私の苺をーーっ!!」

「えーっ!?俺、何もしてない!!」

「煩い、黙って」


旅人さんは、ひぃっ!とでも言いたげな顔をしています。

そりゃあそうだね、私はとてつもない顔で睨んでるから。

そんなことより。

この旅人…っ、よくも……っ!よくも私の苺をサボテンに。


「本当に何もしてない!痛いって!」

「旅人さん」

「何!」

「死んでください」

「さらっと酷いこと言ったーーっ!!」


何?私はただストレートに死ねって言っただけ。


「食料あげるから許して!」


ピクッ。


「食料…ください。殺さないであげるから!」

「酷い!…あげるから許してくれよ?」


旅人さんはカバンから何かを取り出す。…干し肉。


「ありはほうごはいはふ。ほふひょうふれへ(ありがとうございます。食料くれて)」

「何て言ってんのか、わからない」


いやー、干し肉って意外と凄く美味しいんだねっ!

……脅迫ですね。

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