プロローグ
プロローグ
皆さんは異世界転移というものを信じるのでしょうか
私は信じます、何故なら此処がその異世界だからです。
俺、海葉龍次は今国王の間にいた、何故それが分かるかと
言うと目の前にいる奴らがそう話していたからである。
「やりましたわっ!お父様勇者様の召喚に成功致しました!」
「おぉよくやったカイルよ‼これで我の国は救われる」
「あの~すみませんちょっと良いですか?」
「なんじゃ?申してみよ」
「ここはいったいどこなんですか?俺は通学路を歩いていたはず
なんですが」
「ここは人間大陸、アマカント王国アマカント城王の間じゃ、
勇者殿にこの国をお救い頂くために、我が国に伝わる召喚の術
で、こちらの世界に来て頂いたのじゃ」
「それでどうやったら俺は元の世界に帰れるんです?」
「…知らん」
「はあ?知らないだとふざけんじゃねぇ‼」
「すまない儂らも呼ぶ方法しか知らないのだ」
「くそっ!…で?世界はどう救えば良いんだ?」
「よくぞ聞いてくれた、実は今神族と魔族が争っているんじゃ
このままでは、あやつらのせいで世界が危機に晒されてしまう」
「ようするに喧嘩を止めろって訳か」
「いや、違う魔族の王を討ってほしいのじゃ」
「そうかそうか、じゃあ魔王殺さない♪」
「は?いやいや何故じゃ?」
「お前らの徳になることはしないことに決めたそれじぁな」
そう言って俺はこの国から逃げ出した
いやーこれからどうなるんでしょうね