お、お兄ちゃん!
「お兄たん!!」
お兄ちゃんは8歳にしては背が高くて、あたしも抱っこ出来るの!力持ちなのよ!!
「ステフ!!…父さんステフ離してくれない?俺が抱っこしたいんだけど。」
あたしの名前呼ぶとき笑顔だったのに…
父さんから先が無表情だよ?!真っ黒な背景が見えますよ?!
「やーだね!俺のステフだもーん♪」
お父さんちょっと嬉しいけどお腹!抱きしめるのキツイキツイ!!痛い!
ガッ!
「つっっ…!」
「へ?お父さんどうちたの?」
しゃがんで抱っこもはずれちゃったし…
「ステフ、何もないよ。こっちにおいで?」
もーそんな微笑んで言われたら喜んで行きますよお兄ちゃん!!!
「あい!!!」
「ちょっ、まっ、おまっ、……小指は…ダメだろー……泣」
あー…お兄ちゃん…小指思いっきり踏んだのね…
わっ!急に抱っこはびっくりしちゃうよ…お兄ちゃんだから許す!!
「さぁステフご飯食べようか」
この近距離での笑顔は心臓に悪いなぁ…
「あら?アルどうしたの??ご飯食べないの?」
ママッ!ほんと可愛いなぁ…毎日ニコニコだし…お父さんにはもったいないね!
「いや、食べるけど…」
「なら冷めるから食べましょ♪」
「…あぁ。」
お父さんちょっと不満そうですね…笑
まぁ、気にしないで食べますか!
パクッ…うまぁ♪
「ははっステフ可愛いなぁ…ほっぺパンパンだよ?笑」
「おいちーの!」
美味しいものと可愛いものは正義なのよー♪
「そうだ、ステフ!食べ終わったらお散歩でもしようか?」
「うん!行きた「はい!ちょっと待とうなー!お前は今日剣の稽古だろうが!」
「ちっ…」
お兄ちゃん…おサボりはダメよ…!
「お兄たん!終わったら絵本読んでほしいな?あとね、一緒に寝たいなぁ…!…だめ??」
「!!…あぁ、もちろん良いよ!可愛いステフ、少しの間だけ待っていてね?」
…クサイよ!かっこいいよ!好きよ!!
「うん!ずっと待ってるにょ!」
……………………
「…マリーナ、あの2人仲良過ぎないか?」
「あら?良いことじゃない!」
「確かに良いことだがなぁ…(ステフは結婚出来るのか?…いや、俺がまず嫁に出さん!」