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こんなに望んでない!  作者: 金魚草
2/15

これ有りなの?

……………


ふと目を覚ますとただただ白い世界が広がっていた。


「え?…なんで?いや、ほんとに…」


呆然としていると、


「あーー!起きた?!起きたー??ハロハロ!みんな大好き女神ちゃんでーっす!知ってる?!知ってたー??」


……何かいた。140センチくらいしかないし…。うるさい。小さい白い女の子?けど顔がベールで見えないし…。てかここどこ??


「あれー??ねーねー!!!!反応してよー…!」


ちょっと待てよ。


今日は仕事終わってから帰ってて、ダンボール覗き込んで、猫がいて……


猫っっ!!!


バッと(自称)女神を見ると、


「あっ、気づいてくれたー??」


とニコニコ笑っている気がする。が、そんなものは関係ない。


「猫は?!あたしの猫は?!!」と詰め寄った。


「はーいっ!あなたの猫はこちらでーすっ!」


….は?いやいや、モフモフは??


「……何で人になってるの??いや、イケメンだけどさ…私の癒しは??」


何か身長185センチくらいはある白に近い金髪の男がいた。


「もう仕事に戻って良いよー!」


「かしこまりました。」


え、男の人消えたんだけど…


そんなことはまぁスルーだよね、ここは。


「で?どうゆうことだったの?」


「人を選ぶには必要だったんだよー」


「人を選ぶ??」


「うむ!この女神ちゃんが1から説明してあげましょう!!」


仁王立ちで偉そうに言う(自称)女神…


とりあえずまとめると、


•あなたは選ばれた人です!おめでとう!


•少し気分転換にやってみました。


•猫を拾ってあげる心優しい人が選ばれます。


•転生してみたいよね?(事後承諾なの?!)


•ファンタジー世界でレッツエンジョイ!


•希望はある程度叶えますよ?


•ぼちぼちがんばっ!



…この野郎……野郎じゃないけど……


ちょっと適当すぎない?!


誰もこれ止めなかったの?!


「はぁ…もう良いよ。いや、良くないけど。良くないけど…。転生の希望は、少しお金がある家。可愛い。自動翻訳。動物と話せる。後は可愛いのに愛されるようにして欲しいな!!特に最後重要!!!」


だんだん興奮で叫び声みたいになってしまった…


「おっけー!おっけー!楽勝よそんくらい!じゃー決まったことだし転生してみよっか♪」


心良く了承してくれた女神に頷くと体が光り始めた。


「じゃあ、いってらっしゃーい♪」


そこで意識は途絶えた。


が、その後の女神の言葉が重要だった…


「…可愛いのに愛されるって言うのは範囲が良くわかんないから、世界中の人や動物、精霊までにも愛されるようにしといたから…」



ちょっと異議を申し立てたい。





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