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東方紅魔記  作者: グレ
紅霧異変
34/47

愛故に


グッ・・・・・・


レミリアが手元に来たカードを握り潰す


『スペルカードルール?・・・』


そして、皆が集まる。


(私が死ぬ気で覚えた数々の攻撃魔法が。いや、それだけじゃない。私の、咲夜との絆のグングニルまでもが、こんなチャチなカードに・・・威力は気絶程度?吸血鬼を制した。父を殺した。この技が?)


『ふざけないで!』


ダン!!バキッ!


レミリアは怒りで机を叩いた。その時


ッ・・!?


目の前にスキマが現れ紫が出てきた。


『やっぱり、貴方達は納得しないようね。』


『・・・八雲紫。』


レミリアは怒りながらも体が震えていた。狂っていたとはいえ、体はまだあの時の恐怖を覚えていたのだ。

『ちなみに、この館にはルール適用されない能力の異端児が二人もいるから、その能力も多少制限させてもらったわ。まず、貴女の予知はせいぜい10分先までしか見れない。次に、貴女の時間停止はデメリットの寿命に加え体力の低下。貴女の魔法は全てスペルカード化。貴女の気は規制なしよ』


(正解には適用外は三人で、その三人目が特に大事なんだけどね)


紫が一通り説明を終えると全員が紫を罵倒する


『何を勝手に』『貴女になんの権限が』『許さない』『認めない』『気を遣う能力、そんな弱い?』『ふざけないで!』『何様』


・・・・・


『黙りなさい!!』


紫の怒声というよりは、同時に出た殺気に皆は黙った。


『私が大切なのは幻想郷、だからこそ、そこに住む貴女たちも大切よ?だけど・・・・・』


『私が愛する幻想郷の為にすることを邪魔するなら・・貴方達・・・』


『殺すわよ?』


空気がピリついた。・・小悪魔が恐怖で気を失う。


・・・・


『・・だけど、貴方達の言い分ももっともだわ。・・だからチャンスをあげる。』


(チャンス?)


『手段は問わないわ、今から見せる子をスペルカードルールなしの昔の強さのまま、貴方達全員で戦い。相手を戦闘不能、もしくは戦意喪失させれたら、このルールは撤回するわ。もし出来なかったら、貴方達はこのルールに従うこと。・・どう?悪くない条件でしょ?』


(私達全員?相手は一人?舐められたものね)


『大丈夫、この空間は特別仕様になっていて致死量の攻撃受けると生きたまま此方に転移するようにしてるから貴方達が死ぬことはないわ』


(益々舐めてる)


『いいわよ。乗ったわ!』


『お嬢様!?』『レミィ!?』『お嬢様!?』


『大丈夫よ。私達4人で負けるのなんて目の前の化物くらいよ。』


『決まりね』


紫は、そういいスキマを開けた。


・・・ッ!?


(フラン!?)


「妹様!!?」


血まみれのフランを見た瞬間、美鈴が紫を殴りかかった、、が、躱されスキマに入れられた。


『相手が違うでしょ?ほら?貴方達も入りなさい?じゃないと美鈴ちゃん、・・死んじゃうわよ?』


そう言うと紫は、レミリアとパチュリー、咲夜をスキマに入れた。


・・・・


(・・フラン。)


フランが、皆に気づく


『お姉様?美鈴?皆?』


『妹様ぁーぁ!!』


美鈴が泣きながらフランに抱きついた


・・・・ッ!!?


抱きついた瞬間、美鈴の腹部に穴が空いた。


『ゴホッ、、妹、様。な、なんで?』


フランは剣の様な武器で美鈴を刺していた。


・・・・


『嘘つきは・・・死ね』


・・・ザシュ。


フランは刺さった武器を振り上げ美鈴を切断した。


『美鈴!?』


咲夜が呼び掛けた時には、もう美鈴は・・・消えていた。


『フラン・・貴女・・』


レミリアが驚愕しているとフランが口を開いた


『フフフ、良い武器でしょ?レーヴァテインていうの。誰かさんに閉じ込められてた時に、そいつを殺したくて作ったのよ?・・それにこんなことも・。』


ッ!!?


途端に、フランが4人になった。そして2人ずつで、パチュリーと咲夜を襲う。パチュリーは魔法、咲夜は時間を止め、対応しているが劣勢だった。


(な、なんなの?これ?なんで、フランと戦ってるの?美鈴が殺された?)


レミリアは混乱していた。フランを救う為、今まで何回も話し合いをし、このまま太陽さえ隠せば救えると、そう信じ動いてきたのだ。だが、実際は・・。


(・・私は、フランを苦しめていただけなの?)


・・・・・


『うーん、パチュリーと咲夜はもう飽きちゃった』


ッ・・・!


そういうとフランは空間に手を伸ばした


???


立ち止まる2人


フランは伸ばした腕の掌を握った・・・・


ギュ・・・


ッ・・・・!?


ドン!


途端に、パチュリーが粉々に消し飛び、咲夜の頭が粉々に吹き飛ぶ


『うわああああぁ!』


レミリアはそれを見て、思わず叫んだ。・・・2人は消えた。混乱し叫ぶレミリアとは対称的にフランは冷静に言った


『私は、美味しいものは最後に食べるタイプなの。次はメインディッシュ・・・私を騙し、閉じ込めた元凶・・・レミリア・・。』


(咲夜が!?パチュリーが!?なんなのこれ?私はどうすれば?)


更に、混乱するレミリア。

そして・・自分への罰として死を選択する。


・・・・・・・


・・・その時、パチュリーの言葉を思い出す


・・主としてカリスマ溢れる行動・・・


レミリアは深呼吸をした。


(冷静になるのよ。私。・・・八雲紫は、死なないといった。なら皆は生きている。フラン・・私達を恨んでいる・・・もう少しで救えるのに・・聞く耳は持たない様子・・なら・・)


『フフフッ、フラン?貴女、何をいい気になってるのかしら?門番、従者を殺ったくらいで勝ったつもりかしら?』


ッ・・・!?


フランの表情に曇りが見えた


『やっぱり、お前は私を最初から騙して閉じ込めていたんだ』


『・・そうねぇ。あながち間違えではないわ』


(私は恨まれてもいい。死んでも。ただ、この子には幸せに。)


『よくも騙したな!私は信じていたのに!』


フランに動揺が見え始めてきた


『・・残念だけれど、フラン?貴女にはまだ地下牢にいてもらうわ。私の大願の為に』


(フランの為に太陽を消す。でも、これをフランのせいに、重荷には、したくない。これは、あくまで私の弱点を無くす為。今更だけど、この子をここまで苦しめてしまった私が今出来る、唯一の罪滅ぼし・・この子の辛さ、怒りは姉として全て受けきる)


『ふざけるなあぁぁ!』


フランがレーヴァテインを振りかざし襲って来た。レミリアはグングニルを出し、応戦した。


『ふざけるな!ふざけるな!ふざけるな!ふざけるなあ!!』


カン!キン!キン!


互角に打ち合う2人


『気が済むまで、来なさい。貴女の全てを受けきり、無駄だということをその身に教えてあげるわ。』


フランの怒りが頂点に立つ


『・・・絶対に!・・・』

『殺す!!』


シュン!


フランの攻撃が大振りになっている。


ブンッ!ブンッ!ブンッ!


絶大な力が有っても戦闘経験の少ないフラン、それに対して幾つもの死線を乗り越えて来たレミリア。技術的な面、経験による戦闘の勘に置いてはレミリアは圧倒的優位だった。フランを倒すチャンスはいくらでもあった。しかし、レミリアは攻撃を仕掛けなかった。


『なんで当たらないの!?』


フランは焦りを見せていた。4人になってもレミリアには、かすりもしないのだ。


『これで、解ったかしら?貴女では姉を越えられないのよ?気が済んだら大人しくしていてちょうだい。』


フランは怒りでワナワナしていた。


・・・ッ!!


(これは!?)


フランは空間に腕を伸ばし、手を開いた


(まずい!)


・・・・・・・ギュ。


ドン!


レミリアの両腕が砕ける。再生も出来ない。・・・レミリアは倒れた。そこに、ゆっくり近づくフラン


(くっ・・・情けない。あんな力に・・)


『・・私の勝ちだね?・・・お姉様?』


グサッ!


レミリアはレーヴァテインで串刺しにされた。

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