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二 賞金稼ぎ

 子どもと遊び終えたフォード、ミシェルと共に、ミサリアは町へと下りた。

 孤児院を出た子どもは、村で自分の家庭を持ち普通の職に就くか、賞金稼ぎや万屋、退魔員などの仕事に就くかである。

 ミサリアは孤児院を出てから二年間、万屋の仕事をして生きていた。

 そして、後から孤児院をでたフォードと出会い、彼のカピリアを助けようという提案で、ミシェル、ラデンを含め四人で賞金稼ぎをすることを決めた。

 孤児院で生活をする代償に、稼いだお金は半分以上孤児院に寄付するという条件で始めたのだった。

 町につくと、仕事の広告が貼ってある掲示板の前に来た。

 他の賞金稼ぎや万屋、仲介屋、奪還屋などが三人を見てそそくさと退いていく。

 代わりに町の人からの声援が飛んできた。

「フォード、もう次の仕事か。頑張れよ!」

「あなたたちの活躍、期待してるわね!」

「昨日の賞金首、よく捕まえたなぁ」

 この村では知らない人なしの、賞金稼ぎとして四人の名は通っている。

 村人の受けはよくても、同業者やライバル業者はそう思っていない。

「すこしできるからっていい気になって」

「今まで何人の人が帰ってこないか知らないんじゃないのか?」

「遊びじゃないんだぜ」

「あんな世界をしらないようなガキに勤まる仕事じゃないんだよ」

「こっちは命かかってんだ!」

 こそこそと聞こえる陰口は、三人にしっかりと届いていた。

 しかし、そこで反発してしまえば、負けを認めたと同じ。フォードは拳を握り締め、ミシェルはこめかみに青筋を浮かべ、ミサリアは作り笑みを浮かべながら、聞こえないふりをしていた。

 反発してこないとわかったのか、嫌味を言って仕事をみつけずに帰ってしまった。

 三人は怒りのやりどころに困り、その場でため息を吐いた。

「まあまあ、あんなこと言ってるのは負け犬さ」

「みんな、あんたたち賞金稼ぎ『MUGEN』に適わないから言ってるのさ」

「高度な仕事持っていって、金を稼いでいれば誰だって皮肉の一つでも言いたくなるって。ただし、始末屋だけには目をつけられちゃだめだよ!」

 村の人々は、フォードたちの味方である。

 仕事をする上でコードネームが必要で、その名前は一般人にも公開されている。賞金首を捕まえて、その報告を掲示板に載せる際に使用するためでもある。

『MUGEN』というのが、フォードたち四人の賞金稼ぎとしてのコードネームだ。

 意味は『無限の可能性』、『夢幻の現象』と二つある。

 始末屋というのは、同じく個人や複数で行っている仕の総称である。名前のとおりどんなことでも始末する仕事である。隠蔽するべきことや、公にしたくないものなどはこの始末屋に依頼することも多い。しかし、始末屋に関われば裏切りは許されたい。たちが悪いために、もし裏切るような行動がみられた場合は、その人の身にも降りかかってくるのだ。

 それほど数もいないために、滅多に見ることはないし、見たとしても誰だかわからないだろう。

「俺たちには関係ないって」

「そうそう、確かに嫌味を言われて嫌な気分だけど、言い返すほどではないしね」

「勝手に言わせておけばいいのよ。負けを認めたと同じことだものね」

 三人も負けず劣らず皮肉屋だと、村人は一瞬そう思ったのだった。

 村人の心配をよそに、三人はさっきまでのことがなかったかのように、掲示板を前に色々と見て回っている。

「この仕事、結構いいんじゃないか?」

「これ、一時期騒がれてたやつじゃない? まだ捕まってなかったの?」

 フォードが指さしたものを、ミサリアが覗き込む。

「子どもや女性ばかりを狙ってる誘拐犯だね?」

 顔写真の下にその賞金の理由が書かれているところを、ミシェルが読みそう言った。

「子どもを預かってる俺らとしては見過ごせないよな」

「あの時はどの賞金稼ぎもこいつを捕まえるために必死だったから、俺たちの出番はなかったけど、みんな捕まえられなくて諦めたみたいだし、ここは俺たちが何とかするしかないね?」

「今までこれを受けた人のリストを確認してみる?」

「そうだな」

 長く続く掲示板の横には、受けるために身分を証明するところがある。三人はそこへ行くと、証明をする前に、以前同じものを受けた人のリストを見せてもらおうと声をかけた。

「ああ、いいよ」

 笑顔が絶えない四十前半くらいの男性はMUGENの味方である。快くリストを見せてくれた。

 手渡された紙には約30組のグループ名が書かれていた。

 どれも深手を負って失敗した結果が書かれていた。中にはグループにいた子どもが連れ去られたとも書かれている。

 仕事ができる歳というのは決まっていない。身分証とお金があればいくらでも仕事ができる。

 連れ去られたのは12歳の少女だった。その仲間も深手を負って今は療養中のようだ。

「かなり手ごわそうね……」

「複数で動いているってことが面倒だな」

「それぞれ賞金額が違うのはなんでだろう?」

「そんなん、行って捕まえればわかることだって」

「これを受けるのかい?」

 三人の話を聞いて事の様子を理解したのか、男は半分関心、半分呆れたような声をだして聞いてきた。

「まあな」

「これだけはやめておいたほうがいいよ。このリスト見てやる気になったのは、君たちだけだって」

「でも、こういうやつを野放しにしておくわけにはいかないからなぁ」

「そのうち役人も動くだろう。いざってときは役人の力は最強だよ? 無駄に命を投げ出すことじゃない」

「……」

「……」

「俺たち、孤児院で育ったの知ってるだろう」

 フォードの俯いて呟いたその声に、男ははっと何かを思い出したような顔をした。

 子どもの誘拐。それは、今子どもと一緒に暮らしているフォードたちにとって、とても許せるものではなかった。たとえ自分の知らない子どもでも、同じ人間として幸せに生きて欲しい。恐怖に怯えた生活をするのは考えただけでも嫌になる。

「わかったよ。じゃ、ここにサインして」

「ありがとう」

「ただし、無事に戻ってこいよ」

「ああ」

 コードネームを書き終え、承諾書を手渡されたフォードたちは、一度孤児院に戻ることにした。



「フォードさん」

庭に出ていたカノンと、三人の少女が帰ってきたフォードたちを出迎えた。

 泥だらけになっているカノンを見て、フォードもミシェルも驚いたように目を丸くする。

「ただいま……って、けんかでもしたのか、その格好?」

「ふふっ、フォードさんたちじゃないんだから、けんかなんてしませんよ」

「カノン……一言余計だぞ」

 四人の少女が笑うと、つられてミシェルまで笑い出した。『フォードさんたち』の中に自分が入っていることを分かっていないようだ。

「家庭菜園?」

「あったりぃ、ミシェルすごい!」

三人の少女のうちの一人がミシェルに抱きついた。

「おいっ! 泥の付いた手で抱きつくなって!」

 抱きつかれた反動で、そう言いながら仰向けに倒れる。

 三人の中では一番ミシェルのことを好いているのが、十一歳になったばかりのニスティという名の少女である。

「前にラデン兄さんに言ったの。みんな、カピリアさんの役に立てていいなって……。そしたらこれ買ってきてくれたの。蒔く季節じゃなかったから、今日まで待ってたんだ」

 抱きつかれて尻餅をついたミシェルと、それを見て笑っているフォードにそう言ったのは、ニスティより一つ年下の少女リストだった。

「お野菜なんだよ。えっと……ともろう……ろうとも……こし?」

 まだ拙い言葉の彼女は、女の子の中でも最年少のシュレンである。三歳になったばかりで、必死に覚えた言葉を一生懸命使っているのが伺える。

「とうもろこしね」

 カノンがシュレンの頭を撫でながら訂正した。

「うん、それ。とうもろこし! お野菜のサラダの仲間になるんだよ! あたしね、お野菜のサラダ苦手だけど、とうもろこしが入ったらちゃんと食べるんだ! お兄ちゃんにも食べさせてあげるね」

「ああ、サンッキュー。楽しみにしてるぞ」

 カノンに続いてフォードも、その小さい頭を撫でる。

 顔を紅潮させたシュレンは、土の中に種を入れた。

「ところで、ラデンは帰って来てるか?」

「うん、ちょうど今さっき……多分、自分の部屋に戻ったと思いますよ」

 それを聞くと、フォードはすぐに自分たちの部屋へと向かった。

「ラデンのこと、まだ苦手?」

「ミサリアさん……お帰りなさい」

「ただいま」

ミサリアは、ラデンの話がでるとはにかむ癖があるカノンが、まだ彼に苦手意識を持っていたことに気づいた。

 フォードやミサリアのように、積極的に子供に近づかないが、時々見せる、子供と話している時の微笑みが、とても優しいことをミサリアは知っている。

「苦手というか……接し方がわからなくて……」

「そのうち、慣れるわよ。彼は何も言わないけど、人間嫌いではないから。人を拒絶することもないしね」

 小さく頷くカノンを見て、ミサリアも家の中へと入っていった。

孤児院に四人が集まったのは、午後のサイレンが村に響いた頃だった。

 キッチンで昼食の準備をしているのか、部屋にもその匂いが漂ってくる。

香りのせいで集中できないフォードの背中をミサリアが叩き、話に戻させる。

「フォードらしいといえば、らしいな……」

 ラデン・アンノートは、壁に背を預けぐったりとした体勢で三人の話を聞いていた。

 彼はミサリアと同じ年で、孤児院を二年前に出ている。その後も一人で賞金稼ぎをし、着々と依頼をこなしていた。

彼が賞金稼ぎをしている理由は、カピリアのためだけではない。理由を知っているのは、カピリア本人とミサリアのみで、フォードとミシェルは聞かされていない。

 彼は彼の目的のために、時々は一人で仕事を行うときもある。それでも毎日かかさず孤児院には顔を出すし、カピリアとも子供ともよく接している。

 子供の中にはカノンの様に苦手という子もいるが、決して子供嫌いというわけではなく、どんなに疲れていても子供の前ではそれを見せることはない。

「そういわれると思ったよ!」

 話し合いには慣れていないフォードが皮肉っぽくそう言うと、ぐぐっと腕を天井に伸ばした。長い時間身体を動かしていなかったせいか肩や背骨がゴキゴキと鈍い音を鳴らす。

「で、これからのことなんだけどさ。この賞金首がいるところが、村をひとつ抜けたその隣にあるガディアって村なんだが……」

「サバリオから行くか、エディットから行くかってことでしょ?」

 地図を広げたフォードの横で、ミシェルがサバリオから通るルートとエディットから通るルートを指で説明した。

「サバリオは寒さのあまりに食物の育ちが悪いと聞いたことがあるけど? 行くとすればエディットからのほうがいいと思うよ」

「俺もそれには賛成かな。距離もどちらかというとエディットのほうが近いし」

「そういえば、エディットには知り合いがいたなぁ。あまり関わりたくないやつだけど」

「だったら、それで決まりね」

「ラデンはどう思……う?」

 一通りの意見を聞こうと、フォードはラデンのほうに振り向いた。

すると、彼は頭をだらりと垂らし、その小さな口からは寝息を漏らしていた。

「寝てるの?」

 ミサリアとミシェルが興味本位でのぞき見る。

「きっと、疲れてるんだよ。ラデン、俺らより働いてるしさ」

「今回はラデン抜きでやるか?」

基本的に依頼を受ける時はやれる人がやることにしている。

 そのほとんどが四人でやるのだが、時々二人で行ったり三人で行ったりする。一人の時は滅多にないが、四人とも一人で行った経験はある。

三人が悩んでいると、ドアの外からぱたぱたと走る音が聞こえてきた。それはラデンの部屋の前で止まり、一息つく余裕もなくドアが開かれた。

「みんな、お昼できたよ!」

 孤児院で生活している子どもの中で一番最年長の少年クロトが、フォード達に昼食の準備ができたことを教えに来た。

「っと……」

 部屋を見ると、三人がそろいもそろって鼻の前に人差し指を立てるという格好をしているのを見て、一瞬不思議に思ったが、その奥にいるラデンの姿を見て、慌てて声を止めた。

「兄さん寝てんの?」

「ついさっきな。俺たちは後からいくから、先に食べてくれ」

 フォードにそう言われ、少年は部屋を出ていく。

 振り返り、ラデンを揺らして起こすが、熟睡しているらしく、起きる気配はない。

「フォードぉ、無理に起こさなくてもいいんじゃない?」

 寝ているラデンを起こすのが酷だと思ったのか、ミシェルが制した。

「話し合いなら俺たちだけだってできるし、今はお昼たべに行こう。その間だけでも寝られれば少しは疲れもとれるだろうしさ」

「そうね。話し合いならそれからでもできるし」

薄手の布団を彼に掛けながら、ミサリアはミシェルに賛成した。

「まずは腹ごしらえをして考えよう」

 フォードの肩に腕を掛け、騒がしく部屋を出ていく。

 その声だけでラデンが起きてしまうのではと、心配になるが本当に熟睡しているので、安心した。

 ミサリアはラデンに微笑み、フォードたちの後を追った。



リビングでは、いつものように子供達がテーブルに腰を掛け、静かに食事をしていた。

 昨日稼いで来たミサリアのお金を使い、今日の昼食が出来上がったのだと子供達から感謝の言葉が出てくる。

 それだけでも、ここに手伝いに来ている甲斐がある。昨日は働いていないフォードたちも、同じように嬉しいようだ。

 照れを隠すように食事を済ませ、

「カピリアはまだ食ってないんだろう? 子供の面倒は俺が見てるから、食ってていいぜ」

 そういうと、カピリアが抱いている一歳の子供を抱き上げた。

「ありがとう、フォード。助かるわ」

「当たり前だろう。俺たちはただ、飯を食いに来てるわけじゃなんだからな」

 満面な笑顔で子供を抱きながらフォードが言う。

 四人の中で一番面倒見がいいのは、フォードである。

 カピリアから聞いた話によると、生まれてすぐにもうこの孤児院で生活していたらしい。年を重ねていくごとに年上が出ていき、年下が入って来ることで、兄になった気分だったのを覚えている。

 カピリアの仕事を手伝えば、褒められることもある。いたずらをして怒られることもあるが、そうして年下の子供と接していくうちに、世話好きになっていたのだ。

 そんなフォードは誰からも人気で、一人の子を世話していると食事の時以外ではやきもちをやいた五歳以下の子が寄ってくる。

 仕事で孤児院に帰って来られない時は、懐いている子供が、フォードがいないことで泣いてしまう子もいるほどだ。親に捨てられた子供は、もうカピリアとフォードたちが親なのだ。

 しかし、それは間違いであるために、いずれは本当のことを言わなければならない。でなければ、そのまま本当にフォードたちを親だと思ってしまうからだ。自然と気づく子どももいるが、本当の親だと思って大きくなるこもまれにいるのだった。

 フォード自身も、そうやって育てられてきた。

真実を話すのは、七歳から十歳の間である。身体も心も成長し、自分で考え行動しなければならない年。いままで孤児院で育てられてきた子供は、そうして自分のことを知り、出ていくのだ。立派な社会人になるために。

 フォードも聞かされた。ここにいた本当の理由を……。

「……ちゃん……兄ちゃん!」

 いつの間にか惚けていたのか、子供の自分を呼ぶ声でふと我に返る。

「俺たち食べ終わったから、外で遊ぶ! 今日は剣の修業付き合ってくれるんだろう!」

「お、おう! そんな約束してたな。おっし、お前ら先に外に行ってな!」

 子供を下ろそうとすると、腕の中が心地よかったのか、泣き出してしまう。

 慌てて抱き上げるフォードは困った顔をする。

「俺が預かるから、外に行ってきなよ」

 そう言ってミシェルは泣きわめく子供をフォードから受け取った。

 小さく嗚咽を漏らしているものの、すぐに懐き二人は一安心する。

 ミシェルはフォードと違い子供が苦手である。世話をするのがというわけではなく、考えていることがわからないからだ。

 今までも、おむつ替えやミルクをあげるなどはしたことがあるが、それ以外ではあまり接することはない。 どちらかというと、年上の方が慣れている。そのためか、カピリアやミサリアとの方が、接点が多い。

「本当にあなたたちがいてくれて、助かるわ」

 食事しながら、カピリアは心からそう思った。

 孤児院のリビングの窓からは、庭が見える。フォードと子供達を見守るその瞳はいつになっても変わらない。

「今まで世話になったんだ、このくらいはして当然だろ」

 子供を抱きながら、ミシェルが屈託なくそういうと、カピリアの笑顔は更に深くなった。

「他のみんなだってそう思ってる。けど、俺たちと違ってあいつらには家庭があるからな。けど、たまに会ってカピリアのこと聞いてくるんだ」

「相変わらず元気にしてるって、そう言うとみんな嬉しそうにするよ。よろしくって、頑張れって。みんな、カピリアには感謝してるんだから」

孤児院を出たフォードたち以外は、職を見つけ働いていたり、家庭をもったりしているため孤児院には手伝いに来ていない。賞金稼ぎをしているものもいるが、村や他国を転々と移動しているため、なかなか戻って来ないのである。

 フォードたちが手伝っているのを知って、よろしくと、みんなカピリアのことは心配している。

 孤児院を出た子供達は、親の記憶がある子供でも、カピリアとの絆の方が強い。

「親に捨てられた子は、だいたいが家庭をもつと同じことを繰り返すっていうけど、カピリアの孤児院を出た人でそういう人がいないってことは、すごいことだよ。だから、俺たちもカピリアを手伝えるし、感謝できる。この先もずっと、俺たちや子供達の支えになってほしい」

「そう言ってもらえると、私も頑張らないとね」

 カピリアは、そういって食べ終わった食器の後かたづけに入った。

 すると、丁度起きてきたラデンに気づいた。

 少しでも寝たせいか、顔色もよくなったと思ったが、まだ身体の動きが鈍い。

「疲れてるんだから無理をしないで……」

 そっと、ラデンの頬に手を添える。

 その手の冷たさにラデンは心地よさを感じていた。

「ありがとう。でも、俺が一番稼いでないから」

「私と孤児院のために、そんなに頑張らなくてもいいのよ?」

「自分のやりたいようにやってるだけだ。それに、自分の身体の状態くらい、自分でわかる」

「そう……」

「感謝してる。カピリアには……」

「私もよ」

 柔らかい笑みを浮かべながら、カピリアはラデンの分の昼食を手渡した。


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