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4話 バトルランキング 6位VS4位

 次の日。

「西園~。俺と勝負しろ!」

 昼休み。学食で食事をした直後、真人は席を思いっきり立ち、グランドに出たところで、美魚を見つけ、大声で勝負を申し込む。

「勝負……ですか。お受けしましょう。受け……なんて素敵な響きでしょう……。科学部部隊!」

「はっ」

「NYP値を測定しろ」

「はっ」

「報告」

「こ、これは……」

「どうした?」

「今までのMAX値の2.5倍はあります」

「なんと。これはすごい。頑張りたまえ、西園くん」

「頑張ってくださいっす、西園さん!」

「ふん。NYなんとかだか何だか知らねぇが。この俺の筋肉に勝てるわけがないんだ」

 腕を左右に振る、不思議なダンスをしながら言う。

「井ノ原! 私の見つけた『だんだかよくわからないパワー』をバカにする気か」

 科学部。鈴木がマジギレして言う。

「いや、馬鹿にされても仕方ないと思うよ。このネーミングは……」

 理樹のツッコミを全員が無視をした。

「てめぇら。武器をよこせっ!」

 いつの間にか観客が集まっていて、真人の掛け声で、観客たちが武器を投げ入れる。

「よし。コイツだ」

 真人がキャッチする。それは、

 『ペーパークラフト(姫路城)』

「よし。少しはマシなのが出てきたぜ」

「………」

 美魚もキャッチをする。それは、

 『メガバズーカランチャー』

「「それを選ぶとは。さすが西園さん」」


 謙吾LOVE

 井ノ原 真人


     VS


      よくわからない

      西園 美魚


 真人はペーパークラクト(姫路城)を組み立てている。

 美魚はメガバズーカランチャーになんだかよくわからないパワーをチャージしている。


 真人はペーパークラクト(姫路城)を組み立てている。

 美魚はメガバズーカランチャーになんだかよくわからないパワーをチャージしている。


美魚「充電……完了しました。ですが、井ノ原さん相手ですのでさらにチャージします」

 真人はペーパークラクト(姫路城)を組み立てている。

 美魚はメガバズーカランチャーになんだかよくわからないパワーをチャージしている。


 真人はペーパークラクト(姫路城)を組み立てている。

 美魚はメガバズーカランチャーになんだかよくわからないパワーをチャージしている。



「行きます」

「こい。俺の筋肉で受け止めてやる」


 美魚は限界を超えたバズーカを放つ。が、

 ドンッ!

 と音がして、あたり一面に煙が舞った。

「な、何が起きたの?」

「これは……」

 理樹と来ヶ谷が何とか状況を確認しようとするが煙が邪魔で何も見えない。

 風が吹いて、煙が少し飛ぶと、美魚が倒れていて、周りが焦げていた。

 美魚に1000のダメージ


「限界を超えるチャージで爆発したのか」

 鈴木が冷静に判断をする。そこにさらに風が吹く。


そして、煙がすべて晴れると、そこには、


美魚が2人倒れていた。

「え?」

 片方は裸だが、美魚と瓜二つの子が倒れているのである。


「……何が起きたのです?」

 片方の美魚が起きだす。そして、近くに倒れているもう1人の美魚を見る。

「え? ……美、鳥?」

「なんだ?」「西園が2人になったぞ?」「おいおい。どういうことだ?」

 観客がざわざわと騒ぎ出した。

「科学部さん。これ、何とかごまかせませんか?」

 理樹が鈴木に急いで言う。

「……事情はわからんが、ごまかすことはできる」

 鈴木は一瞬考えるが、なにかあると判断した。

「お願いできますか?」

「任せてくれ」

 マッド・鈴木はそういうと、観客に向かって一歩前にでる。

「皆さん。落ち着いてください。これは我々が作った新しい兵器によるものです」

「どういうことだ?」

「その名も幻覚作成装置。その名の通り、幻を作り出すことができるのです。しかし、未完成のため爆発したのでしょう。しかも、メガバズーカランチャーと形が似てしまっているため未完成品を間違えて西園さんに渡してしまったのです」

「まぁ、あの科学部なら何を作ってもおかしくないが……」

 観客が納得をし始めた。

「今回の勝負はどうなるんだ?」

 観客の1人が聞く。すると、真人が持っている未完成のペーパークラクト(姫路城)を上空に投げる。

「それはもちろん。リトルバスターズ一の力持ち。井ノ原真人の勝利だ。西園は自爆したんだからな」

 

 美魚は『マサトコンポレーション。工作員A』の称号を得た。


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