「なぁ、魔王よ・・・。」
いかにもな召喚モノの、クリア後を描いてみました。
「元オリ」の方が更新出来て無さ過ぎるけど、出来ちゃったものは仕方ない。
だったらいっその事投稿してまえ!とゆう事で投稿~。
出来は期待しないでね。
もしかしたら連載もするかも・・・?
「なぁ、魔王よ・・・。」
「何だ、勇者よ。
ついに我の元につく気になったか?」
我は激しく動かしていた四肢の動きを止め、勇者に問いかける。
我のスラリと伸びた手足から湧き出た汗が、高価な魔石の様に光り輝き我の美に磨きを掛けている。
うむ、今日もいい汗をかいたな。これならば我の悲願も近いうちに成し遂げられるじゃろうて。
「いや・・・。
取り合えず、そのガチでムチなオッサンは誰だ?」
ふむ、この部屋には我とそこに座っておるお主の二人しか居らぬハズじゃが?
長旅で疲れて、とうとう頭までヤられてしまったのか?
だからお迎えが来たのか?
「例えお迎えの天使だろうが悪魔だろうが、俺は絶対に奴には着いていかない。
着いていったら最後、ツいて逝かされそうだからな。」
案外、心地良いものかも知れぬぞ?
「いかに気持ちがよかろうが、絶対に俺は着いていかない!
俺が死ぬ時は受付嬢のニイナさんと添い遂げた時だけだっ!
あの豊満なバストに包まれながら、俺は最期の時を迎えるんだぁ!!
おっぱいおっぱい!ハイルおっぱい!」
・・・フン。そんなにあの牛の様な体が良いというのか。
「少なくとも、お前の様なペッタン娘はイヤだ。アブネっ!」
このバカが余計なことを言ったから、魔弾を撃ったら弾き飛ばしおった…。
仮にも勇者という訳か……。
「で?結局そのテレビに映ってるオッサン誰よ?」
ぬ、そうじゃったな。
フッフッフ、聞いて驚くな?
「二年前にこの世界に召喚されてからは、滅多な事には驚かなくなったよ。」
なんじゃ、ツマラン奴じゃのう。
いいか?よく聞け?
小奴こそが今巷で話題の……、
「話題の……?」
ビリー隊長じゃああああぁぁぁ!!!
「………は?」
なんじゃ、聞こえなかったのか?いいかもういちd「待て待て待て!」…って、なんじゃ?
「え、何でンなモンが有んの?」
なんでって……今噂に成ってるらしいから、急いで部下に取り寄せさせたのじゃ。
「え、どんな噂?」
そうじゃな……。
これを見つけた者曰く、「これを一週間続ければ、理想の身体が手に入る」だとか。
「おふう……。まさかこんな異世界の地で再開するとは夢にも思いませんでした隊長……。」
ふっふっふ、これで我も「ぱーふぇくとぼでぃ」を手に入れて勇者を
「アレ…?そういやそれって、オレがコッチ来る前流行ってたのだから……六年ぐらい前のモンだぞ?
それに……お前はなんて言った?」
え…、理想の身体が手に入るって…。
「理想の身体って?」
そ……それは…ぼ、
「ぼ?」
ぼ、ボンキュッボン……?
「気にしてたのか……。」
うん……。
「でもさすがにボンキュッボンにはなんないと思うぞ…?」
…なんでじゃ?
「それダイエットする為の運動だから…余計その小さなお胸gアブネっ!」
学べよお前。
「うっせ。」
フン。まったく……初めて我を倒しに来た時とは大違いじゃな。
あの時は我のあまりの美しさに声も出なかったクセに。
今はスッカリ死んだ魚の様な眼をしよって……
「なんだかんだ言って、このセカイにヤツって皆美形だもんな。もう慣れたぜ。
…それに色々あんだよ、勇者にもなるとな。」
クッ、減らず口をたたきおって
あの時のオマエはカッコよかったのに……(ボソッ
「ん、なんか言ったか?」
なんでもない……。
「そうか、じゃあオレはもう帰るわ。」
なんじゃ、もう帰るのか?
結局、我の華麗な舞しか見ておらんじゃろう?
「さっきも言ったろ?
『勇者ともなると、色々有る』って。
それとな、アレはビリ○ズブートキャンプといってだな、舞とは違う」
ふん、同じ様なもんじゃよ。
よっこいしょ、と爺臭い声を出しながら、膝に手を置きながら立ち上がる勇者
そのまま王の間の出口へと歩いていく。
「じゃ~な~。」
……待て。
「なんだよ?」
…また来るのじゃろう?
「おう、ヒマだったらな~。」
後ろ手を振りながら去っていく勇者。
今までも何度か見たことのあるその後ろ姿が、我には、見る度に段々と小さくなっているような気がしていた。
Q,ビリーと言ったら?
この問題でアニキな方が思い浮かんだ方は自分と同類デス。
・・・アッチ的な意味じゃなくてね?
というか短編なのか、コレは?
どう考えても続く感じwww
連載するかな?