表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
9/15

EP8 ゴブリン討伐へ

ギルドを後にし、俺たちはまず物資の補充をするために街の商店へ向かった。


「ゴブリン討伐とはいえ、油断は禁物だ。最低限の回復薬や保存食は持っておいた方がいい。」


マルクスがそう言いながら、手際よく必要な物資を選んでいく。


「俺は魔法を使うから、それほど荷物は持たないが、武器の手入れはしておいた方がいいな。」


エリオットが自分の杖を軽く振りながら言う。


「俺は剣を使う。耐久性には問題ないはずだが、念のため確認しておこう。」


俺は腰に下げた剣を見つめながら頷く。


補充を終えた俺たちは、街の東に広がる森へと足を踏み入れた。


「ゴブリンは群れで行動することが多い。単独で動いているのは、はぐれか偵察役だ。」


マルクスが周囲を警戒しながら呟く。


「ゴブリンの巣が近くにある場合、奴らは周囲の村や旅人を襲うことがある。だから定期的に討伐依頼が出るのさ。」


「なるほど。」


俺は周囲の木々を見回しながら、慎重に歩を進める。


「レイヴン、お前はどう戦う?」


エリオットが肩越しに尋ねる。


「近接戦闘が基本だ。剣を使う。」


「ほう、じゃあ前衛担当ってわけだな。俺は後衛で魔法支援をする。マルクスは偵察とサポート。」


「俺は敵の動きを探りながら戦う。ゴブリンは狡猾だからな。」


マルクスが軽く笑いながら、森の奥を見据えた。


その時、茂みの奥から小さな影が動くのが見えた。


「——来たぞ。」


俺が剣を構えた瞬間、ゴブリンが低い唸り声を上げながら現れる。


「二体か……いや、三体だな。」


マルクスが素早く状況を把握し、戦闘の構えを取る。


「よし、やるか。」


ゴブリン討伐が始まる——。



評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ