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短編集

夜目が利く嫁、空気読め

作者: 桜橋あかね

久しぶりの駄洒落タイトル回……(?)となっております。

相変わらずの支離滅裂感が否めない(本編)。


それでは、どうぞ。

ここ最近、仕事が残業になる事が多くなった。

一大イベントとかっつーて、色々させられているのが原因だ。

何でまた、他の部署まで巻き込むのかはイマイチ分からないが。


まあ、それはさておき。

……いや、置いちゃいけないが。


嫁ちゃんには申し訳無いな、と思っている。


結婚してから、数年。

今の仕事になってから残業が多くなってしまって、帰るのは日が暮れた頃。

さみしい想い、しているんだろうな……


な……


なー?


なーんか、さっきから誰かが後を付けているような気がするんだよなぁ。

それも、僕の事を知っている誰かが―――


「……こんばんわぁ」


「ひぃぃあぁぁぁ!?」


唐突に真後ろから「こんばんはぁ」と言われ、僕は思わず大声を出してしまった。


「……そこまで、驚く事ないじゃなーい?」


―――声の主は、嫁ちゃんだ。


「アホォ、心臓止まるかと思ったぞ! (笑) 」

そう僕が言うと、嫁ちゃんはそっと手を握る。


「夜目が利く嫁、空気読め……って事よ」


まさかここで唐突の駄洒落を言うとは、思いもよらなかった―――


▫▫▫


「ねえ、起きてよぉ」


その声で、僕は飛び起きる。

目の前は天井で、寝ている……のはベッドだろうか。

そして目を横にやると、嫁ちゃんの姿があった。


「……あ、あれ。寝ていた?」


「休日1日、ずっと寝ていたよぉ。疲れているんじゃないのぉ?」

嫁ちゃんがそう言う。


……嫁ちゃんの言う通り、なのかもしれない。

疲れていて、駄洒落のあれはきっと夢に違いない。


「駄洒落の話、あれ実際に言ったよぉ」

ふと、嫁ちゃんが言った。


嫁ちゃんに、心の中読まれたのか?


じゃあ……あれは、一体何だったのか?


『夜目が利く嫁、空気読め』


……今でも、さっぱりわからないまま。
























この嫁ちゃん、『人外』だったのはまた別の話らしい。

深夜の勢いで書いてはいけない←


読んで頂き、ありがとうございました。

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― 新着の感想 ―
[良い点] 不思議な感じがしました。 ミステリアスのような、ほのぼのとしているような... まさか人外だとは(*_*) 夜目、嫁、読め...ちょっと笑っちゃいました(^^)v ありがとうございました。…
[良い点] タイトルとレビューに惹かれました。とても面白かったです。 嫁ちゃん、ただ者ではなさそうですね。コメディーですが、ホラー風テイストもあり、色々考えられますね。ありがとうございます。
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