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勇者伝説~英雄への道~  作者: 松尾 愛
4/7

先輩後輩

 俺以外の全員が召還されていった。俺だけ残った。

こんなことをするのは、

「先輩、怒られますよ」

 教室の中央には先輩がいた。

「あぁ、分かってる」

 武藤先輩、組織の人間だ。そして、俺に色々叩き込んでくれた人であり、兄のような人だ。

「どうしたんですか?先輩はこの任務に関わってないでしょう?」

「あぁ、だが伝えなければならないことがある」

先輩が真剣な顔になって言った。

「なんです?」

「今回の世界はお前の初の任務にして、他の世界よりも難易度の高いものだ」

「はい」

「死ぬ確率も高くなってくる」

「はい、分かっています」

「そしてお前は、勇者に選ばれたものを陰から助ける役目を担っている。よって更に死亡確率は高くなっている」

「はい」

「だが、俺はお前を弟のように思っている。だから、死んでほしくない」

「分かりました」

「ありがとう、その言葉が聞けただけで嬉しいよ」

 先輩は俺から離れた。

「ではお前を異世界へと送る。無事を祈っている」

「まぁ、ほどほどに頑張りますよ」

「あぁ、頑張れよ!《テレポート》ーッ!!」

俺は白い光に包まれた。




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