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Chapter 3 俺の1.5時限目 休み時間

✿まさかの毎日更新が出来なかった(;^ω^)。。。基本的に心に余裕があって創造力が活発になっていないとサーと気持ちよく描けない。だから、たまにこうやって1日空いたりするかも(笑)

✿誤字脱字はあるのは分かっているんですけど、後々ゆっくり校正していきたいなと思ってます。もし、何か気が付いたところがあれば教えてください。

✿いつもお付き合いありがとう!

 1限目が終わった後の休憩って短すぎるだろ。そもそも……トイレしかいけないよな。だったら授業中にトイレに行きますって先生に伝えて、トイレに行くふりをしている時間となんら変わりない。そんな気がするのは俺だけか? 結局、休み時間で需要があるのって昼休みぐらいだよな。早く12時にならねえかな、なんて思いながら教室の扉を開けた。


 廊下を歩きながらいつもはあくびをしてダルそうに歩くのが本来の俺なんだが。今日に限っては『予定外』の出来事があったがゆえ、そうもいかない。というのも、学年中の生徒含め先生たちの視線がいたい。いや、いたいのを通り越して突き刺さってくる。

 

 そう、その理由はきちんと分かっていて、『好きな人に好かれるためのテクニック』とかいう訳の分からない(ごみ)のせいでこんなことになっている。一体誰がなんの目的で俺の書籍(たから)に毒を紛れ込ませたのやら。よく……リア充は爆発してくださいって発言をしてるやつを見かけるが、俺もその(ほん)に対して爆発してくれよと真剣(マジ)で思った。 本当に消えてなくなってくれ、俺の黒歴史! 自称インテリイケメンの称号を返せや!


 もう、この際だからトイレに行って教室に戻るのやめて、授業もサボりたくなってきた。人生で一度も休んだことのない授業を休みたいと思う日が来るなんて。俺も真剣(マジ)でどうかしてるわ。はあ、とため息をついたと同時に一冊の書籍が床に落ちた。


 ――いや、訂正。(ごみ)だった……。

 

 リア充って俗にいう『恋愛』をしてる青春ラブコメみたいなのをいうんだろうか? 確かにこれは (ごみ)だが、こいつに悪気はないもんな。なんて考えながらペラペラと本をめっくてみる。そこの目次で目に留まった場所があった。

 「ん? 屋上で青春を過ごす?」

 

 (屋上にいくと青春とかいうのが出来るのか? 屋上ってあの屋上だよな? 学校の最上階……。それ以外の表現のしようがねえな。空を見ながら寝ろってことか?)


 まあ、俺もちょうど次の授業を今開いている『こいつ』のせいでサボりたくなってたし、行ってみるか、なんて軽い気持ちで屋上へ続く校内の階段へ向かった。階段を駆け上った先に俺は青春を見つけることができるのか――? それに関しては半信半疑だが授業をサボる場所としては最適だと思った。だから生まれて初めて校内の廊下と階段を疾走してみた。意外と学校内を走るのも悪くない気がしてる俺ってどうなんだ? なんて思いながら。


 キイッという音と共に、屋上へ続く扉を開いた。その先には青春が! って待てよ。


 なんで麗奈が居るんだよ! あいつ、こんなところでなにしてんだ? そうだ麗奈にこのエセ青春本のことで聞きたい事もあるしな! 話しかける以外ほかねえわ。


 そんなことを思い手を上げて声をかけようとする前にチャイムが鳴った。ああ、2時限目が始まった。 俺はとうとう人生初の授業をサボっている状況をその音と共に認識することとなった。


 ――この2時限目のチャイムが俺の人生の『なにか』を変えたというのは後で知ることとなるが。

 

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