自作品のキャラクターで「演技力面接」をやらせてみた
【作者より】
拙作は「演技力ビスケット面接」として、すべての答えに「ビスケット」と答えていますが、本家はTwitterのハッシュタグである「#演技力じゃ○りこ面接」で、すべての答えに「じゃ○りこ」と答えています。
それは作者が伏せ字にするのが面倒くさかったわけではありませんので、あらかじめご了承ください。
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この作品の登場人物
「闇医者探偵シリーズ(https://ncode.syosetu.com/s8639e/)」より
・荻野 隼人
・元井 リイサ
リイサ「隼人くん、隼人くん!」
隼人「リイサ、なんの用だ?」
リイサ「突然だけど……」
隼人「突然だけど……?」
リイサ「今から二人で「演技力ビスケット面接」をやろう?」
隼人「「演技力ビスケット面接」? なんだそれは?」
リイサ(ふふっ。隼人くんったら早速食いついてる……)
隼人「ニヤニヤしてないで早く「演技力ビスケット面接」について説明してくれ」
リイサ「はーい。私がお題を出して、隼人くんはそのお題に合った演技で「ビスケット!」って答えるだけの簡単なゲームだよ」
隼人「……くだらない遊びなら俺はパス。他をあたってくれ」
リイサ「えーっ!? 他の人はみんな喜んでやってくれたよ?」
隼人「……マジかよ……」
リイサ「ちなみに、まだやってないのは隼人くんだけだからねぇー(ニヤニヤ)」
隼人(ど、どんだけこの探偵事務所の連中はノリがいいんだよ……)
リイサ「ねぇ、隼人くんもやろうよ! ねっ、ねっ?」
隼人「そ、そこまでいうなら、俺もやらせてもらおうじゃないか!」
リイサ「そうこなくっちゃ! 「演技力ビスケット面接」! これから私が出すお題に合わせて「ビスケット!」と答えてね! アレンジとかは自由にしていいから! それじゃあいくよ! 3・2・1!」
隼人「はい!」
リイサ「嬉しくて!」
隼人「ビスケット!(満面の笑みを浮かべて)」
リイサ「悲しくて……」
隼人「……ビスケット……(少しだけ涙を浮かべて)」
リイサ「怒ってて!」
隼人「ビスケット!(頬を膨らませて)」
リイサ「寂しくて……」
隼人「ビス……ケット……(しゅんとして)」
リイサ「嫉妬して」
隼人「ビスケットって……(リイサから視線を逸らす)」
リイサ「失恋して」
隼人「……ビスケットっ……(小声で)」
リイサ「喧嘩して!」
隼人「ビスケット!(机の上に置いてある飲みかけのカフェオレのペットボトルを睨みつける)」
リイサ「がっかりして」
隼人「なんだビスケットかぁ……(肩を落として)」
リイサ「驚いて!」
隼人「ビスケットぉ……!?(口をあんぐりと開けながら)」
リイサ「疲れ果てて」
隼人「……ビス、ケット……(机に突っ伏せる)」
リイサ「寒すぎて!」
隼人「ビスケットぉ……(ぶるぶる震えている)」
リイサ「暑すぎて!」
隼人「ビスケットっ!(あまりにも暑くて驚いている)」
リイサ「眠たくて」
隼人「ビスケッグォー……………………(そのまま寝てしまう)」
リイサ「おーい! 隼人くん、そのまま寝ないで! 「演技力ビスケット面接」はまだまだ続くからねー!(隼人の肩を軽く叩く)」
隼人「む、ビスケット……(寝ぼけながら身体を起こす)」
リイサ「おなかがすいて……」
隼人「ビスケット……(机の上に置いてあるチョコレートを眺めて)」
リイサ「食べながら」
隼人「ん、ビスケットビスケット(もぐもぐ食べるように)」
リイサ「おなかいっぱい!」
隼人「ビスケット(満足そうに)」
リイサ「告白しながら」
隼人「ビ、ビスケットっ……(顔を赤くして照れている)」
リイサ「感謝して!」
隼人「ビスケットっ!(頭をペコリと下げる)」
リイサ「隣の人に」
隼人「ビスケット(愛想笑いをして)」
リイサ「近くの人に」
隼人「ビスケットー!(近くの人を呼び、手招きをする)」
リイサ「遠くの人に」
隼人「ビスケットーー!(遠くの人を呼ぶ)」
リイサ「知り合いに」
隼人「ビスケット(微笑を浮かべる)」
リイサ「赤の他人に」
隼人「ビ、ビスケット(少しおどおどしている)」
リイサ「友達に」
隼人「ビスケット!(軽く悪ノリしながらじゃれている)」
リイサ「恋人に」
隼人「ビスケット(優しい声で耳元で囁くように)」
リイサ「必殺技の?」
隼人「ビスケット拳法! アチョーッ!(少林寺拳法らしきものを披露しながら)」
リイサ「恋のビームの?」
隼人「ビスケットビーム☆(可愛い子ぶりながら)」
リイサ「二次元を見て」
隼人「おおっ、ビスケットちゃん可愛い!(パソコンの画面を見てニヤニヤ)」
リイサ「三次元を見て」
隼人「ビスケットちゃんを実写化するな!(パソコンの画面を見て怒りを露わにする)」
リイサ「テンション上がって!」
隼人「ビスケット♪(ノリノリで)」
リイサ「テンション下がって……」
隼人「ビスケット……(声のトーンを落として)」
リイサ「関西風に」
隼人「ビスケットやで!(ドヤ顔で)」
リイサ「関東風に」
隼人「ビスケットです!(ドヤ顔で)」
リイサ「英語風に」
隼人「ビスケッツ!(発音よさそうに)」
リイサ「中国風に」
隼人「美素結戸(テキトーな発音で)」
リイサ「普通に」
隼人「ビスケット(真顔で)」
リイサ「これで「演技力ビスケット面接」は終わり! 隼人くん、お疲れ様!」
隼人「お疲れー」
リイサ「実はこれ、作者である楠木 翡翠先生に頼まれて録音してたんだよねー(上着のポケットからボイスレコーダーを取り出し、録音を止める)」
隼人「ち、ちょっと!? さっきまでの俺達のやり取りをすべて撮ってたのかよ!」
リイサ「うん」
隼人「凄く恥ずかしかったから、その様子を公開しないように頼んでくれ! お願いだから!」
リイサ「そんなこと言われてもねぇ……それに関しては翡翠先生の溝を知るーっ♪」
公開しました。残念ながら、隼人の願いは叶わず……。
なお、この「演技力面接」ネタは連載化する予定はありませんので、あらかじめご了承ください。
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2018/02/11 本投稿
2018/02/13 「前書き欄」修正
2022/02/20 前書き欄修正