表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
8/43

05.事案発生

今回、戦闘回というより、下ネタ回です。生暖かい目で見て頂けますと幸いです。

「ピギイイイイイイッ!」


周囲が密林。


緩やかな河川敷に、スライム達の断末摩の声が響き渡った。


スライム達はなすすべもなく、一刀のもとに切り伏せられただの水の塊へと変わっていった。


これらを切り伏せたのは、スキル”オリキャラクリエイト”で作った 人間モンスター”クリム”である。


そのスライム達を斬った理由は”キモイ”。ただ、それだけだったのだろう。


スライム達としては、動物の死骸をご飯として、いつも通りに食べていただけなのだろうが。


クリムにはそうは見えなかったようだ。



そんなこんなで、スライム達を合計で23匹倒した。


スライム群を倒したことにより、俺とクリムは初めてのレベルアップを果たし、


いつの間にか、称号や複数のクエストをもクリアしたのだった。


と言っても、俺はスマホを見ながら、


クリムが日本刀を振り回してスライムを一瞬で潰していくのを見ていただけなので、


実際に全て倒したのはクリムである。


うん、俺、まったく仕事してないな。


クリムは、スライム達を倒して満足したのか、刀を鞘にしまった。


その顔は、私、仕事をやり遂げたわよと溢れんばかりの笑顔だった。


そして、こちらに駆け寄ってきたクリムは、


「マスター!言われた通りに、敵を殲滅したわよっ!」


俺にドヤ顔で報告してくれたのだ。


スライムは、この世界の子供が殴っても倒せると、ナビたんに教えられてはいたが。


そもそも、殲滅しろとは言ってはいない気もするが。


「お~、よしよし、よくやったな!えらいぞ、クリム!」


俺は、もし部下が出来たら褒めて伸ばそうと思っていたタイプなので、クリムを褒めるのである。


スライムを一方的に倒すことにはなったが、クリムにとっての初めての戦闘。


これは褒めてやるべきだろう、俺は全く動いていないのだから。


クリムの頭をよしよしと、撫でてやると


「まあ…その、あいつら弱かったから、撫でられる程の事じゃないわよ……」


顔が赤くなりながらも、満更ではないようだ。デレてくれるクリムちゃん可愛い。


「ねえねえっ!私はっ!?私はっ!?」


ナビたんは、先ほどから俺の傍にいて、テテテッテッテッテー!とレベルアップのBGMを鳴らしていただけではあるのだが。


「お~よしよし~、ナビたんは世界一可愛くて凄いな~、ほんと頼りになる~」


せっかくなので、ナビたんの頭をよしよししながら褒める。


小さいながらもサラサラしたピンク髪からは、手のひらサイズであるにも関わらず


女の子の様な良い匂いがした。


うん、俺、絵面的に犯罪者に見えそうだな。 


いや違う、これはナデナデしているだけなのだ、大丈夫なのである。大丈夫なのである。


「えへへっ~!そうでしょっ!私は、世界一可愛いナビゲーターだからっ!これからも頼りにしてよねっ!」


まあ、少しナデナデして褒めただけなのだが、ナビたんも喜んでくれたようで良かった。


「それで、マスター……あのヌルヌルしたのを倒した後に、なんか四角いのがいっぱい落ちたんだけど、あれって、何かな?」


クリムが指さした方を見てみると、スライムを倒した後の小さい水たまりの後に、


四角くて小さいブロックがぽつぽつと落ちていた。


近づいて、一つ手にとって確認してみると、少し弾力があり、ニュルニュルしている。


「これはスライムの中心にあったやつだよな…?」


「おーっ、それは”スライム”のドロップアイテム、”スライムの核”だねっ!」


とナビたんが断言した。


「お~、これがドロップアイテムかっ!」


異世界初のドロップアイテムGETである。


「そうだよ~っ!でも、スライムを倒せば必ずと言っていいほど、落とすものなんだけどね~!」


余り使い道もないし~、とのことらしいが。


何かの役に立つのではでないかと考えたので、”アイテム∞ボックス”に収納したのであった。



しばらく、川原で水を飲んだり、休憩した俺たちは、次は、ゴブリンが居た所に案内をしてもらっていた。


先ほどのスライム達が居た地点から、さほど遠くもない所の木の根元辺りにいたらしい。


キョロキョロと辺りを捜索しながら、慎重に進んでいると、クリムが何かを見つけたようだ。


「あっ、いたわよ、あれがゴブリンねっ!」


「確かに、ゴブリンだな」


「うんっ!ゴブリンだねっ!」


ゴブリンは、スライムに続いて、ゲームや漫画の世界ではお馴染みの敵である。


元々は、ヨーロッパの民間伝承に出てくる悪戯をする妖精であるらしい。


今、見えているゴブリンの姿とは、小さくてずんぐりむっくり。


肌が緑色で、醜悪な小人といったほどの姿である。その数、3体。


概ね、想像していた通りの外見だった。


そのゴブリン達は、何をしているのかと言うと……謎の黄色い液体を出していた。


つまり、木の根元に向かって、謎の黄色い液体を出していた場面に遭遇したのであった。


おそらくは、俺たちは、運が悪かったのだろう。


どれぐらいの確立で出会えばそうなるのかは分からないが。


俺は、冷静にマジマジと見てしまって、へえ~ゴブリンにもアレがついてるんだなぁ~と考えていたが、


よく考えるとこういう状況は大変まずい。俺の連れが、曲がりなりにも女性であるからだ。


そう考え、ナビたんとクリムに目を向けると、


ナビたんは、あわわわわわわわわといった感じで取り乱しており、


そして、クリムはどうなのだろう?と見ると、どうやら顔が赤くなっている。


その視線の先を見ると、ゴブリンのアレが見えた。


どうやらゴブリンでも、男性だとアレが付いているようだが。


しかも、けっこうソレが大きかったのだ。


ソレをマザマザと見てしまった彼女は、顔が自身の髪の毛よりも、


更に顔が真っ赤に染まり、プルプルと体が震えていた。


そして、瞬時に刀を取り出した彼女は、ゴブリン達に刃をチャキンと構え、


「いやああああああああ!!へんたいいいいいい!!」


どこぞのツンデレのヒロインの如く叫びながら、事をしている最中のゴブリンに突っ込んでいった。


「「「「ゴ、ゴブウウッ!??!(な、なんだぁ!?)」」」


ヒュン、ヒュン、ヒュンっ!!!


クリムは、一刀のもとに、次々とゴブリン達を切り伏せていった。


「「「ゴブ……ゴブ……ウウウウウウウウッ……(俺たちが…いったい何を…したんだ…)ガハッ…」」」

------------------------------------------------------------------------------

Info:パーティメンバーである”クリム”が”ゴブ太”を倒しました!(Exp:10獲得)


Info:P(ポイントを0.5取得しました!


Info:レベルアップしました!Lv5⇒Lv6


Info:パーティメンバーである"クリム”が”ゴブ秀”を倒しました!(Exp:10獲得)


Info:P(ポイントを0.5取得しました!


Info:パーティメンバーである"クリム”が”ゴブ男”を倒しました!(Exp:10獲得)


Info:P(ポイントを0.5取得しました!


Info:パーティメンバーである”クリム”がレベルアップしました!Lv5⇒Lv6

-------------------------------------------------------------------------------


俺が持つ異世界言語理解のスキルが発動していた様で、ゴブリンの言葉の最後がこの言葉であった。


ゴブリンとしては、用を足している最中に斬られたので、完全にとばっちりである。


ああ、哀れゴブリン達(ゴブ太、ゴブ秀、ゴブ男)よ、永遠に。


ていうか、ゴブリンにも名前ってあるんだなとも思ったが、世の中、そんなものなのだろうと納得をする。


そして、それぞれLv6にレベルアップした俺とクリム。


未だに涙目なクリムは、まだ怒りが収まらないのか、ゴブリンの死体を切り刻んでいた。


そんな状況に追いついてないナビたんは、「あわわわわっ!」と、挙動不振になっている。



また、クリムが怒りの余りに、ゴブリンの遺品をぶち壊さないために、、


ゴブリン達が置いたのだろう武器などを拝借して、アイテム∞ボックスに収納したのだった。


ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

今回の討伐結果⇒ゴブリン3匹 


ゴブリンExp 討伐時 ⇒ 10Exp

取得 Pポイント=0.5P


総取得P=1.5P(ポイント


取得経験値合計:30Exp ⇒ クリム:60Exp ヒデキ・イケダ:33Exp


クリムLv5⇒Lv6UP!! 次のLvUpまで Exp372


ヒデキLv5⇒Lv6UP!! 次のLvUPまで Exp131.1


取得した武器・アイテム


錆びた短剣、錆びた剣、棍棒 

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー




ここまでのステータス:

―――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――

NEW!!

名前:ヒデキ・イケダ Lv:5⇒Lv:6 次のレベルアップまで 131.1Exp


種族:異世界人間


所持金:金貨8枚 


HP:35 MP:23 攻撃力:15 守備力:18 素早さ:17 賢さ:41 運:41


称号:異世界からのサラリーマン(Exp取得の際、経験値が10%上がる)


他の称号:初めてのスライム狩り(スライム系に与えるダメージが10%上昇する。)NEW!!


取得スキル:オリキャラクリエイト


特殊スキル:異世界言語理解、アイテム∞ボックス、


総取得P:502.3⇒503.8P   総取得CP:200

残P:403.8

残CP:0


持ち物:仕事道具が一式入った鞄、スマートフォン、財布、新刊ライトノベル7冊が入った紙袋…etc

(スマートフォン以外、アイテム∞ボックスに収納中)、スライムの核×23個、錆びた短剣、錆びた剣、棍棒


服装:背広のジャンパー、ズボン、ホワイトシャツ、ネクタイ、ボクサーパンツ 戦力評価:F+

―――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――



――――――――――――――――――――――――――――――――――――――

NEW!!

名前:クリム Lv:5 ⇒ Lv6 次のレベルアップまで 372 Exp 


種族:人間モンスター


創造者:ヒデキ・イケダ 


HP:34(+5) MP:22(+2) 攻撃力:28(+6) 守備力:25(+6) 素早さ:24(+5) 賢さ:22 運:41


称号:ツンデレる少女(創造者と共に戦闘すると、Exp取得時、2倍になる)


他の称号:初めてのスライム狩り(スライム系に与えるダメージが10%上昇する。)NEW!!


外見:美少女ツンデレAセット(髪型:ロングヘア―赤、赤目、体系スマート、性格:ツンデレ)


取得スキル:火魔法初級、剣術初級、回復魔法初級、俊足、体力強化、


装備:冒険者女の軽装服、ナビたんが選んだ下着類etc、対火マント、日本刀


合計使用 CPキャラクターポイント=200  戦力評価:E-

―――――――――――――――――――――――――――――――――――――――

次回の内容は未定です。 次回更新予定9/1


9/1一部文章を修正しました。

9/15 一部文章を修正しました。

評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ