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02.スキル選択 

今日は休みだったので、続けて投稿致します。生暖かい目で見て頂けますと嬉しいです。

ここ異世界”レナトゥス”での、俺の名称は”ヒデキ・イケダ”に決定した。


「え~そんな名前でいいの~?もうちょっとカッコいい名前にすればよかったのに!」


先ほどから俺に話しかけている、この手のひらサイズの美少女は”ナビたん”。


神様が異世界転移者の為に、作ったナビゲーターらしく、それぞれ種類が違うらしい。(ナビたんが言っていた)


外見は、ロリロリした魔法少女のピンク髪ツインテールの姿で可愛いと思ったが時間が経ってくると、


常時ハイテンションなので、若干イラっとくる。


だが、可愛い。可愛いは正義である。ロリ可愛い。


ここは異世界のジャングルというか、密林である。(グンマーである)


その中で、こんな魔法少女風のロリ少女と喋れるという状況なので、


異世界生活もいいんじゃないかと若干思えてくるから不思議である。


いや、俺が変態なのか。


「とにかく、これでいいんだよ!俺の名前はこれでさ」


俺、ヒデキ・イケダです。カッコよくはない。普通だ。うん。


普通で何が悪いい!?いいだろ、普通!


「ふ~ん♪私はナビゲーターだから、まあ文句は言えないんだけどね!それじゃ、次に進むね!」


そう言うと、さっと、ナビたんが手に持っている白いステッキを一振りすると、俺のスマートフォンが一瞬だけ光を帯びる。


そして再びスマートフォンの画面を見てみると、


何故かゲームの画面っぽく、いつの間にか改良されており、先ほど決定したばかりの俺の名前が、左上に表示されていた。


その他”ホーム画面”、”編成”、”ステータス”、”ポイント交換”、”プレゼント受け取り”、”メール送受信”などがあり、


どこぞのソーシャルゲームの画面のようになっていた。


今更驚きはしないが、ナビたんが弄ったのだろう。


「なるほどな、まさしくゲームと同じか」


「このスマートフォンの画面は、神様が流行りのソーシャルゲームから、少しイマジネーションして作ってみたっていってたよ!」


「イマジネーションって便利な言葉だなっ!というか、神様の仕業かよ!」


「うん、まあね♪だって機能的だし、見やすいでしょ?」


「確かに見やすいです、はい」



スマートフォンの画面を一通り、ナビたんからの説明が終わった。


分からないことがあれば、その都度聞けばいいらしいが。


テテテーテーテーテー♪っとナビたんから登場時に聞こえたハイテンションっぽいBGMが響く。


よく聞くと、若干ドラクエっぽい感じのBGMである。


「おめでとう!これでチューリアルが達成したから、プレゼントが貰えるよ!」


「お~プレゼントもらえるのか~」


よくあるソーシャルゲームでは、一般的に、説明などが終わると、チュートリアル(個別指導)がクリアできた場合に、報酬が貰える仕組みになっているのだ。


今回もそんな感じなのだろうか。


「それじゃ、チュートリアル特典を受け取ってるから、プレゼント受け取り欄から開いてね!」


言われるがままに、スマートフォンのプレゼント受け取り欄をタップすると、以下の内容が表示された。


ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

神様から異世界転移者へ:チュートリアルボーナス! 4件の表示


Info:所持金に、10金貨が支給されました。

Info:100ポイントが支給されました。

Info:異世界言語自動翻訳のスキルを獲得しました!

Info:アイテム∞ボックスのスキルを獲得しました!

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー


しかし、異世界に来て、スマホを弄っているとゲームをしているような感覚だ。


神様にとっては、ゲームと同じようなのかもしれないが。


「えーとさ、ボーナスで貰ったアイテムとかの説明をしてくれないか?」


「オッケー!その変わり、一つの項目につき、一金貨ね!」


「ナビゲーターが金取るのかよ!?」


「もう~、冗談だったのに~!(/ω\)イヤン」


「冗談がきついぞ!?俺、10金貨しか持ってないのに!」



ナビたんからの話を聞く限り、以下のことがわかった。


金貨というのは、この世界での貨幣である。


銅貨、銀貨、大金貨、金貨、白金貨の順番になっており、


金貨が30枚あれば、都市で、一軒家が買えるぐらいの値段らしい。


ということは、支給された金貨10枚というのは、現実世界でいうと……100万円?ぐらいだろうか。


けっこうなお値段になるみたいだ。


白金貨は、すんごい値段らしい。らしいというのは、


ナビたんも知らないほどのすごい価値がある値段で、実際に持っているのは、貴族やら王族ぐらいなものだそうだ。 


噂だと、小さいお城が建てられるとのことだ。まあ、俺には縁がないものだろう。


次に、100 Pポイントというのは、俺が異世界にて集めるべきものがPポイントであり、これらを集めるとスキルやアイテムと交換することも出来る。これからお世話になるだろう。


異世界言語自動翻訳のスキルは、この世界で聞こえてくる言葉が無条件で翻訳されて、自分に聞こえて、自分が話した内容も、相手に翻訳が返されて通じるということらしい。便利すぎる。


アイテム∞ボックスのスキルは、文字通りアイテムを収納することが出来るスキルで、その容量は∞であるらしい。鞄いらずのチート性能である。


次いでに補足しておくと、スキルの発動は、常時発動しているものと、発動させなければならないものに2種類分かれている。


異世界言語理解のスキルは、常時発動型で、何もしなくても自動で発動してくれるという優れものだ。


アイテム∞ボックスのスキルは、発動型だ。


発動方法は、スキル”スキル名”発動とのこと。


試しに、スキル”アイテム ∞(むげん)ボックス”発動、と言う。


すると、俺の目の前の空中に、小型の小さい箱が浮かんでいる。中を覗き込んでみると、ちゃんと底が見える。


その中に、アイテムだと認識すれば無限に入れることが可能とのことだ。 スキルってすげえ~!


試しに、持っていた新刊のライトノベルを一冊入れてみると、スポッと中に入っていった。


おおう、なんか感動的だ!調子に乗って、他のライトノベルもポイポイと入れてしまった。


そして、ふと疑問に思い


「今入れた物を、指定して取り出す方法はどうすればいいんだ?」


ナビたんに尋ねる。


「そんなことは簡単だよ~!取り出したいものをイメージしながら、取り出せばちゃんと出せると思うよ!」


なるほど、新刊のライトノベルをイメージしながら取り出すと……おお、中から取り出せた!


スキルとは、すんごい便利である。 


俺は、持っていた鞄や荷物になるものをとりあえず、この中に放り込む。


解除するときは、スキル”名前”解除と言えば、解除出来るらしい。 



おおう、本当に消えた!! 本当に異世界なんだなあ、とスーツ姿の俺は思うのであった。



「さてー、一通り理解をしてもらったところで、お待ちかねのスキル取得タイムだよー!」


誰が待っているのだろうか。


まあ、俺もゲームでキャラクターを作る時に、どのスキルを育てようかなとか色々と考えたりするけども。


今回は自分が使えるようになるスキルだからなあ。


ワクワクもしている。


「スキルを取得って貰った100ポイントを使うんだよな?」


「うん、そうだよー!今、初回特典のポイントセールがやってるからね!使える期間が今日までだから、急いで使わないと!」


「どこぞのバーゲンセールか何かかな!?すまん、具体的にどういう所がお得なんだ?」


「えっとね~!例えば、あるスキルを交換するのに、必要なポイントが90だとすると、今回、そのポイントは、9ポイントになってるんだよー!つまり、超超お得な期間セールなんだよ!」


「なるほど、つまり、100ポイントのものが、10ポイントで交換できるってことか、すごいじゃん!なにそれ、90%オフ!?あらやだ、お買い得!」


「そのとおりー!まあ、たくさん種類があるから、見ながら考えた方がいいんじゃないかなー!」


「それもそうだな」


ナビたんに言われた通りに、スマホ画面のP交換をタップして、スキル取得一覧表をタップする。


すると、取得出来るスキルというものは、様々なものがあった。


例えば、戦闘用スキルでいうと、”剣術スキル”、”棍棒スキル”、”弓術スキル”、などがあり、


魔法用のスキルだと、”火魔法スキル”とか、”水魔法スキル”、”回復魔法スキル”、


非戦闘用スキルだと、”鑑定スキル”、”罠感知スキル”などもあった。


中には、”ログインボーナススキル”やら、”アイテムガチャスキル”、など本当に色々あった。



その中でも、特に気になったのがあった。特殊スキル欄を眺めていた時のことである。



特殊スキル欄:オリキャラクリエイト である。交換できるポイントは100と表示されていた。



「なあ、ナビたん、このオリキャラクリエイトってどういうスキルの効果があるか分かるか?」


他のスキルはスマートフォンでスキル効果が載っていたのだが、


このスキルには何も載っていなかったのだ。


「え~?そんなスキルあったかなあ~??……おおう、あったあった!私のデータベースの奥の方にあったよぉ!」



ロリ少女が、奥の方っていうとなんだか卑猥だ。最上川。



「えーっとねえ~、オリキャラクリエイトとは、自身が持っているMPを数値に関係なく半分消費して、自分だけのオリジナルキャラクターを創作出来るスキルである、だって!なんだか面白そうだね!」


「ああ、確かにそうだな…元の必要Pは1000 Pポイントらしいし、よしこれにしよう!」


そして、俺は、貰ったポイント100を使用して、この”オリキャラクリエイト”を取得したのだった。


Info:オリキャラクリエイトのスキルを取得致しました!


「あ、今思い出したんだけど、キャラクターを作成するのに、CPキャラクターポイントってのを取得しないといけないんだけど、気をつけてね!」


「へ?」


どうやら俺は、ポイントの他に、CPキャラクターポイントを貯めなければならないようだ。


俺の運命は如何に。


ここまでのステータス:

―――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――

名前:ヒデキ・イケダ Lv:1 次のレベルアップまで 5 Exp   所持金:金貨10枚 

HP:23 MP:11 攻撃力:3 守備力:6 素早さ:6 賢さ:30 運:20

称号:異世界からのサラリーマン(Exp取得の際、経験値が10%上がる)

取得スキル:オリキャラクリエイト

特殊スキル:異世界言語理解、アイテム∞ボックス、

総取得P:100 総取得CP:0

残P:0

残CP:0

持ち物:仕事道具が一式入った鞄、スマートフォン、財布、新刊ライトノベル7冊が入った紙袋…etc

(スマートフォン以外、アイテム∞ボックスに収納中)


服装:背広のジャンパー、ズボン、ホワイトシャツ、ネクタイ、ボクサーパンツ


―――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――


次回は、オリキャラクリエイトを使ってキャラクターを作る予定です。 8/28更新予定


8/29 攻撃力、守備力、素早さ表記欄に賢さ、運の欄を追加しました。

8/29 ステータス値を変更しました。服装にボクサーパンツを追加しました。

9/14 一部文章を修正致しました。

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