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28.夢の正体

前回の続きとなります。いつも見てくださってありがとうございます。今回はイチャイチャ文章短め回です。楽しんで頂けますと幸いです。


ひとまずは、俺のスキル選択が終わった。


今思えば、アイテムガチャなど、現時点でいらないスキルを手に入れてしまったと思うが、まあなんだ。



過ぎたことは、気にしすぎてもしょうがないのである。


そう、某偉い社長は言っていたのだ。


全速前進DAっ!っと……あれ?言ってなかったけ?



いつの間にやら、今日も日が暮れてしまっていたようだ。


窓の外を見やると、日が落ちてきている。


時が経つのは速いものだ。



どうやら、また随分とスキル選択やアイテムガチャに時間を掛けてしまったらしい。


楽しいことは時間が速く過ぎるから、仕方ないよな。


とまあ前向きに考えつつ、


スマートフォンをポケットにしまって、


2階の階段から1階にゆっくり降りていくと、女の子たちの賑やかな声が聞こえてきた。


どうやら俺の仲間たちは、みな揃っているようだ。


「あ、マスター!やっと降りてきたのねっ!」


気が付いたツンデレ少女”クリム”が俺に話しかけてきた。


そしてホワイト、イルディッシュ、ナビたん、クロ、シロ、キー、エレナさんのみんなも。


いつものメンバー達による夜食も終わって、水浴びをしてから体を布のタオルで拭いた後は


俺は今日もまた、藁ベッドの上にシーツを引いて一人寝るのである。


今日も良い夢が見れるといいなと思いながら。




~クリム視点~


私はみんなが起きる前に、いつも早く起きているのよ。


それはちょうど、朝日が昇る2時間前ぐらい。



目的は、マスターにはいい気分で起きてもらいたいからよっ!


べ、別に私は、マスターの事なんて、これぽっちも全然まったく好きなんて思ってないからっ!


それ以上の関係なんて望んでいないんだからねっ!


そ、そりゃあ……その、本音を言えばちょっとは……したい気持ちはあるけど。


でも、私は普通の人間じゃないから。


マスターは、あの乳でか女が一番良いみたいだし……。



だから今日も私はマスターに良い夢を見てもらうことにしたから。


その為に、今日も起きたのっ!


周りを薄目で確認すると、みんなグッスリ寝ているみたいね!


白騎士の”ホワイト”は寝てるのか、起きてるのか、全く分からないんだけど……。


そろーり、そろーりと音を立てないで1階から2階に上がる。


ふふふっ…今日も上手く成功したようね!


そして……マスターの感じはどんな感じかしら?


ギイイイッ……っと危ない……少し音が鳴ったわ。


部屋をゆっくり開けてっと……マスターは……盛大ないびきをかいて寝てるわねっ……。


それじゃ……始めるわよっ…!


マスターに良い夢を見てもらうために。




俺は夢を見ていた。


今日もまた、女の子とイチャイチャする夢である。


俺の下半身が、夢の中でソレが一段と大きくなっているのが分かった。


だが、ふと違和感を感じたのだ。


夢にしてはなんだかこう……とっても柔らかくて包むような感触があった。


そう、とてもリアルな感触があった。


それになんだか、箒のような柔らかい毛が俺の下半身に当たって、


すごく、くすぐったい。


なんだろうな、これ。


確実に、これは夢ではないとの自信があった。


そして俺は、薄目でゆっくりとまぶたを上げていったのだ。


そこに見えたのは、暗くてよく見えないが、赤い髪がだらーんと垂れ下がっていた光景だ。


それがどうやら俺の脚などに当たっているようだった。


(な、なんだよこれえっ!?お化けか何かっ!?もしくはサキュバスっ!?)


と思わず声が出そうになったが、瞬間的に思い留まる。


赤い髪というと、まずクリムなわけだ。


しかし、状況的に考えてクリムが俺の部屋にいるという行動が意味不明である。


俺が命じたら嫌々ながらも来るだろうが。


サキュバスという可能性を考えたが、可能性が低すぎるので却下。



よくよく見ると、赤い髪の隙間からは肌が見える。


それは、どこからどう見てもクリムの肌、外見だった。


それが俺の下半身を大きくしている原因だようで、


夢中になっているのか俺が薄目を開けていることに気が付いていないのだ。



(ま、まさかっ…でも…本当にクリムかっ!?)


赤い長い髪が垂れ下がっている為に、俺からは、様子をうかがうことが出来なかった。


俺は、事が終わるまでにクリムであろう行為に、必死に声を出さずに耐えて寝たふりをしていた。


そして限界が来てしまったモノを、クリムは全て受け入れたのだ。




全てが終わった後、クリムは満足したのか部屋をコソコソとまた、出ていった。


俺は、クリムが出ていく後ろ姿が見えるまでに、目を瞑ったまま、


なるべく自然体な形で薄目を開けると、やはりその後ろ姿はクリムのものだった。


それが分かると、俺はどうやら気が抜けたのか


再び夢の中へと落ちていったのだ。




更新が1日遅れました。申し訳ありません。次回更新予定日9/27

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