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26.新たなスキル選択

今回、文章短めです。楽しんで頂けますと幸いです。




先ほどからスマートフォンにて、Pポイントで交換できるリストをスクロールしながら


眺めていたのだが、現状どれが必ず必要というわけでもない。


あると便利なのは、


相手の情報を見ることができる”鑑定スキル”、自分の情報を隠すことが出来る”情報隠ぺいスキル”などだろう。


それぞれ必要Pポイントは500。


今後は色々な人と会ったりするだろうし、いつまでもナビたんなどに頼っていられないかもしれないからな。


これは取得しようと思う。



後は、奴隷少女であるクロ、シロ、キーを正式に奴隷に迎えるために必要なスキル”奴隷契約”ぐらいか。


必要交換Pポイントは500P。


これは、相手が了承すれば、相手と奴隷契約を結べることが出来るという奴隷商人になるためには必須の


スキルだ。


ただ俺は奴隷商人を目指そうとは思っていない。 


まあ、異世界に来たんだから女の子を侍らせて―――とか、考えたときもありましたけども。


今は、クリム達がいてくれるので現状満足している。


それに、クロ、シロ、キー達のそれぞれ気持ちの問題とかがあるのだろうからな。


また後日で良いだろう。


そう考えながら、スクロールしながら他のスキル欄を見ていると、唯一気になるスキルがあったのだ。


いや見落としていたというべきか。


スキル”アイテムガチャ”だ。必要交換Pポイントは1000Pである。


この効果は、残りのポイントを使用して、アイテムや日常品など主にをガチャで回すことが出来るらしい。


1回回すのに10ポイント必要みたいだ。



かなりざっくんばらんな説明だが。


そういう風に表示されている。


その他にランダムで魔物が手に入って召喚できる”モンスターガチャ”や


ランダムで武器が手に入る”武器ガチャ”などあったが。


魔物というかモンスター枠は、既にスケルトンやらスライム達がウヨウヨいっぱいいるし。


武器は、クリムやホワイトなどの主要戦力が持っているから、それ程心配していない。


日常品などが出てくる一番取得したいのが”アイテムガチャ”。


取得したいのだが。


ポイントを消費して、回すという事は、明らかに無駄づかいな行為である。


などと数十分悩んだ末に、


結局俺は、スキル”アイテムガチャ”を取得したのであった。


だって、アイテムガチャの景品に、


薄型テレビとか出てくるらしいから、取得するしかないじゃない!!


そして俺は、以下のスキルを取得したのであった。


ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

●取得したスキル

鑑定目初級:必要P(500)


情報隠ぺい初級:必要P(500)


アイテムガチャ:必要P(1000)


合計:2000P消費


残:3220.3P-2000P=1220.3P

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー





ヒデキ・イケダが、スマートフォンの画面と睨めっこしている丁度その頃――――


―――デルヘナ村の南東部の土壁群。


「ふぅ~……これで最後のゴブリンかな?」


「はい、以上のようです、ありがとうございます、イルディッシュ様」


ここにゴシックロリータ姿の金髪ツインテールの少女と紳士然とした服を来て佇んでいる白髪の老人がいた。


死霊術師”イルディッシュ”と冒険者ギルド職員兼村の守衛”ゼーガン”である。


彼女たちは、昨夜ゴブリンの襲撃があった後の始末をしていたのだ。


ゼーガンがゴブリンを数えた後に、イルディッシュがゴブリンの死体をスキル”死霊上級”で


スケルトンに変える。


そして、そのスケルトンをスキル”死霊術上級”によって、


異空間にしまうということを繰りかえせばあっという間に


そこには、死体も何もなかったという状態に戻るのである。


但し、その場の強い異臭や血の跡はこびりついているので、完全に取れるというわけではないが。


何よりこれは、村を清潔に保つためでもあり、血の匂いによって、ウルフなど他の魔物を呼び寄せない為の措置である。


「お礼なんていらないって、僕はご主人のためにやっているだけだし……それにスケルトンの配下だって増えるからね~」


「そう言って頂けますと、私としましても心が楽になりました」


ゼーガンは、この村の守衛であると同時に冒険者ギルド職員を務めているので、


彼らが村を守ったという事実と、討伐したゴブリン達の数を正確に調べなければならないことと、


この村に血の匂いが付かないように配慮するために、イルディッシュに同行を願ったのである。


イルディッシュとしては、自身のアンデットの配下が増えるので、特に断る理由もなかった。


何より、主人であるヒデキの為でもあるからだ。



「さて、イルディッシュ様、すべてのゴブリン達の討伐数を数え終えましたので、


報酬などは後日、改めてということで、ヒデキ様に宜しく伝えて頂きませんか?」


「もちろんだよ~でも、その分ちゃんと報酬は弾んでね~僕が一番頑張ったんだし!」


ゼーガンは、一瞬呆けた顔をしたが


「はい、可能な限り、便宜させていただきます」


顔を綻ばせながら、イルディッシュに答えたのであった。


明日も更新予定です。次回更新予定日 9/25


9/24 イルディッシュとゼーガンの文章を追加しました。

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