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25.ムラムラします

いつも見てくださってありがとうございます。今回下ネタ回です。楽しんで頂けますと幸いです。


ゴブリンを退治して、熱烈歓迎を受けて、目が覚めると6日目の朝である。


昨晩のゴブリン集団による激しい戦闘の後、


俺はデルヘナ村に帰ってきて、村人たちからの嬉しい歓迎を受けたのだが、


その時の意識はほとんどなかった。勿体無いと今になっては思うが、どうしようもない。


その後、俺の仲間たちに看病されてすっかり元気になった。


それはいい。


だが、正直言ってこれだけ女の子というか、女性たちに囲まれて生活していると……ムラムラします。


すごくムラムラします。



特に、エレナさんのすごく双丘の大きい胸とかムッチリお尻とか。


あれは強烈だ。やばい、何だあれは?動く破壊兵器か何かだろうか。


俺はですね、外見は普通の平凡な男なので生理現象の一つや二つあるんですよ。


でも、突然異世界に飛ばされて、ナビゲーターのナビたんが来てからというもの。


正直、スル機会がなかったのよね。


だってスマートフォンを常時身に着けておかないといけないから。


ナビたんは、本来であれば、スマートフォンの中に住んでいるらしいのだが、


このナビたんは俺にベタベタくっついてきたので、中々一人でできなかった。


しかし、ここ数日になって、良い夢を見るようになった。


気持ちいいというか、何というか。 


大抵、女の子とイチャイチャしている夢なんだけど。 いつも最後は解放感に満ち溢れる。


その夢を見た人は、男性特有の生理現象がない。うん、何でだろうね?


おかげで、一人でコソコソと隠れてしなくても済んでいるのだが。


これも異世界特有の現象なのだろうか。





俺は、エレナさん宅、2階の寝室で一人でスマートフォンの画面とにらめっこしている。


先ほどエレナさん宅の1階にて朝食を取った後、


いつものメンバー(俺、クリム、シロ、ナビたん、クロ、シロ、キー、エレナさん、イルディッシュ)で


話し合いを行ってから俺はまた2階に戻ったのである。


他のメンバーは何をしているかと言えば、エレナさんは買い物、掃除に洗濯など。


奴隷少女であるクロ、シロ、キー達は、エレナさんの荷物運びなどのお手伝い。


ナビたんは、今日も変わらずお供のスライム6匹たちと一緒にいる。


ナビたん曰く「近くの草原でモンスターを倒して、レベルアップをしにいくのーっ!!」だそうだ。


まあ、この近くの草原だったら心配ないだろう。


強い魔物も湧かないだろうし。いざとなったら、ナビたんだったら、モンスターテイム初級スキルで、

草原のポ●モンGETだぜっ~!とか言ってなんとかなりそうだ。



死霊術師ネクロマンサーである”イルディッシュ”の場合、土壁の後には、昨晩からのゴブリンの死体や残骸がたくさん未だ残っているので、それをスケルトンに変える作業を行うのだという。その作業には、冒険者ギルド職員のゼーガンさんも同行するようだ。


俺たちは、冒険者ギルドに所属しているので、今回のゴブリン退治は金銭などの報酬も当然に貰えるらしいので、その分を正確に図るためぜーガンさんと一緒に同行しているみたいだ。


大変ありがたい話だ。 


ちなみに、死体から召喚した昨日のスケルトン達は一体どうなったのかというと、


イルディッシュ曰く、「スケルトン達は、異空間に戻したから、その分も召喚可能だよ~?」とのことらしい。


何それチートやん、とか思ったが、俺のスキル”アイテム∞ボックス”も大概チート性能なので、今さらどうこう言えないな。



ツンデレ少女”クリム”と白騎士”ホワイト”は、一緒になって自己の鍛錬を含めて、いまだにゴブリンが残っていないか”ゲンショの森”に向かっているらしい。


まったく、俺が作ったキャラクターの割には随分出来が良すぎる。




そして、俺だけ、寝室の2階に引きこもってスマートフォンと睨めっこしているのだ。


うん、何でだろうね。


もっとするべきこととか、色々あると思うんだろうけど。


やっぱり日々の確認って大事だと思うのよね。


昨日は戦闘中にも関わらずスマートフォンを見たけど、ゆっくり確認する予定とかなかったし。


というわけで、自身のステータスを確認する。


―――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――

名前:ヒデキ・イケダ Lv8⇒Lv10  次のレベルアップまで 719.1Exp   (取得3707Exp)


種族:異世界人間


所持金:金貨5枚、銀貨48枚、銅貨20枚(アイテム袋に収納中)


HP:48 MP:30 攻撃力:27 守備力:28 素早さ:26 賢さ:48 運:46


称号:異世界からのサラリーマン(Exp取得の際、経験値が10%上がる)


他の称号:初めてのスライム狩り(スライム系に与えるダメージが10%上昇する)

      初めてのゴブリン狩り(ゴブリン系に与えるダメージが10%上昇する)

     ゴブリンキラー(ゴブリン系に与えるダメージが30%上昇する)

     スライムとお友達:(スライム系に対するテイム率が10%上昇する) 

      スライムベテランマスター:(仲間のスライム系の能力値を20%上昇させる)



取得スキル:オリキャラクリエイト、剣術初級、土魔法初級、夜目、騎乗


特殊スキル:異世界言語理解、アイテム∞ボックス、


総取得P:5081.6 

総取得CP:1500

残P:3220.3P

残CP:10


現在順位 189/950位 前日比 +-0


持ち物:仕事道具が一式入った鞄、スマートフォン、財布、新刊ライトノベル7冊が入った紙袋…etc

(スマートフォン以外、アイテム∞ボックスに収納中)、スライムの核×23個、錆びた短剣、錆びた剣、棍棒…背広のジャンパー、ズボン、ホワイトシャツ、ネクタイ、ボクサーパンツ…etc


服装:冒険者男(軽装服)一式


冒険者ランク:F


戦力評価:F+

―――――――――――――――――――――――――――――――――――――――


レベルがいつの間にか2つも上がっている。


おそらく、あのゴブリン・ロードの経験値が良かったのだろう。


最後の捨て台詞がすこし気になるが。


それはともかく、もう2度と戦いたくない。命がいくつあっても足りないし。



他に気になったところは、ゴブリンキラーの称号も貰っているところか。


そして、一番気になっているポイントだが、これまた沢山取得しているのだ。


合計で3220.3Pポイントである。


これほど貰ったことは今までないだろう。


そしてポイント総取得、順位ランキングを確認すると、


この間は259位だったのが、一気に上がって189位だ。


それだけ貰ったポイントの量がすごかったのだろう。


まあ、俺は仲間たちや村の人を守るために必死に頑張った結果だから、なんとも言えないが。


ともかくこれで、色々使いたいスキルとか、ポイント交換できる日用品を買える目途がたったから大事に使っていかないと。


目指すは、異世界でも使える元の世界が映るテレビだ。


必要Pポイントは、1万Pポイント。 


なんでこんなのあるんだよ?とか色々と言いたいが、あるんだから、あるのだろう、うん。


動力源は、魔力で動くらしい。これさえあればっ!!アニメに飢えることはないっ!!


そして俺は決意を新たにポイントを貯めようと決意しながら、


他に使えるスキルがないかな~と、ポイントのカタログを眺めるのであった。




同時刻―――”ゲンショの森”。


ここは、低レベルの魔物が出現することで近隣の村には知られている。


そこに、マントを羽織った赤い髪の少女とマントを羽織った全身武装の白い騎士が森を掻き分けて進んでいた。


そう、それはツンデレ少女”クリム”と、白騎士リビングアーマー”ホワイト・ナイト”である。


「ふう~……どうやら、ゴブリン達はいないみたいね~」


日本刀を構えているクリム。


周囲が木々で囲まれている為に、気配で魔物などをいないか確認しているが、


どうやら反応する気配はなかった。


それを確認しながらクリムは鞘に戻し、ホワイトは警戒心を解く。


「ええ、そうですね、お姉さま」


言いながらも、ホワイトは、クリムと共に警戒心を解きつつも、無意識にクリムを眺めてしまった。


実は、ホワイトは一つ、気になっていたことがあったのだ。


白騎士リビングアーマーである彼女は、


寝る時は、基本的に部屋の隅で、直立不動で寝るのである。


そのため、寝ているとは言っても、本能が起きているため、誰かが動いたことなどは分かってしまうのだ。


毎朝、まだまだ周りが暗い中、クリムはいつもこっそりと起きて、2階に上っていくのを確認している。


そう、それはご主人であるヒデキの寝室しかない。


たまにナビたんがいるようだが、ここ数日は、お供であるスライム達と一緒に倉庫で寝ているのを確認している。


ということは、必然的にヒデキにしか用事がない。


30分ほどだろうか、再びクリムは顔を赤くしながら、ゆっくりと階段から降りてくる。


そして、いつもの定位置で寝るのだが。


その現象が気になっているのだ。


白騎士リビングアーマーといっても、彼女はヒデキに作られたモンスターである乙女。


ヒデキが持っていた知識というものもある為に、色恋沙汰には敏感なのだろう。


無論、彼女もクリムがヒデキを好いているということは、


分かってはいるのだが、自身もご主人が好きなために、それを中々言いだせないのだ。


クリムがホワイトの視線に気付いのたのだろうか、クリムが顔を傾げる。


「えっと?どうしたのホワイト?」


「いえ……なんでもありません、お姉さま」


「そう?それならいいんだけど、さっさと帰りましょう、マスターも心配するでしょうし」


「ええ、そうですね」


結局彼女は、クリムがヒデキに何をしているのか、聞き出せなかったのだ。


ヒデキを巡る恋の行方は如何に。


次回内容も未定です。 次回更新予定日9/24


10/8 ステータスにて不備がありましたので、修正致しました。

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