プロローグ
どうもウエミヤと申します。この物語は、異世界でオリキャラを作って、そのキャラ達や道中で出会った女性達とラブラブイチャイチャを目指すストーリーの予定です。生暖かく見守って頂けると嬉しいです。
異世界に、何で人間って飛ばされるんだろうね?
そんなことを聞いても答えてくれる人なんて神様ぐらいなんだろうけども。
俺はそう、聞きたかった。
何故ならば、今俺は周りが木ばかりで先が全くもって見えないほどの密林の中にいるのだ。
それも会社帰りの背広姿で。
俺は、普通の会社員のIt会社に勤めている(22歳独身)で
今年から社会人として働いている。
顔も平々凡々な無個性な顔で黒髪の短髪、仕事での成績は可もなく不可もない。
そこらへんにいるであろう会社員で、ラノベが特に好きなオタクである。
季節は、9月の中頃でようやく涼しくなってきた頃だった。
今日は定時上がり(夜7時に終わり)その会社の帰り道に、本屋により前々から欲しかった新刊のライトノベルを買ってホクホク顔で帰宅中だった。
そんな、俺のささやかな幸せが舞い踊る今日に限って、謎の現象が起こった。
いつも見慣れた風景、会社から歩いて徒歩10分の閑静な住宅街を歩いていた。
普通なら市街地に囲まれて、少し明るい夜道を歩いて帰っている筈なんだけども、見渡す限り、周りの空間が白く光っていた。
白くなっているというよりは、光で溢れかえっているといった方が正しいか。
俺は薬とかで幻覚をみた分けでもないし、極度の疲労で疲れていたわけでもない。
その白い光が俺を周りから押し囲むように包こみ、その余りの光の眩しさに目を閉じて、しばらくして開けてみると―――
―――気が付けば俺は 奥深い密林の中。
今に至るわけだ。それこそ、ネットだとグンマーと言われるぐらいの場所だと思う。
グンマーの人には大変申し訳ないが。
ここは秘境の森と言われても、俺は納得せざるを得ない状況である。
周りがピーピーと鳥が鳴く声や、ギャーギャーと猿の鳴き声っぽい音が辺りに響いているからだ。
俺は仕事帰りの背広姿で、鞄と紙袋を抱えながら、ボーゼンと立ち尽くしていた。
「どうすんのよ、これ…?やっぱり、夢?」
うん、そうに違いあるまい。
背広姿で、ラノベが入った紙袋と仕事鞄を持って、異世界に行くなどナンセンスだからだ!
まあ、最近のライトノベルだと、20代後半や30代後半になってから異世界に行く作品は割とあるけども。
けっこう好きで、よく読んでいたりしましたけども、いや~まさか、俺がそうなる筈はないよ。
ハハハハハハ、そうそう、これは夢なのだ。
頬を思いっきり右につねってみると
「いてええええええええっ!」
おもいっきり痛かったので、俺の情けない声が、密林に響き渡る。
普通に痛かった。ということは……夢じゃないのか?
すると、タイミングを見計らったかのように、
唐突に俺のポケットに入れていたスマートフォンのバイブレーションが鳴る。
それはメールが着信した合図だった。
もしもこれが異世界であるならば、メールなんて来るはずがない!
俺は、異世界の話を読むのは好きだが、あくまでも読む側だ。
異世界に行って美少女な女の子とイチャイチャラブラブなハーレムを作りたいとは思うが、あくまでそれは妄想でいいのだ。
そんな肝っ玉が小さい男(22 独身)である。
現実世界では大人しく、ライトノベルを死ぬまで読めたらそれでいいわけだ。
そして、そのメールの中身を確認すると、このようになっていた。
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差出人:神様 件名:異世界に飛ばしたよ
「やーやーおめでとう!!君たちは、スマートフォンを持つ人間からランダムで選出された運がいい人間達だ!!very good!!ここは異世界”レナトゥス”、君たちが知っている世界とは違うぞ!ファンタジーで剣と魔法とモンスター、そして”スキル”が使える世界だ!好きなことをして、ほかの誰よりも多くPを稼いでくれ!それでは検討を祈る、by神様 」
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以上が、メールの内容だった。
どうやら、俺、池田秀樹は異世界に来てしまったらしい。
次回は本編を載せる予定です。そして、絶賛迷走中です。次回更新予定8/27
9/14 RE:を件名に修正致しました。
9/15 異世界"レナトゥス”を追加しました。一部文章を修正しました。