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12.会議

前回の続きです、いつも生暖かい目で見て頂いてありがとうございます。

異世界に来て2日目、時刻は昼。


冒険者ギルドにて、白髭でダンディなゼーガンさんに、


ギルドカードを発行してもらった俺たちは意気揚々とエレナさんの家に戻ってきていた。


そして現在、俺、クリム、ナビたん、クロ、シロ、キー、エレナさんの面々で


会議を進めることになったのである―――


「さあやってまいりました、今後をどうするか第一回目会議の始まりだーっ!!」


「イエーーイッ!どんどんどんっ!!パフパフパフッ!」


俺とナビたんが音頭を取った。


エレナさん宅の机の上を会議場に見立てて


皆と今後、どうするべきかということを話す会議をこれから開催するのである。 


うん会議って大事だよね?いいか悪いかは置いておいて、皆で話し合うということは大事である。


「どうしてマスターとナビたんはそんなにやる気なのよ?」


とクリムに聞かれたが


「そうだな……特に意味はないっ!!」 「うんっ!ないねっ!!」


テンションは高い方が進みやすいかなというその程度の認識である。


「そ、そうなのね……」


最近クリムが冷たいゾイ。



「それじゃあ、まず皆の意見を聞きたい!」


「はいはいっ!!私の意見いってもいーいっ?」


ナビたんが勢いよく手を上げる。


「うむ、ナビたんか、言ってみたまえ!」


「うんっ!みんなで草むらにポ●モンGETしにいこうよっ!!せっかく冒険者カードつくったんだし!」


「だからポ●モンいねえよおおっ!?そもそもGETする為のボールがねえっ!?とりあえず保留な」


ブーブーと、ナビたんは言っているが、話が進まないのでクリムに話を振る。


「そうね~……私は、特に目的がないならここにのんびり住めばいいんじゃないと思ってるわよ?」


クリムは至極真っ当なことを言った。


「上に……同じく」


シロも同じ意見のようだ。


「クロはどうすればいいと思う?遠慮なく言ってくれ」


俺に話をいきなり振られて困惑していたのか、クロはどもっていたが、


「私はその……ヒデキ様の傍にいられればそれで充分です……」


破壊力の抜群の言葉ぐぁああああっ!?俺の心にダイレクトアタックされてるううっ!?


「ふふふっ……私は、もちろんヒデキ様がこの街にずっと住んでくれるのが一番だと思っていますよ……」


そしてクロに負けじと俺にウインクをしてくる魅惑的なエレナさん……ごくり。


最後にキーに意見を求めたが


「……しね」


あれ??前は少しデレてくれたのにそんな汚物を見るような眼をしてくるんですかね!?


反抗期ですかね!?


「まあ、結局のところみんな、マスターの言うことに従うわよ」


クリムが皆の意見をまとめた。


「結局のところ、俺が決めるしかないのか……」


「そりゃそうでしょ?だって、マスターを中心に皆動いているわけだし……当たり前じゃない」


確かに、俺が動いて皆と出会えたわけだし、ここは俺が決めないといけないのか……。


よし、俺はもう正直になるぞおおおお!!


「俺はこの村を発展させて、皆と一緒にここに住んで幸せな生活を送るっ!」


そして、ハーレムを築くのだああああああ!!!


こうして俺は、このデルヘナ村に住むことになり、


ここを発展させていくことになったのである。




「とは言ったものの……何をすればいいと思う?」


村に住むと決まり、エレナさんに許可も貰った(むしろこのまま住んでくれと言われている)わけだが、


さてこれからどうすればいいのだろうか。


「マスター……何も考えてなかったのね……」


「すまん、皆の意見をオラにもう一度言ってくれ、頼む」


「そうね……また、ゴブリンが襲ってくる可能性もあるから、ゴブリン退治とか?

後、村を守る戦力の増加とか」


クリムが言う通り、ここデルヘナ村は元々人口が多くない村で、100人ぐらいが暮らしている村らしい。


主にこの辺りに生える薬草を詰んだり、農業をしたりして生活をしているらしい。


この辺りの村の中ではもっとも住んでいる人数が多い村らしいが。


それでもこの村は、前のゴブリン達の襲撃により男達が戦いけがをしたり、死んでしまったので


男手が圧倒的に減っているそうだ。


なので、この村は特に女性達の方が比率的に多く、今後も魔物達におびえる日々が続くのだろう。


そう考えると、魔物退治とこの村の防衛戦力を揃えるということは課題になりそうだ。


「そうだな、クリムが言う通りまずは、魔物退治と村の防衛戦力を整えないとな」


「はいっ!はいっ!それならポ●モンGE―――」


「ナビたんの話はあとでな……ん、そういえば、ナビたん、俺のあのスキルって今日は使えるよな?」


「ブーブーっ!……スキルっ?もちろん使えるよっ!そのスキルは一日一回だからねっ!でもなんで?」


「なるほど……ということは、戦力を集めることはなんとかなりそうだな」


そう、俺のスキル”オリキャラクリエイト”を使えば。好きなキャラクターが作れるのである。


「あの、ヒデキ様その話が見えませんが…それは一体……?」


エレナさんやクリム、他の4人も話が見えないのか目をパチクリさせている。


「ええと、それはですね――――――――」


俺はスキルの概要と、今後の方針の大まかな説明を皆にしたのであった。



クリム達との会議が終わり、そのまま解散としたので、


皆には思い思いに過ごしてもらっている。


クリムは、体を動かしてくると言って、村の周辺の見回りに行くそうだ。


クロ、シロ、キーに関してはエレナさんのお手伝いをするとのことだ。


なので、しばらく俺はエレナさんから使っても良いと言われた2階の部屋にて、ナビたんと一緒にいる。


別に一緒に特別なナニをしようってわけではない。


今までステータス確認やポイントが貰えるクエストを確認していなかったから、確認するだけである。


色々と忙しかったからな、昨日から。主にスライム退治、ゴブリン退治などで。


まずは、スマートフォンを開き、ホーム画面を確認すると、プレゼントマークがあった。


中身を確認してみると、

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

神様から異世界転移者へ:クエスト達成ボーナス! 4件の表示


Info:クエスト”パーティメンバーを編成しよう!”を達成しました!

Info:100 ポイントが支給されました。

Info:クエスト”冒険者ギルドカードを手に入れよう!”を達成しました!

Info:500 ポイントが支給されました。

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー


との内容だった。 


「どうしてクエストが達成したら教えてくれなかったんだyp?」


ナビたん曰く「だって~…BGMを口で鳴らすの疲れたもんっ!」


どうやらレベルアップやクエスト達成の度に音楽を鳴らすのは、ナビたんにとっては面倒らしく


マナーモードにしているとのこと。


まあ、確かに会話している最中にテレテッテッテーっ♪て毎回言われたら変な感じだろうからな。



その他にステータスの確認をしていると、新しく以下のようなものが掲載されていた。


ーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

P総取得1805.3 現在順位 256/975位

-------------------------------------


「なあ、ナビたん、この順位って新しく出て来たんだが…これはなんだ?」


「ええとね、これは今までヒデキが全部で取得したポイントを表示していて、この世界にやってきた中でのポイント取得数が多いほど、順位が高くなるんだよっ!」


なるほど、よくあるゲームでスコアが高いほど順位が高くなるとかそういうものか。


となると、この975人中の256位ということになるわけだよな。


「あれ?……なあ、ナビたん、確か、この異世界に飛ばされたのは1千人ほどいたよな……?」


「うんっ!そうだよっ!でもね~……もう死んでるから、気にしなくていいよっ!!」


「え?それじゃ……この千人から減ってる人数は……死んでるから、その分減っているということか?」


「もちろんっ!でもライバルが減った方がいいよねっ!報酬とかもらえやすいしっ!!」


俺は、今まで気にしていなかったが、やはりここは異世界だ。


当然死ぬこともあるのだと。


これからは、十分に注意をして行動しなければならないだろう。


そして俺は、2回目のスキル”オリキャラクリエイト”を発動させるのであった。


●今回取得したポイント

クエスト”パーティメンバーを編成しよう!”を達成:100P

クエスト”冒険者ギルドカードを手に入れよう!”を達成:500P


合計 600 ポイント取得


残65.3P⇒665.3P 


総取得:P

1205P⇒1805P


次回はオリキャラクリエイト回の予定です。たぶん。 次回更新予定日9/10


9/17 ステータス表記を削除しました。

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